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🔴【第1話から読む】身に覚えのない400万円の慰謝料請求?!この内容は白か黒か|私の旦那は図太い狼男
美波が離婚の話を切り出すと、青ざめた顔で引きとめる宏樹。今更後悔してももう遅いと言い張る美波に、あろうことか妊娠させた不倫相手への慰謝料400万円の支払い協力まで求めます。あきれた美波は慰謝料・養育費の請求について話します。宏樹はもはや針のむしろ状態です。
ついに切り出した離婚話「慰謝料請求します」
「離婚しましょう」
その言葉がそんなに衝撃だったのでしょうか?不貞行為がバレたら別れられる可能性は高いはずなのに、正直に謝れば許してくれるとでも思ったのでしょうか。
「聞こえてる?」
「い、いや待ってくれ。離婚って…子どもたちに何て」
「子どもに知られたらって後ろめたくなるようなこと、はじめからするんじゃないよ」
ウソをつかれて、相手の人を妊娠までさせる人と子どもとを一緒に暮らさせるなんてできません。まさか離婚をせず、その400万円を私と一緒に返そうだなんて、狼男は図太過ぎますよね。
「10年間も一緒に過ごしてきてこんないきなり…。400万なんて俺1人では…」
「はい?」
「どうか考え直してくれ。俺も二度とこんなことはしないと誓うから」
まだ許してくれる可能性があると思っているのが不思議です。私は容赦なく言葉を突き返します。
「…やっすい言葉。本来、一度だって許されることじゃないよ。何?私も支払いに協力してほしいってこと?」
「バカな事は承知の上で頼む…」
「あきれた。無理に決まってる。あなたは罰を受け止めるべき。相手もね。400万円は自分の責任で支払って。私も慰謝料請求するから」
宏樹の目から光が失われていくのがわかりましたが、そうなりたいのは裏切られた私の方。これから子ども3人を1人で育てていかなくてはいけないんですから。
ここまで図々しいとは思ってもいませんでした。生活を安定させるために私も努力していたのに。こいつは裏でとんでもないことをしていたわけです。その後、私は弁護士とも相談をし、離婚と慰謝料請求に向けて動き出しました。
子どもたちと幸せになるための選択を
お互いの弁護士での話し合いをへて、ようやく離婚の成立と慰謝料・養育費の請求権利が受諾されました。これからシングルマザーで大変になるとは思いますが、狼男から解放されれば私も子ども達も安心です。絶対に私が、子供達を幸せにしてみせます。
幸せの形は家族それぞれ。自分と子どもが幸せになれる道を、ゆっくりと私たちのペースで歩んでいきます。
🔴【第1話から読む】身に覚えのない400万円の慰謝料請求?!この内容は白か黒か|私の旦那は図太い狼男
あとがき:サレた側の幸せが一番大事
今回のお話では、裏切られた美波の強い決断と覚悟が描かれました。ウソや裏切りはいつかバレて、何らかの形となって自身に返ってきます。一時の気の迷い…なんて、言い訳にすぎませんね。気の迷いで不貞行為をしてしまったなら、その責任は問われて当然なのです。
そんなとき、心を痛めて悩むのはサレた側です。そのサレた側や子どもたちが幸せになれる選択をするのが大事ですね。再構築にしろ、離婚にしろ、選択の主導権をにぎり、じっくり考えたいですね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










