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🔴【第1話から読む】身に覚えのない400万円の慰謝料請求?!この内容は白か黒か|私の旦那は図太い狼男
弁護士から聞いた信じがたい事実を、宏樹に問い質す美波。「証拠がない」とまだ誤魔化そうと悪あがきをする宏樹にDNA鑑定のことを伝えると、手のひらを返したように不貞行為を認め、謝罪しはじめます。もう手遅れな状況だということを理解していない宏樹に、美波は離婚を突き付けるのでした。
弁護士からの証拠の数々、宏樹に真実を突き詰める!
その電話をした日の夜。仕事から帰宅した宏樹に、届けの件はどうなったのかと尋ねたところ、まだ連絡はないとのこと。白々しいにもほどがあるなと思いながら、いつも通りに夕食を済ませ、子供達を寝かしつけ、宏樹がお風呂から上がって来るのを待っていました。そして、さっぱりした様子でのうのうとリビングへやって来た宏樹。1杯飲みだす前に私は声を掛けました。
美波「宏樹、ちょっと聞きたいことあるから。座って」
宏樹「何?」
空気を察したのか、神妙な面持ちで私の前に座る宏樹。書類が届いてからというもの、余裕ぶってはいますが口数も減った上に顔色を窺ってくるようになっていました。
なので、この顔が今からどうなってなんと答えるのか、それとも開き直って言い訳をしてくるのか、見ものだなと思いながら私は弁護士から聞いた話を問い詰めました。
不貞行為を認めた夫に、離婚と慰謝料の話を切り出す
書類の弁護士に電話したことを知った瞬間、宏樹は目を見開き「何で勝手なことするんだ」と聞いてきましたが、私はきっぱりと答えました。
「届けの件も曖昧にするし、不倫についてもはぐらかすからでしょ。あなたは文句言える状況?自分が一番分かってると思うけど?」
宏樹は不安そうに「何を聞いた?」と問います。
「あなたが東葵さんって人と不倫をして妊娠させたってこと。大阪の人なんだって?大阪出張ってそういうことだったんだね」
「いや…」宏樹はバツが悪そうに口ごもります。
美波「宏樹さ『仕事でお世話になってる上司と商談』って言ってたよね?あれは大うそで、東葵さんと会ってたんだね」
テーブルの一点を見つめて黙りこくった宏樹。何も言わないこの時間が無駄だと感じた私は、改めて問い詰めました。
「不倫したのか、してないのか、どっち?」
「証拠がないだろ」
「あるよ、DNA鑑定結果まであるって言われた!もう言い逃れできない状況のに何で嘘つくの?」
激怒し興奮する私が手に負えないと思ったのか、宏樹は目をつむり、鼻で大きく息を吸いました。そして全てを諦めたかのようにゆっくりと目を開けると、テーブルに手をつき私に頭を下げました。
「本当に申し訳ない。俺が悪かった…」
「…認めるってことね?」
宏樹は顔を上げ、黙って頷きました。
美波「私から言いたいことは1つだけ。……離婚しましょう」
🔴【続きを読む】「離婚しましょう」夫の目から失われていく光、裏切られたのは私の方ですが?|私の旦那は図太い狼男
あとがき:謝って済むような問題ではないということ
ついに美波は、宏樹に事件について問い詰めます。最初は否定していた宏樹が、逃げられないとわかって謝るシーンは、夫婦の修羅場ですよね。そして美波は、宏樹に離婚を突きつけます。これは当然の報いです。
しかし、ただの離婚だけで留まれるほど、宏樹の罪は軽いものではありません。不貞行為をしたからには、その責任も付きまとってくることでしょう。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










