©ママリ
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最初はうまく分担できていたはずなのに…
真由と雄二は共働き夫婦。2人の子の保育園の送りは以前は夫の雄二がしてくれていました。
しかし、雄二の仕事が忙しくなり、真由の負担は徐々に増える一方に。激務の雄二は毎晩帰りが遅く、ゆっくり話う合うこともできていない2人。果たして大丈夫なのでしょうか…。
ワンオペで日々疲弊、仕事も育児もうまくいかない
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仕事をしながら育児をするということは本当に大変なこと。真由の職場はとても理解があり、早退なども柔軟に対応をしてくれているようですが、度重なる急なお迎えに真由は肩身の狭い思いを抱いているようです。仕事を思い切りしたくても、子どもがいる以上は子どもを優先するしかない現状に、モヤモヤしている様子がわかりますね。
「雄二は私がお迎えに行って当たり前と思っている」という気持ちがありつつ、肝心な雄二本人とは話ができていない真由。一人で抱え込んでいる真由が心配です。
日々の忙しさにかなり疲労がたまっている中ですが、夫が激務である以上、頑張るしかないという状況の妻に共感する方はいるのではないでしょうか。
そんなある日、保育園で真美がお友だちとトラブルを起こしてしまいます。慌ててお迎えに行く真由。保育士によると、真美がお友だちを突き飛ばしてケガをさせてしまったとのことですが…。
子どものトラブルも、夫と話せない
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共働きをしている理由は家族によってそれぞれですが「家族の幸せのため」「余裕を持って家族が笑顔で生活するため」といった考えを持って頑張っている方はいると思います。その「幸せのため」であるはずの共働きで、子どもが寂しい思いをしている瞬間を目にしてしまったら、親としては悲しくなるかもしれません。
こんなとき、同じ立場で支え合える夫がそばにいてくれたら気持ちを共有し、解決に向けて前を向けるのですが…「雄二はきっと今日も遅い」というト書きからは、真由の不安がにじみでています。
家族のための共働きのはずが、思ったようにうまくいかない、かえって家族のきずなを揺るがせている気がするといった瞬間は、どの家庭にもあるのかもしれません。このような時こそ、夫婦で働き方について話し合う機会を持つなど、お互いの負担感をやわらげたりするために行動したいものですよね。
大切な家族を守るための共働き。夫婦で同じ方向を向いて頑張るためには、お互いへの信頼が何よりも大切だと考えさせられるお話です。
お互いに歩み寄る大切さ
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その後、真由と雄二は話し合いの時間を持つことができ、真美への誤解も解くことができました。そして、この出来事をきっかけに雄二は家族への寄り添いを意識し、家族と仕事への向き合い方を変えることで円満にすることができたようです。
時には気持ちがすれ違ってしまうことはありますが、それをやり過ごすのではなく、きちんと立ち止まって家族全員で解決へ向けて話し合いをしていけるとよいですね。夫婦の在り方、家族の在り方について考えさせられる作品です。