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お調子者な夫のつまらない冗談に呆れる
ミナミさんは、夫のカズヤと結婚をします。そして間もなく第一子であるタツヤくんを出産しました。夫のカズヤは普段はとても家族思い。家事も育児もとても協力的で、ミナミさんはとても助かっていました。
しかし、カズヤはお調子者な一面があり、将来のことを話すとすぐに「生きてるかわからない」と言うのでした。もちろん冗談ですが、場を選ばずに発言して空気が凍ったことも…。ミナミさんもすっかり注意することを諦めていました。
ただの冗談で済まないこともある。大きな後悔…
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幼いタツヤくんには、冗談かどうかということは分かりません。分かることは、大好きなパパが死んでしまうかもしれないという恐怖です。死という漠然とした概念に恐怖を感じたことはありませんか?子どものころはよくそういった感情で怖い思いをした人がいるかもしれません。
タツヤくんは絵本やテレビにも出てくる「死」という表現を必要以上に怖がるようになりました。大人にとっては白けた冗談かもしれません。しかし、幼い子どもの心を傷つけるには十分すぎる言葉なんですね。
子どもの心はとても繊細です。こんなことで、と思う言葉に深く傷ついたりトラウマをもってしまうことがあります。冗談ではすまないこともある、ということがタツヤくんの様子から痛いほど伝わりますね。
家族であっても言葉選びは大切に
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ミナミさん夫妻は、タツヤくんの心を深く傷つけていたことを重く受け止めます。特に夫のカズヤは、「どうなるか分からない」という冗談は言わないと約束をします。それからというもの、カズヤは冗談でも自分が死ぬようなことを言わなくなりました。
第二子が生まれたミナミさん一家。夫のカズヤは相変わらずのお調子者ですが、前向きで明るい冗談を言うようになりました。カズヤの冗談で、家族が笑顔になるようになりました。
人は言葉を使ってコミュニケーションをとります。だけど、ときに間違った言葉を選んでしまうことがあります。何気なく放った言葉が、相手を深く傷つけてしまうことがあるということを忘れたはいけません。特に子どもは繊細です。家族と言えど、言っていい言葉といけない言葉があることを自覚して、言葉を選びたいですね。