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🔴【第1話から読む】49歳独身女の「不倫自慢」…イタすぎる同僚の“ターゲット”にされてしまう|不倫を自慢する女の末路
主人公・あやかは同僚の礼子さんから不倫の悩みを1人で聞かされ続けています。誰にも相談できずストレスを募らせる中、妊娠中の不倫相手の妻の話を聞いて嫌悪感を抱き、感情が爆発。関係に亀裂が入っていきます。
なぜか私だけ、不倫話を聞かされる
礼子さんが職場で不倫の話をしているのは、どうやら私にだけらしい。だから、他の同僚に相談しようにも、なかなか切り出せずにいました。
「礼子さんが不倫の話をしてくるんです」
なんて、勝手に言えませんよね。だから、誰にも言えず、ずっと1人で抱え込んでいました。結局のところ、礼子さんが不倫をしているからといって私に実害はありません。もしかしたら、こういう状況の時に、むしろエンタメとして面白がって聞ける人もいるのかもしれません。
でも、私にはできませんでした。どうしても、礼子さんと彼の向こう側にいる、彼の奥さんや子供のことが頭をよぎってしまいます。きっと真実を知れば深く傷つくでしょう。そんな行動を平気でできる礼子さんの話を、前向きに聞くなんてできませんでした。
やめてください、ということができない…
LINEで長文が送られてくるたびに、うんざりする気持ちは募るばかり。でも礼子さんが時折見せる、すねたような態度や相手を悪く言う攻撃的な行動を思い出すと、敵対すべきではないと思いなおしていました。
でも、嫌悪感を抑えきれなかったできごとがあります。
ある同期が産休をとる挨拶をしたすぐあとのランチタイム。2人で食事をしていたら礼子さんが、「そういえば、セフレの奥さんも今妊娠中なんだって」と、まるで世間話でもするかのように平気で言ってきたんです。
その言葉を聞いた瞬間、私の背筋が凍りつくような感覚がありました。
何人もセフレがいるという礼子さんは、もしかしたら何か性病にかかる可能性もあるでしょう。その病気はその彼にもうつる可能性があります。もし、その奥さんが旦那さんと性行為をして、その結果、病気を移されてしまったら、お腹の赤ちゃんまで危険にさらされるかもしれないのに?
そんなことを想像すると、怒りよりも先に、ただただ気持ちが悪くなりました。
はっきりと感じる嫌悪感
さすがにその時は我慢できず「え…、もし万が一のことがあったら、奥さんが可哀想じゃないですか」と言ってしまいました。
すると礼子さんは、まるで私の発言が的外れだと言わんばかりに、「でも妊娠中だからレスって言ってたよ。私が彼の欲求を満たしてあげてるんだからいいのよ」と、悪びれる様子もなく返してきたんです。
私自身も妊娠・出産を経験しているだけに、無神経さに本当にドン引きしました。それまで感じていたストレスや戸惑いとは違う、純粋な嫌悪感が胸の中に広がったのを覚えています。
仕事の同僚だからと割り切ろうとしても、この感情だけはどうすることもできません。毎日顔を合わせる相手なので、どう対応すればいいのか、本当に頭を抱えていました。
あとがき:無配慮すぎる発言に、嫌悪感が強まる
主人公のあやかは、礼子さんの不倫話にストレスを感じていたものの、なんとか関係を保とうと努力していました。しかし、妊娠中の妻に対する礼子さんの無神経な発言が、主人公の倫理的な許容範囲を完全に超えてしまいます。
この瞬間、それまでのストレスや戸惑いとは異なる、純粋な嫌悪感が生まれ、もはや「同僚」として割り切ることが難しくなったことがわかりますね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










