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🔴【第1話から読む】「実の娘よりくつろいで帰る」兄の嫁が図太すぎて疲弊する実家|図々しすぎる兄嫁
カフェでの話し合い後、ゆみこから連絡を受けた兄がさとみに電話をかけてきました。兄は妻・ゆみこが両親に家事育児を丸投げしていたことを知らず、事の真相に驚き、ショックを受けたようです。さとみの話を聞いた兄は、自分も行動を起こすと発言します。
兄からの電話
カフェでの話し合いは、結局ゆみこさんが「ごめん、今日はもう帰るね」と立ち去ってしまい、不完全なまま終わってしまった。私は家に帰り、母にそのことを話すべきか悩んだが、余計な心配をかけるだけだと思い、黙っておくことにした。
それから数日後、兄から電話がかかってきた。
「さとみ、 今大丈夫?」
兄の声は、いつになく真剣だった。
「うん、大丈夫だけど」
「いや、実は、ゆみこから聞いたんだよ。さとみと話したって」
私は一瞬、心臓が跳ね上がった。ゆみこさんが兄に話したのだ。
兄の反省
「ああ、ちょっとね」
「なんで黙ってたんだよ。俺、ゆみこから聞いてびっくりしたんだ」
「ごめん。お兄ちゃんに余計な心配をかけたくなくて」
兄はゆみこさんに聞くまで、ゆみこさんが実家でどんな過ごし方をしているか知らなかったという
「俺はてっきりゆみこも一緒に実家のことしてくれてるんだと思ってて、まさか母さんと父さんに丸投げだとは思わなかったんだ」
兄の言葉に、私は少しだけホッとした。兄が親に丸投げするよう指示したわけではないんだ。
「そうなの。お母さんたちがクタクタで心配で…」
「悪かったよ。春に双子が生まれてから俺もゆみこもいっぱいいっぱいでさ。つい頼りやすいところに負担かけちゃったんだと思うよ。配慮が足りなかったな」
「お兄ちゃんは悪くないし、ゆみこさんも悪気はなかったと思うの。きっと疲れて甘えたかったんだよね」
兄曰く、ゆみこさんの両親は病気がちでなかなか頼れないらしい。私もその情報を知らないために「うちの親ばかり頼る」と不満っぽく言ってしまったことを後悔した。
「俺たちが図々しかったよ。今度ちゃんと父さんと母さんに謝りに行くつもり」
兄は静かにそう言った。ゆみこさんだけでなく「俺たち」と表現する兄は、家族思いだと思った。
兄夫婦で話し合いに期待
兄はすでにゆみこさんと話し合いをしていて、ゆみこさんも反省した様子だったという。
「改めて2人で話して、俺もゆみこも、頼れる先に負担をかけすぎてたなって思ったよ。俺は忙しさにかまけてゆみこに丸投げしてたし、ゆみこは父さんと母さんに丸投げだったし。本来、俺とゆみこがもっとコミュニケーションすべきだったんだよな」
感情的にならず、現状を分析している兄はとても冷静だった。
兄との電話を切った後、ゆみこさんに思い切って思いを伝えてよかったとは思えた。でも、この後ゆみこさんと自分の関係性はどうなるのか考えると気が重い。あんな状況で別れてしまって、また良い関係に戻れるだろうか。
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あとがき:知られざる真実
ついに、兄が物語に登場します。ゆみこが実家に預けに行くのは、自分が仕事で忙しいからだと信じていた兄。その兄が、妻の図々しい振る舞いを知ったときの衝撃は計り知れません。兄の「図々しい」という言葉は、彼が本当にゆみこの行動を問題視していることを示しています。この一言は、さとみの心を安堵させると同時に、兄がこの問題を真摯に受け止めていることを示しました。果たして、兄の言葉はゆみこに届くのでしょうか。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










