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「もう後に引けない」身寄りないDV被害者妻、4歳児と避難する場所を求めて|モラハラDV夫からの逃亡

本作品は、ママリユーザーさんの体験談から再編成した作品です。主人公・ゆうみさんは当時、年下の夫である綾人からモラハラやDVを受けていました。2人にはもうじき4歳を迎える息子・かなとがいます。ゆうみは、かなとの成長を考えると綾人と家族でいるのは悪影響であると考え、離婚に向けて動き出します。身寄りのないゆうみが子どもと一緒に避難することにした場所とは?『モラハラDV夫からの逃亡』第4話をごらんください。

🔴【第1話から読む】「このままではいけない」DV夫との離婚を考え始めた1児の母|モラハラDV夫からの逃亡

とうとう綾人から逃げると決意したゆうみ。一刻も早く朝倉家から逃げ出したいが、かなとを連れていける行先は無い。そこで、昔からの友人で先輩の伊吹にこのことを相談することに。

友人・伊吹からの助言

男女 PIXTA

今回のことを伊吹に話すと、いよいよヤバいことを悟ったのか、いつもよりワントーン低い声になって私にこう言いました。

伊吹「実はな、前から話聞いてて結構ギリギリだなって思っててさ。俺なりに調べてた」
ゆうみ「どういうこと?」
伊吹「そういう、夫婦間でのDVとか虐待とかの被害を受けてる人の保護施設だよ」
ゆうみ「そんなとこあるの?」
伊吹「うん、ある。今住んでるところから少し離れた町のシェルターに入るのがいい。サイト送るから見てみて」
ゆうみ「ありがとう、いつもごめんね…」
伊吹「いいんだよ。俺もそれなりに力になれたらと思ってるから」
ゆうみ「ありがとう、子どものためにも頑張る」

そのあと、伊吹に教えてもらったシェルターの情報を調べ、問い合わせも始めました。それから、それまで綾人にされたことを書き留め、音声の録音などもして、証拠を残しておくようにもつとめたのです。

ようやく見つけたシェルター

女 調べる PIXTA

シェルターを探し始めて2週間程。ようやく入居が決まりました。ただし一時的な避難場所のため、その後かなとと暮らす場所も決めなくてはいけません。

私のやるべきことは、綾人からかなとを守ることと、かなとの将来が明るいものになるように精一杯やること。もう後には引けません。綾人が飲み会で帰りが遅い日を狙って、荷造りを進めていきました。

そしてとうとう、シェルターに入居する日となったのです――。

🔴【続きを読む】「大事にできなかった」モラハラ&DVで妻に逃げられた、愚かな夫の後悔|モラハラDV夫からの逃亡

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あとがき:とうとう綾人から逃げたゆうみとかなと

ようやくシェルターを見つけ、綾人から逃げることになったゆうみとかなと。2人のこれからが明るくなることを願います。

DVは行政などでも匿名で相談できる窓口があります。一人で悩まず、相談機関を活用するようにしてください。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

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