Ⓒママリ
夫の兄嫁についに言い返したら、最悪の空気に
義母の一言に対する考え方だけで、電話越しに険悪な状態になった明子さんと私。
波風立てたくない気持ちはあれど、明子さんの自己中心的な物言いにはうんざりしていた。
大きなため息をついた明子さんは、私に対してさらにたたみかける。
明子:「沙希ちゃんは働いてるし専業主婦じゃないから、お義母さんも甘いのよ。
私みたいに専業主婦で、お義母さんに家事だ子育てだってうるさく言われて
初孫だからってベタベタされる大変さなんてわからないでしょ?」
ワーママだから甘く評価されている?
明子さんの言っていることは自己中心的すぎて理解できない。
沙希:「そんなことはないです。
確かにお義母さんに過干渉なところはあるのかもしれませんが
明子さんとダイちゃんを大切に思っているんだと思いますよ。
明子さんの気持ちも、お義母さんに言ってみてはどうですか?
私に言っても何も解決しませんし」
イライラしてついに言ってしまった。
一瞬、明子さんが息をのんだのを感じた。
そしてすぐに大きな声でこう切り返された。
明子:「なによ、えらそうに。
まあ、あなたはせいぜい義家族とうまいことやってね」
嫌味な口調でこう言って、明子さんは電話を切った。
ものの10分程度の通話だったのに、私は疲れ果ててしまい、しばらくソファーで呆然とした。
義母に連絡することに
義母に対して頼るだけ頼って
意見されたら「義母ガチャハズレ」と言って愚痴を言い
義母に気持ちを伝えるのではなく
同じ嫁という立場の私を味方につけて悪口大会をしようとする
そんな明子さんには、とても同調できない。
少し落ち着くと、義母に対して何も返信していないことに気づく。
なにをどう伝えるべきか悩んだが、連絡がきたことは伝えた方がいいと思い返信した。
「明子さんから電話をいただきました。
しばらく金曜日にお伺いするのを控えるとおっしゃっていました。
大樹くんは、もうお熱が下がってきているみたいですよ。
心配しなくても大丈夫だと思います」
義母が急に孫が来なくなって心配したり、悲しんだりする義母の様子が目に浮かんでしまい、
金曜日の訪問のことも伝えてしまった。
明子さんに知られたら何か言われるかもしれないが、まあいいかと思った。
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嫁と義母、付き合い方について考えさせられる作品
この作品では、主人公の沙希と兄嫁である明子の交流が描かれます。お互いに嫁という立場で義母とそれぞれ向き合っていますが、明子は義母との付き合いに不満を抱くようになります。
義母からの口出しへの不快感を強める明子ですが、一方で初孫フィーバー中の義母から多くの援助をしてもらっていました。中には明子の方からねだって援助を得ていることも。話を聞く中で明子の立場に共感しつつも、どこか虫の良さを感じる沙希。違和感はふくらみ、ついに関係性に亀裂が入るような言い争いをしてしまいました。
本作で考えさせられるのは、嫁と義母という関係の中での付き合い方。まず大切なのは、双方の立場を理解すること。そして、明子と義母のすれ違いからは、お互いに期待しすぎず適度な距離感を持つことが大事だと気づかされます。双方に共感しつつ、自分の親族付き合いも見直したくなりますね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています