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同年代との会話で、固まってしまう子
ポム子ちゃんは、家では話すことが大好きな女の子。周囲の大人とも礼儀正しく元気にコミュニケーションができます。しかし、同世代の子と交流をしようとしたり、集団のなかに入ったりしちうとすると、恐怖心が強くなり固まってしまうポム子ちゃん。
かあさんさんは、そんなポム子ちゃんの意志を尊重し、ゆっくりと向き合っています。学校には週に数回、給食や放課後だけの登校として、家庭学習を進めているそう。本人にしか分からない恐怖心を想像し、寄り添うかあさんさん。そんな日々に、ある日変化がありました。
友だちが欲しいと思い、恐怖心と戦う娘
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週に数回の登校の中で同世代の子どもと短時間の交流を積み重ねて、少しずつ慣れていく練習をしているポム子ちゃん。
気を許せる相手ができ、自分からもっと関わりたいという思いが出てきたのは素晴らしいことですね。かあさんさんもうれしい気持ちだったのではないでしょうか。
娘に合う居場所が見つからないもどかしさ
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同年代の子との交流を深めるため、ポム子ちゃんと同じように学校以外の場所で学んでいる子が集まる施設を訪れたポム子ちゃんとかあさんさん。しかし、この施設は親の同伴ができず、ポム子ちゃんの不安にも寄り添ってくれる様子がありませんでした。
親の付き添いがないと教室に行けないというポム子ちゃんに「ダメかぁーーー」と大きなため息をついた施設長。その発言はかあさんさんの心に深く突き刺さってしまったのではないでしょうか。
うまくいかないことで、もどかしやさ不安を一番感じているのは本人。否定せずにわが子の気持ちを受け止めてあげたいですよね。
わが子なりに成長する姿を信じてあげよう
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ポム子ちゃんとかあさんさんは改めて別の場所を探し、そこで同年代の子との交流のきっかけをつかむことができました。
ポム子ちゃんは少しずつ、自分で恐怖心を克服しようと努力を続けていることが分かります。遊んだあとに、楽しかったと思えることはとても素晴らしいことです。たとえ明日は恐怖心が勝っても、楽しかったという経験があれば少しずつ道はひらけるように思えます。
親として子どもの力を信じ、そっと見守る大切さを感じる作品です。