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主人公の弱さにつけ込むママ友
主人公のカモ田さんと、問題のママ友・クレ子さんの出会いは引っ越し先の幼稚園です。はじめての土地で心細く感じる中、クレ子さんに声をかけられたカモ田さんは、コーヒー1杯が1,500円もする高級カフェでお茶をすることに。
カモ田さんが夫の厳しいお金管理に苦労していることをクレ子さんに打ち明けると、クレ子さんは激しくまくしたて、カモ田さんに同情するそぶりを見せます。「自分を卑下しすぎ」といい、カモ田さんの思いをわかってくれるような様子に、カモ田さんは心を開いてしまいました。
カフェでの会計時「お財布を忘れちゃった」というクレ子さんに対し、カモ田さんは会計を立て替えることに。この立て替えが、その後の大トラブルに発展するなんて、その時は想像もしていなかったのです。
ママ友の態度はエスカレート
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クレ子さんについて「怪しい」と言う夫に強く反論したカモ田さん。しかし、その後も再び財布を忘れるクレ子さんに対して不信感がつのります
お金を返してくれるように強く要求すると、返されたのは1,000円だけ。本来はもっと貸しているのに、全額は返す気がないようです。お金に執着するクレ子さんは一筋縄ではいきません。
ここまでくると、立て替えたお金の額よりも精神的なダメージのほうが大きいのではと思うような展開です。
このままじゃ終わらせない!ママ友との死闘
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クレ子さんに突き飛ばされたカモ田さんですが、クレ子さんの本性に気づいてからは負けずに追いかけるようになりました。この攻防戦のあと、カモ田さんは夫に相談。クレ子さんの夫も巻き込み、お金を返してもらうことができました。
引っ越しの不安や、夫への悩みなど心の小さな隙間を逃さなかったクレ子さん。相手の弱みに付け込んで利用しようとする人は、意外と身近なところに隠れているのかもしれません。
本作『ママ友の財布』は、体験者カモ田さんの心情やクレ子の表情もていねいに描かれています。「このままじゃ終われない!」と奮闘するカモ田さんに注目です。