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【1話目から読む】小1の夏休み、毎朝7時に訪れていた場所|私が放置子だった頃の話
子どもには「大人の事情」は関係ないはず。放置子の背景を察した高齢男性
主人公・しおりは幼いころから「放置子」として過ごし、両親からの愛情を知らずに育ちました。父親は家族に興味がなく、母親は仕事と不倫相手との逢瀬に精を出しています。しおりが保育園児のころ、しおりの母は不倫相手とのデートに子どもの存在が邪魔だと思い、車内やスーパーのフードコートに子どもを放置することがありました。
しおりが小学生になると、長期休暇などはしおりの同級生の家に1日放置し、周りの人からしおりの親は嫌がられ避けられるように。その後、母親はいろいろな場所にしおりを放置しますが、どこからも結局は避けられるようになり、とうとう、しおりにはお金を渡して「1日適当に過ごして」という行動をとるようになります。
少額のお金だけ持たされた1年生のしおりは、夏休みなどの長期休暇をどのように過ごしていたのでしょうか…?
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山野しらす・放置子漫画(@yama_shira)さんのKindle
小学1年生のしおりが最終的に行き着いたのは「地域の図書館」でした。本がたくさんあり、冷暖房もきいていて、ある程度大人の目もあるので、どこにも行き場のない子どもにとっては安心して過ごせる施設の1つかもしれません。
今回、しおりは図書館で初老の男性と出会いました。この男性はしおりの事情を聞くと「それは大人の事情」だと言っていましたね。そう、しおりがかかえる事情は、背景にある大人が引き起こしている問題なんですよね。初対面の大人と親しく話すのが危険な時代ではありますが、この男性のように子どもの存在を尊んで接し、大人のしての視点を忘れずいる人が増えたら、社会はもっと子どもが安心して過ごせるものになるような気がします。










