©makosh.4
5時間も酷使した手で、もう「いきみ逃がし」はできない、と思うmakoshさんでしたが、ツライのは奥さまも同じ。手が使えないなら、足を使って、サポートを続けます。そして、陣痛が始まってから9時間が経過し、makoshさん夫婦は一睡もできないまま朝がきました。
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ついに限界を迎えた、makoshさんの手の筋肉。「私のほうがツライ」という奥さまに、「ロボットじゃないんだから、不可能」だと思います。
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「痛みは不可抗力であって、不可能ではないので、耐えるしかないのでは?」言いたいことはあるけれど、いったん飲み込みます。手がダメなら、靴を脱いで…。
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makoshさんは、使えなくなった手のかわりに、足を使って、「いきみ逃がし」をします。5倍のパワーで、1/5の疲労?
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病院のスタッフさんにヒソヒソ言われますが、見た目を気にしている場合ではありません。手よりだいぶ楽になったようです。
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その後も夜を徹して「いきみ逃がし」は続き、9時間が経過。朝を迎えました。不眠不休で陣痛と戦ったmakoshさん夫婦は、グッタリしています。
🔴【続きを読む】「生まれた…けど終わらない」出産明け、朝に課されたパパの仕事
出産は十人十色
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第一子誕生の前日にお父さまを亡くされた、著者・makoshさんが、悲しむ間もなく立ち会い出産に挑む様子を描いた『ハードな立ち会い出産』。
立ち会い出産は、ただの見学ではなく、出産するママへのサポートが必要です。makoshさんは、コンディションが万全でない中、21時間にも及ぶ「いきみ逃がし」に奮闘し、無事長男が誕生しました。しかし、後日奥さまから「あのとき、態度が悪かった」と予想外の言葉をかけられます。
立ち会い出産は、ママの不安や緊張を取り除くのに有効ですが、一方だけの意見だけを押し付けてしまうと、後々しこりが残ってしまうことも。事前に「できること・できないこと」を話し合い、自分たちにぴったりの出産の形を見つけておけるといいですね。また、出産には予期せぬできごとがつきもの。理想どおりに進まない可能性があることも、心にとめておきましょう。
壮絶な立ち会い出産から、あっという間に時は流れ、わが子の成長を実感したmakoshさんは、「今」を楽しもうと誓います。子どもの数だけ、物語がある出産。ママと赤ちゃんが注目を集めがちですが、見えにくいところで頑張っている、パパの本音を知ることができる作品です。
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