これってイヤイヤ期?イヤイヤ期にはこんな行動をとることが
「最近よくぐずるような気がするな」と思ったら、もしかしたらイヤイヤ期が始まりつつあるのかもしれません。
ここからはイヤイヤ期ならではの行動にどんなものがあるのか紹介します。
友だちのものを取ってしまう
公園や保育園で一緒に遊んでいる友だちのおもちゃを黙って取ってしまうことがあります。
イヤイヤ期はつまるところ「自分の気持ちがはっきりしてくる」時期。友だちのおもちゃを取ってしまう裏には「これで遊びたい」という気持ちがあるのでしょう。言葉より先に行動に出てしまう。これはイヤイヤ期によくある行動でしょう。
もう少し気持ちと言葉がリンクするようになると「貸してね」と伝えられるようになるのですが、言葉がすぐに出てこないこの時期は言葉よりも先の行動するため、友だちやママに「ごめんね」と言わなければならないことも増えるかもしれません。
できないことでも自分でやりたがる
自我が芽生えてくると、自分のことは自分でやってみたくなります。
まだ上手にできるはずもないのでママは大変ですが、自分でやってみるまで納得しないこともあります。
着替えやお風呂など、初めはうまくいかないことも繰り返しチャレンジするうちに上達することもあるので、「自分でやるの!」の気持ちには気長に付き合いましょう。
終わりに納得できずぐずる
公園でたくさん遊んだのに、何度言っても帰ろうとしないこともあります。泣きじゃくりながら駄々(だだ)をこねている子どもを見かけること、よくありますよね。
もう終わりだとわかっているのですが、「遊びたい」という気持ちが自覚できるようになったため、その気持ちのままにぐずってしまうのかもしれません。
同じ洋服ばかり着たがる
筆者の息子は、毎日透明の長靴を履きたがりました。晴れていてもおかまいなしに。かわいい柄の靴下と合わせて気が済むまで履かせていましたが、半年くらいは続いたと思います。
自分の好みが出てくるため、「お気に入りを着たい」という気持ちのままに行動したがります。洗濯もできず大変なこともありますよね。
イヤイヤ期に直面したら!どう乗り切る?
魔の2歳児まではもう少しあるから大丈夫だと思っていたら、1歳児にもイヤイヤ期があったとは…というママもいるかもしれません。
言葉も通じず、どのように接したら良いか悩むこともありますよね。
イヤイヤ期のわが子に有効な接し方のヒントを紹介します。うまくいかないこともありますが、それぞれに合った方法がきっとあると思うので、まずは気軽に試してみるのはいかがですか。
イヤイヤ期に有効な「リピート・クエスチョン・リクエスト」
リピート・クエスチョン・リクエストという接し方について聞いたことはありますか。
ワールド・ファミリーでのインタビューの中で、日本キッズコーチング協会 竹内理事長がリピート・クエスチョン・リクエストについて説明されました。
子どもの自立を促すことができるとされる接し方「RQR」(リピート・クエスチョン・リクエスト)。まず、子どもの気持ちを受け止める「リピート」。
次に「クエスチョン」を投げかけることで、子どもが自分の希望を言葉で伝えるよう促し、最後に子どもの答えに合わせて具体的な提案をすることで「リクエスト」します。
このような会話を通じて、子どもはただ泣くだけでなく、自ら考えそれを言葉で伝えることを学びます。
具体的にどのようにできるか、もう少し詳しく考えてみましょう。
【STEP1 リピート】子どもの行動を実況中継する
1歳児は、まだ自分の状況や気持ちを言葉で伝えることができません。そのため、すぐに泣いたり大きな声を出したりして、自分の要求に気づいてもらおうとします。
そのようすをよく観察し、子どもの要求をママが代弁してみましょう。「おなかがすいたね」「こけちゃったね」など、子どもの気持ちや行動を実況中継してあげます。子どもがマネして言いやすいような簡単な言葉を選びましょう。
子どもの気持ちを受け止めていると伝えることが目的です。「イヤ」や「悲しい」などの気持ちをママがわかってくれていると、それだけで落ち着くこともあります。
【STEP2 クエスチョン】子どもの気持ちを質問にして投げかける
次に会話を進める「クエスチョン」は、「何か食べたい?」など、受け止めた子どもの気持ちに合わせて質問を投げかけます。
やさしく話しかけてもらうと、ママの声を聞こうとして静かになる子もいれば、それだけでは落ち着かず泣き続ける子もいるでしょう。
ここで目指したいのは、子どもがどうしてほしいと思っているのか、自分で考えるよう促すこと。会話が成立しなくてもあせらず、「食べたくないの?」など違う質問をしてみましょう。
【STEP3 リピート】いくつかの解決策を提案する
すぐに泣きやんでくれなくても心配しないで。この時期はよくあることなので、あせらず話しかけ続けましょう。
「何か食べる?」「お気に入りの本を読んであげようか」「あっちで遊ぶ?」など、いくつか選択肢を示して子どもの「リクエスト」を見つけましょう。
希望のものがあれば、うなずいたり指をさしたりして伝えようとします。話しかけているときは、小さなサインを見逃さないよう子どものようすをしっかり見てあげてください。
- ディズニー英語システム「自ら学ぶ子を育てるキッズコーチング(後編)」(https://world-family.co.jp/why/news/201709-04.html,2021年3月11日最終閲覧)
ついつい叱ってしまう..イヤイヤ期の叱り方で気をつけたいこと
子どもと一緒にイライラしてはいけないと思いつつも、毎日のこととなると、ついカッとなることもありますよね。
ママたちは叱り方でどんなことを気をつけているのでしょうか。ママリに寄せられたママたちの声を紹介します。
何よりも、愛情が大事!
それは、愛情不足の子どもによる未成年の犯罪・自殺などが増えてるからです。。。
保育園の先生や幼稚園の先生は頭ごなしに怒りませんし(まれにいますが。。。)、私も職場でも家庭でもその様なことはしません!
怒らなくてもキチンと話せばちゃんと成長してくれますよ(^^*)
子どもの頃は甘いくらいが丁度良いと私は思います(*´Д`*)
だからといって厳しいことが悪いとも思いませんが。。。ケースバイケースで主さんも叱っていくようなので、大丈夫だと思いますよ!

子育ては基本的に20年計画。だから、1歳ですぐに何かの成果を期待すること自体、ちょっと無理があるのかもしれません。
長い目で見るよう心がけましょう。
子どもは、怒られている理由が理解できなくても、親の真剣さや愛情を感じ取っています。すぐに泣きやんでくれなくても、それはママが嫌いで泣いているのでも、ママがダメなのでもありません。
泣きたいときはやさしく抱きしめて、思いっきり泣かせてあげましょう。
言葉が理解できるようになることを目指す
ただ、自制心はまだ育ってないので「言ってもやってしまうのが当たり前」とこちらが思っておく事も必要だと思います。
でないと「言ってるのにどうしてやめないの!??💢」ってイライラしてしまうので、自分が損です!笑
「危ないからやってはいけない」という言葉を理解する事と、それを行動に活かせるかどうかは全く別件なので
まだまだ「言ってもやめない!!」と腹を立てるんじゃなくて、危ない事は「いけないよ」と言いながら手を掴んだりしてやめさせるとか
ここは危ないよ!と、サッと他の場所に連れて行って、他の事で気を引くとか
危ないものは絶対届かない場所や扉にガードを付けて開けられないようにしておく、などの事前対策や物理的な対処法が必要な時期だと思います😃

子どもの成長は本当に早いものです。今日は通じていなくても、明日はママの言葉をちょっと理解できるかもしれません。
まだ小さいからわからない…とあきらめてしまうのではなく、「この積み重ねが、かわいい会話につながるんだ」と考えてみては。通じていないように思えても、意外とそうではないかもしれません。
具体的な対策も欠かせません。親の目が届かないこともあるため、「ダメ」と注意しなければならないようなものを子どもの手の届くところに置かないことで、子どもの「イヤ」を減らせるかもしれませんね。
強めに言うことも必要

子どもは親の言葉すべてを理解できるわけではなりませんが、表情や語気から多くを学んでいます。
すぐに言うことを聞かないときでも、真剣に言わなければならないことは、きちんと目を見て真剣に言って聞かせるようにしましょう。危険なことや悪いことをしたときは、き然とした態度が必要です。
キツめに注意することに気後れや罪悪感を抱くママもいるかもしれませんが、真剣に叱ることも親の大切な役割のひとつなので、子どもの性格や理解力に合わせたルールを作り、きちんと守れるように教えましょう。
高いビルの屋上の柵がしっかりしていれば安心して走り回れるように、親が必要なことをはっきり教えてくれれば、子どもは安心してのびのび成長することができるものです。
子どものモヤモヤを解消してあげよう!
1歳児のイヤイヤ期は会話が成立せず、パパママにとって子育てのストレスも大きくなる時期かもしれません。
ただそれは子どもにとっても同じ。子どもも自分の気持ちをうまく伝えることができず、もどかしさやイライラを感じています。
子どものモヤモヤを解消してあげるために、どのような接し方ができるのでしょうか。
気持ちを外に出させてあげる
イヤイヤが始まると、親はまず泣きやませようとします。外出先など人目につく場所では特にそうかもしれません。
でも小さな子どもにとって、泣くのはごく自然なこと。大人になっても、思いっきり泣くと気持ちがスッキリすることがありますよね。言葉で伝えられない分、子どもは大人以上にたくさん泣きたいんです。
この時期は、あまり人目を気にしすぎず、泣いていることにあせりや罪悪感のようなものを感じることがないようにしましょう。
ママが思っている以上に、まわりは温かく泣き声を聞いているものですよ。
モヤモヤを発散させてあげる
言葉にできないもどかしさやイライラを思いっきり発散できるような、安全な遊び方を教えてあげましょう。
やわらかいボールを投げたり、トンカチで思いっきりたたいたりできるとスッキリします。この時期に、投げて良いものとダメなものの区別を教えておくのも良いでしょう。
モヤモヤの正しい発散方法がわかっていれば、安心してのびのび遊ぶことができます。
- たっちコラム「イヤイヤ期 赤ちゃん期への 対応について」(https://www.city.niigata.lg.jp/chuo/kohoshi/jyouhouhasshin_touch/29tacchipdf.files/tacchi_colum4_1.pdf,2021年3月11日最終閲覧)
- yorisou号外①「ストレスを抱える子どもへの対応」(http://www.tdc.ac.jp/Portals/0/images/igh/other/file/makeruna_gougai02.pdf,2021年3月11日最終閲覧)
今はつらいイヤイヤ期も、いつかは終わる!
イヤイヤ期の子育ては本当に大変。先が見えず、一日が長く感じる時期でもあります。
しかしそう感じているのは、あなた一人ではありません。ママリにコメントを寄せてくださるママたちも同じように大変な毎日を送っているようです。
最近どこで覚えたのか、顔覆って嘘泣きもしますf^_^;
うちの子結構自己主張が激しくて…。
我慢する子よりは子供らしくて良いと思うんですけど、このままだったら、ドギツい性格の子になりそうで不安です(ノω・`)

少し安心しました。我が子だけかと思っちゃって…みんな通る道とは聞いてはいるものの不安です。(^_^;)
ひーこさん!イヤイヤ期乗り切りましょ!
回答ありがとうございます(^ ^)

イヤイヤ期の悩みはみんな同じなんですね。それがわかるだけでもちょっとホッとするのではないでしょうか。
会話ができるようになると、子どものイライラもちょっと減るようで、ママの苦労も軽くなりますよ。3歳を過ぎると、つたないおしゃべりがとてもかわいくて、子育ては新たな幸せを運んできてくれます。
イヤイヤ期はちゃんと終わるので、安心してくださいね。
イヤイヤ期の先につながる子育てを心がけて
大きな声で泣かれると、ママも気がめいってしまうものですよね。その気持ち、本当によくわかります。この苦労を乗り越えているのは、自分一人ではないことを思い出してくださいね。
子どもは泣くのが当たり前なので、泣いていることにばかり気を取られないように心がけましょう。
親は、子どもの何歩か先を見ていてあげなければなりません。泣いている理由を考え、それを言葉で伝えられるようになることを念頭に置いて、簡単な言葉を選び、こまめに話しかけましょう。
イヤイヤ期の接し方次第で、その後の子育ての楽しさが変わることがあるかもしれません。子どもに「こんなふうに話せる子になってほしい」と願う方法で話しかけ、接するように心がけるなら、やがて実る日が必ず来ますよ。
大変な時期ですが、今しか見られない瞬間もたくさんあるので、楽しんで子育てしてくださいね。