「我慢させる」より「自制心を育てる」を意識して
まず知っておきたいのは、子どもは自分の気持ちに素直に行動すること。「欲しい」「やりたい」という気持ちを、簡単に我慢できません。そのため、ただ「我慢しなさい」「それはダメ」と言うだけでは、気持ちのコントロールができません。
我慢させることよりも「自制心を育てる」と考えるのがポイントです。では、自制心はどのように育てるのでしょうか?
ルールのある遊びで決まりを守れるようになる
子どもの自制心を育てるためには、ルールのある遊びがおすすめです。日々の生活のなかで小さなルールを守る経験を積み重ねていきます。ルールを守るうちに、大人と決めた約束を守る習慣をつけられます。
まずは、遊びにルールを取り入れることで、楽しみながら自制心を身につけられます。おすすめの遊びは以下のとおりです。
- 今からママのダンスをまねしてみてね
- 「いいよ」って言うまで、おしゃべりしないでいられるかな?
- しりとりは手を3回たたいてから始めよう
- 青色のブロックだけを使ってお城を作ろう
- カルタの札を取る前は、手を頭に置こう
楽しい遊びの中であれば、どんなルールでもOK!子どもが簡単に守れるルールを設けて、決まりを守ってどんどん遊ぶ経験を積んでいきましょう。
自制心が育つと、自然に我慢ができるようになる
ルールを守るうちに自制心が育ち、我慢へつながります。普段からルールを意識していれば、お店でお菓子を欲しがっても「買い物の最後にお菓子コーナーに行こうね」など、小さなルールを守れるようになるでしょう。
まずは、楽しめる遊びの中で、ルールを守る経験を増やしていくことをおすすめします。