Ⓒママリ
🔴【第1話から読む】「ごめん、実は…」夫が震える声で告白した“秘密”に妻が呆れた理由|夫の裸が大公開されてしまった話
ネット上で女性に裸の動画を送り、それを知り合いがいるメッセージルームでばら撒かれてしまった夫。バカな行いに愛想を尽かした妻ですが、反省がみられる夫の態度に、離婚の意思が揺らいでいきます。
「一生向き合っていく」…夫の決意
私は夫が反省を重ね、言い訳をせずに自分の過ちと向き合う姿を見ていくうちに「もう一度支えたい」と思うようになりました。夫は以前にも増して、娘の面倒もよく見てくれるようになりました。家族の大切さを再認識したというのです。
そんなある夜、私は、夫ともう一度、きちんと話をすることにしました。
「ユウキ、今もあの間違いとちゃんと向き合ってる?」
私の言葉に、夫は真剣な表情で頷きました。
「うん。本当に馬鹿なことをした。自分が情けなくて、恥ずかしくて…」
「ヒカリ、俺は、自分がしたことに、一生向き合っていくよ。これは消えない罰だと思ってる。会社でも、皆からどう見られてるかわからないけど、自分がどんな目に遭っても、今後はしっかり働いて、家族に尽くすと決めたから」
夫の言葉は、以前の軽々しいものではなく、心から後悔しているのが伝わってきました。
「もう、大丈夫だよ」…再出発の決意
私は、夫の言葉を信じてみようと思いました。夫のことが嫌いになったわけではありません。ただ、信頼を裏切られたのが辛かったのです。夫婦の信頼は、一度壊れてしまうと、なかなか元には戻りません。でも、時間をかけて、少しずつでも、信頼関係を築き直していくことはできるはず。
私は、夫と、そして娘と、もう一度、前を向いて歩いていこうと思いました。夫の過ちを「許す」ことは、きっと一生できないでしょう。でも、夫を「支える」ことは、できると思うのです。
「わかった。もう、大丈夫」
「わたし、またあなたを支えるから。もう二度と裏切らないでね」
私は、夫にそう言って、夫の手を握りました。不信と信頼の間で揺れ動く私の心は、まだ完全に晴れたわけではありません。でも、夫の隣で笑い、娘を抱きしめることができる。そのささやかな幸せを、今、私は、何よりも大切にしたいと思っています。
この経験は、私たち夫婦にとって、大きな試練でした。夫が馬鹿なことをしたせいで、私はたくさんの涙を流し、傷つきました。でも、夫は、自分の過ちと向き合い、変わろうとしてくれています。そして、私も、夫を信じ、もう一度、やり直そうと決意しました。この決断が間違いだったと思う日がこないことを祈りながら、日常の幸せをかみしめて生きていきたいと思います。
壊れた信頼を、もう一度築き直す
最終話では、夫の過ちを許すことはできないけれど、真摯な言葉と向き合う姿勢を見て、もう一度支えることを決意する主人公の葛藤と成長が描かれています。この物語は、夫の過ちを許すことではなく、壊れた信頼関係の中で、夫婦がどのようにして前に進んでいくのか、という現実的なテーマを描いています。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
イラスト:きさらぎ










