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「休むやつはレギュラーにしない」他にも…息子が直面した強豪チームの驚愕ルール|独裁監督がいるスポ少

これは、子どもの「サッカーが好き」という純粋な気持ちを大切にしたいと願う一人の母親の物語です。熱意に満ちた強豪チームに入ったはずが、そこに待ち受けていたのは、事前の説明とはかけ離れた過酷なルールでした。親として、チームの常識と、自分なりの子育ての価値観の間で揺れ動きながら、母が導き出す答えとは――。『独裁監督がいるスポ少』をごらんください。

Ⓒママリ

🔴【全話読む】独裁監督がいるスポ少

サッカーが大好きな小学1年生の息子ハルのために、強豪クラブへの入部を決めた主人公。事前の確認では安心していたものの、入部後に明かされたのは、週6日の練習や、体調不良でも休ませないという過酷なルールでした。

サッカー amana images

期待と不安を抱いて入団した強豪チーム

私は、小学1年生の息子を持つ、フルタイムで働く母親です。息子の名前はハル。幼稚園の頃から、ボール1つあればどこでも楽しそうに遊ぶ、サッカーが大好きで活発な子でした。

幼稚園で一緒にサッカークラブをさせていた、マナトくんのママとは特に親しくしていました。ある日、マナトくんのママから、こんな話を持ちかけられたんです。

「ハルくん、すごくサッカー上手だよね。もし小学校でも続けるなら、近くで練習してる強豪チームに入らない?」

そのチームは、地域の大会でいつも上位に食い込む、有名な強豪チームでした。

「どうせやるなら強いチームがいいかな」

私も、そう思いました。ハルの「サッカーが大好き!」という熱意を、もっと伸ばしてあげたい。強豪チームなら、レベルの高い環境で、もっと成長できるだろう、と。夫も「ハルがやりたいなら、やらせてあげよう」と賛成してくれました。ハルも、そのチームの体験会に参加して、目を輝かせながら言いました。

「ママ、すごい!僕、このチームに入りたい!」

ハルの強い熱意を信じ、私たちは入部を決めました。入部するにあたり、私は何度もルールや内容をチームに確認しました。

「練習は週1回程度の参加からでも大丈夫ですか?」
「両親ともにフルタイムで仕事も忙しいので、無理のない範囲で参加したいのですが」

そのたびに、1年生を担当するコーチからは「大丈夫ですよ、お子さんのペースで」と、快い返事をもらっていました。しかし、入ってみると、事前の確認とはずいぶん違うルールがたくさんありました。

「それがうちのやり方」…監督に反論できない夫婦

コーチ PIXTA

まず、練習日です。週1でいいと確認していたのに、実際は週6日、夜遅くまでの練習がありました。

「平日は毎日、夜8時まで練習です。土日は試合や練習で、朝から晩までやりますから」

監督からそう言われた時、私は戸惑いを隠せませんでした。夫も、同じように驚いていました。どうやら担当コーチが「お子さんのペースで」と言ったのはコーチの考え方で、監督は「休むやつはレギュラーにしない」という考えのようなのです。

そして、最も私が不安に感じたのは、体調管理に対する考え方です。ある日、ハルが微熱を出してお休みさせようと、監督に連絡を入れました。すると、監督から信じられないような返事が来たんです。

「休んでいいかどうかは、保護者ではなく、監督が判断するルールだから連れてきてください。監督に言わなきゃいけないと思うと本人が体調に気を付けるようになります。すると、大事な日に風邪を引かなくなるんですからね」

私は、頭の中が真っ白になりました。子どもがたまたま熱を出したくらいで「体調管理ができていない」と指摘され、無理してでも来ることを言われるなんて。

私は、このルールの厳しさに、どう向き合っていけばいいのか分からなくなりました。夫も「さすがにそれはおかしい」と監督に電話してくれましたが、「それがうちのやり方」の一点張りでした。結局その日はグラウンドに顔を出した結果、監督とコーチが話し合い「1日休んで明日はくるように」と言われて帰宅しました。どっと疲れた日でした。

一方ハルは、強豪チームで活躍する上手な子たちに後れを取っていると感じているようでした。毎日のように練習に行かなければ、このチームではやっていけない…そんなプレッシャーを、まだ小学1年生のハルが感じているのかと思うと、胸が痛みました。

🔴【次の話を読む】「厳しいですよね…」スポ少の常識への違和感を口にしたら…母が自信喪失した理由|独裁監督がいるスポ少

期待と不安を抱いて入団した強豪チーム

夢 PIXTA

子どもの夢を応援したい親の純粋な思いと、強豪チームの厳しい現実が衝突する序章です。事前の確認を覆すような過酷なルール、特に体調管理に関する非常識な考え方に、主人公は深く悩みます。親の不安と、子どものサッカーへの熱意の狭間で揺れ動く気持ちがうかがえるエピソードでした。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

イラスト:きさらぎ

🔴【全話読む】独裁監督がいるスポ少

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