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「キッチンすき焼き」家庭で最もおいしいすき焼きの食べ方
ときには、今日はちょっと贅沢においしいものを食べたいな、という気分になることもありますよね。いつもよりちょっと高いお肉を買ってみたり、一緒におつまみも買ってみたり…。たまの楽しみがあることで、日常がより彩られますよね。
投稿者・イナダシュンスケ(@inadashunsuke)さんが「キッチンすき焼き」と呼んでいる、家庭で最もおいしくすき焼きを食べるためのメソッドを投稿し話題となりました。材料もシンプルで、明日にでもすぐに試してみたくなる「キッチンすき焼」とは?
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今日の昼にやらかしたささやかな狼藉について連投しておきます。
これは僕が「キッチンすき焼き」と呼んでいる、おそらく家庭で最もおいしくすき焼きを食べるためのメソッドです。 ※1
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ポイントは他に誰もいない時の家のキッチンで、ひとり立ったまま極上のすき焼きを楽しむ、というところにあります。
ちょっといい牛肉を買ってくるところからこのイベントは始まります。今日はグラム980円のそこそこ良い黒毛和牛を130g用意。
先ずはフライパンに上白糖を敷き詰めて火にかけます。 ※2
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砂糖が溶けて一部が色づき始めたら、そこに半分の牛肉をのせ、肉にも火が通り始めたら醤油を投入。
肉を一度返して端っこに隙間を開けたら、そこにネギも入れておきます。この時点でネギはまだあくまで香り付けであり、食べるのはもう少し後です。 ※3
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第一ラウンドです。キャラメリゼされた砂糖が、肉の脂を透明にしているのがお分かりでしょうか。 ※4
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ネギを残したまま、残りの肉を入れ、火が通って汁が煮詰まる前に火を止めます。 ※5
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第二ラウンドでは、さすがにたまらず米を用意しました。ネギに手を付けるのもこのタイミングです。
もちろんこれもキッチンで立ったまま食べます。なぜかその方がおいしいです。 ※6
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最後残った卵に、もうひとつ卵を足します。汁が少し残ったフライパンで、それにふんわりと火を通し、ご飯にのせます。
腹パンになる手前で抑制するのも、最後までおいしくたべるコツです。あくまで立ち食いのむしやしないなのです。 ※7
今日のレシピです。
牛肉のちょっといいやつ 130g
白ねぎ 40g
上白糖 20g
濃口醤油 20g
卵 2個
せっかくこのスタイルなので、砂糖を限界まで増やしてみました。みりん比換算で3なので相当甘いのですが、少なくとも西日本では案外標準的な割合の範疇かとも思います。 ※8
「ちょっといい牛肉を買ってくるところからこのイベントは始まる」と語るイナダさん。このちょっとの贅沢感がわくわくします。最後の楽しみに、味が凝縮された汁と卵で締めるのもたまりません。
この投稿には「キッチンすき焼きしたらすごく幸せな気持ちになりました」「至福の一時だった。来月も開催する」という試してみた方からのコメントも多く寄せられていました。夜にひとりで極上のすき焼きなんて、幸せを感じずにはいられないのではないでしょうか。ぜひご家庭で「キッチンすき焼」試してみてくださいね。