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赤ちゃんも母も毎日泣いていた…
あーるななʕ•ᴥ•ʔさんの息子さんは超低体重で生まれ、経過観察のための通院も欠かせない日々が続きました。夜泣きもひどく、心身ともに限界へと追い詰められていく中、生後9ヶ月で保育園への入園を決意します。そのことを知った主治医から返ってきた言葉とは…?
夜泣きが酷かった息子をならし保育にいれた初日、吉野家の朝定を食べた
超低体重児の息子を修正9ヶ月で保育園に入れると知った時の主治医は苦々しい顔で「助かった命を危険にさらすんですね」と言った
言われて当然
でも私も限界だった
息子は本当に寝ない子で、敏感で一日中ひたすら泣いていて ※1
ありとあらゆる事を試し、夜もベビーカーを押して街を徘徊した
長い夜に備えてコンビニのカフェラテにガムシロをしこたま入れてカロリーを補うのが癖になった
低体重児で観察が必要なので毎週のように病院に通ってもいたし
保健師さんも家にも来てくれていたし、手は差し伸べられていたはずだけど ※2
急に産後になってしまった回復しない身体と心でどんどん追い詰められていき旦那ともずっと喧嘩をしていた
保育園に入る事が滅菌状態で過ごしてきた低体重児にとってどれだけ自殺行為に値するということは理解しており何度も何度も迷って見学に行ってはやめていた
でも生かすためにはそれしかなかった ※3
初日、不安そうに先生に抱かれていた顔が頭にこびりついたまま
連日寝不足でろくに朝ごはんなんて食べてこなかった日々を打ち消すがごとく目に入った吉野家に入って朝定を頼んだ
店員さんはワンオペらしく次々入ってくるお客さんに今時間かかりますよとほとんど怒った口調で伝えていて
急がないので ※4
後回しでいいですと声をかけようかと思っている間に提供され忘れていた猛スピードで動いている世の中に圧倒されてしばらく動けずにいた
9ヶ月、ひたすらに向き合った
その事実は変わらない
22週で破水、救急車でたらい回しにされなんとか救われた命を守るのは私で、急に母にならざるをえなかった ※5
保育園に預ける決断をした罪悪感にまみれた私を自分で正当化するためにあったかいご飯を食べた朝 納豆と牛皿とごはん 赤ちゃんの慣らし保育で嫌になるほど色濃く思い出して 誰にも褒められなかった決断をやっぱり自分で褒めてあげたい あのまま自宅保育をしていたら未熟な母は間違いなく壊れてた ※6
息子は生きて、今ここにいる
赤ちゃんもゆっくりゆっくり楽しめたらいいな ※7
主治医の言葉はなんとも厳しいものでしたが、それは決して無責任な判断ではありませんでした。保育園の見学にも何度も足を運び、悩み抜いた結果、子どもの命と自分の命を守るために保育園へ預けるという道を選んだのです。
慣らし保育初日に吉野家で食べたという、あの温かい朝定食の味は、生涯忘れることはないでしょう。子どもを「守る」ための決断を、誰が非難できるでしょうか。実際、息子さんは今、元気に生きて、ここにいるのですから。子どもとお母さんの笑顔が一番大切です。
この投稿には「これが育児の現実です。よく寝てくれる子、育てやすい子ばかりじゃありません。母親は命を削って子育てしてます。」「理不尽。それが育児。お疲れ様です!!よくぞ生きていてくれたし、生かしてくれた!!」といった、多くの共感とねぎらいのリプライが寄せられていました。
育児は大変ながらも、ホッと肩の荷がおりるような、全ママが救われる温かい投稿でした。










