突然の「会社やめたい」
夫が突然、会社をやめたいと言い出したのは夏真っ盛りの時期。「転職したい」ではなく「会社やめたい」と言ってきたのです。少し前から、会社のトラブルについてチラッと聞いており、ストレスがたまっていそうとは思っていたのですが、いきなりやめたいというのは想定外。
話を聞いてみると、やめたいというのには納得できる状況ではありましたが、夫が40代半ばであることと、これまで転職活動もしてきておらず、本人がこの先どうしたいのかの見通しがたっていない状況だったこともありすぐにOKと答えることができませんでした。
夫の話を聞いて、私がやったこと
わが家は共働きで貯蓄もしているので、仮にすぐ転職が決まらなかったとしても失業給付をもらうまでの数か月間の収入が私だけになったとて大きな問題はありません。
ただ、具体的な数値感やスケジュールがわからないという不安が大きいというのが私の肌感でした。
なので、まずは今後どうなりたいのかを言語化した上で転職サイトに登録、相性のよいエージェントとつながろうと提案。夜な夜な、譲れない条件や希望、どういう業界がいいのかについて話し合いました。
また、いつごろまでに転職するのかの目標と、それに合わせた退職日時を決めようという話をしていたのですが…。
だいぶ早い退職日時を決めてきてしまった夫
転職サイトへの登録がやっとできたかな?というくらいのタイミングで、退職日を決めてきてしまったのです(笑)
「いやいやいや、ちょっと待ってよ」という言葉が喉からでそうでしたが、夫の顔が晴れやかだったので、応援する覚悟を決めました。
精神力が試された夫の転職活動
その後、仕事をしながらエージェントとの面談を始めたのですが、どうにも相性がよくない様子。「自分で探すよりも圧倒的に情報量が多いエージェントとつながるべし!他の人を探すのだ!」という私の言葉は響かないようでした…。
結局、相性のよいエージェントに出会えないまま、自分で見つけた求人に応募し、有給消化の残り2週間というタイミングでよい会社から内定をもらうことができました。
人生の中でも時間の大半をすごす職場なので、慎重に自分に合うところを選びたいもの。私がソワソワしていた以上に、本人はプレッシャーと戦っていたはず。ひとまず、無事に決まって本当に良かったです。
振り返ると、今回の転職活動で私の思考がわりと整理された気がしていて、目的と具体のスケジュール、現実シナリオと最悪シナリオの数値見立て、このあたりが言語化されていたら良かったんだろうなと…。なんだか仕事みたいですね(笑)
職場に提出する書類の準備ももたもたしていたので何度も口を出してしまいましたが、夫は夫。私は私。得意分野や考え方が違うのは当たり前なので、これからも分担しながらやっていきたいなと思っています。