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本当に怖いのは、セクハラそのものじゃない。被害者を“ジャッジ”してくる、周りの目

この漫画は、作者・のむ吉(@nomkich1)さんが実際に経験したセクハラのエピソードです。セクハラやモラハラ、カスハラなどハラスメントの被害は、被害そのものにも大きく傷つきますが、その後に「周囲からかけられる言葉」にも傷つく場合があります。今ではそうしたことが社会的に二次被害として認知されるようになり始めていますが、まだまだ個人レベルでは被害者が傷つく言動をしていても、声を掛けた方は「そんなつもりではなかった」という場合がなくなったわけではありません…。

©nomkich1

【1話から読む】健康診断で騙されそうになった話

何で知ってるの?同僚から声を掛けられてびっくり…

主人公ののむ吉さんは新しい職場に変わり、環境に慣れようと頑張っています。ある日、職場での健康診断のため、院内のレントゲン室へレントゲン撮影に行きましたが、そこにいた男性職員から「服を脱がないと撮影できない」などのセクハラ発言を受けます。

驚いたのむ吉さんでしたが、その職員の指示に従うことなくレントゲン室を去ることができました。職場に戻ったのむ吉さんは、あまりのショックに自分に起こったことを同じ持ち場の先輩に話します。

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のむ吉(@nomkich1)さんのインスタグラム

レントゲン室から帰ったのむ吉さんは、同じ持ち場のりさ先輩に自分に起きたできごとを聞いてもらいました。その後、師長に報告に行けたところまでは良かったのですが、のむ吉さんに起きたできごとはなぜか他の同僚にも知られていてびっくり…。

噂の出どころは、のむ吉さんが最初に話をしたりさ先輩だと分かりますが、噂を聞いた他の人々は「良かれと思って」のむ吉さんにいろいろな意見を言ってきます。ただ、その「良かれと思って」や「あなたのためを思って」というアドバイスは、今回ののむ吉さんにとっては「どうしてうまく対処できなかったの?」と責める言葉になってしまいます。

このように、周囲が思うよりずっと、被害にあった当事者は「事件に遭ったこと」そのものについて自分を責めている場合があります。「どうして事件を防げなかったの?」という意味になるような言動は決して被害者に対してしないように心掛けたいですね。

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【全話まとめて読む】
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