🔴【第1話から読む】義母からの【孫プレッシャーLINE】さらに…妊活中の私に向けられた"衝撃プレゼント"
義母・ミチヨに妊活の現状を明かしたことで、不用意なプレッシャーを受けることがなくなったアヤ。そしてしばらくして、待望の赤ちゃんを授かることができたのです。
孫プレッシャーから解放され、そしてついに
ミチヨさんからの孫プレッシャーがなくなったことで、私の心はとっても穏やかになりました。ミチヨさんは以前にも増して優しく接してくれるようになって、ありがたかったです。マモルも、「100%味方」って言ってくれた通り、いつも私の気持ちを考えて支えてくれました。夫との良好な関係は、妊活を進める上で何よりも心の支えになったんです。
そして、ある日。
検査薬に、くっきりと二本の線が浮かび上がりました。
「マモル……!」
私は震える声で、マモルを呼びました。彼も、検査薬を見て、大きく目を見開いた後、私を強く抱きしめてくれました。
「アヤ……! よかった……本当に、よかった……」
2人で、静かに喜びを分かち合いました。長い道のりでした。しかし、私たちは夫婦で確認しました。安定期に入るまで、誰にも言わないこと。これまでの経験から、慎重になりたい気持ちが強かったのです。そして今回の妊娠は、流産になることなく無事に進んでいきました。
数週間が過ぎ、ついに無事に安定期に。つわりも落ち着き、私の体調も安定してきました。
ある日、仕事中のマモルに健診の報告をすると、こんな会話になりました
マモル:「そろそろ…母さんに報告してもいいかな」
私も、そろそろ伝えたい気持ちでいっぱいでした。しかし、私はマモルを止めました。
アヤ:「ごめん、ちょっと待って」
マモルは不思議だったと思います。でも、私にはある計画がありました。私は、ミチヨさんから送られてきたスタイとぬいぐるみの写真を見ました。そして、計画を行動に移すことにしたのです。
――数週間後。私はミチヨさんに1枚の写真を送りました。ミチヨさんにもらったスタイをまねて、私が作った、少しだけ形がいびつな手作りスタイの写真です。
そこに、メッセージを添えました。
アヤ: 「お母さん、もうすぐ赤ちゃんに会えそうです。スタイをもっと用意したくて作ったのですが、うまく作れませんでした。上手な作り方、教えてください。」
送信ボタンを押した瞬間、私の心臓は高鳴りました。数分後、すぐにミチヨさんから電話がかかってきました。
ミチヨ:「アヤちゃん! 本当!? よかったねえ」
アヤ:「はい、たくさん支えてくれて、ありがとうございます」
このあとも、あの時のことに対する謝罪と、これまでの私の苦労を労う言葉をたくさん伝えてくれました。ミチヨさんの温かい気持ちが伝わってきて、本当にこの人が義母でよかった、マモルと結婚してよかったと思いました。
現在、私は妊娠8か月。そろそろベビーグッズを用意したいと思っています。今回のことをきっかけに、私たち家族のきずなは、さらに深く、固いものになりました。相手への気遣いを忘れない中でも、本当の思いを伝える大切さを知りました。今後も家族として多くのことがあると思いますが、私たち家族らしく、一緒に乗り越えていきたいと思います。
心許せる家族だからこそ、お互いを思いやること
妊活中のアヤさんの心に寄り添うマモルの支え、そして義母ミチヨさんとの和解を経て、ついに訪れた妊娠という奇跡。この喜びを分かち合うタイミングは、ご夫婦にとって大切な決断でした。アヤさんが選んだのは、義母からもらったスタイの写真を添えた心温まるサプライズ報告。これまでの苦難を乗り越え、心から喜び合う家族の姿が目に浮かびます。
このエピソードは、心許せる家族だからこそ、デリケートな問題には細やかな配慮と、正直な気持ちを伝える勇気が大切であることを教えてくれます。お互いを思いやり、支え合うことで、家族の絆はさらに深く、固いものになるでしょう。アヤさんとミチヨさんの関係のように、困難を乗り越えた家族の絆は、何よりも強いものです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
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