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「離婚したくない」泣いて土下座する不倫夫→主導権を握った妻の報復|妊娠中にラブホ不倫されました

妊娠5か月、つわりで実家療養中の主人公・アンリ(32)。夫・博也(32)は献身的な良き夫に見えたが、一度の怪しい行動からアンリの不安は増す一方。夫の携帯をチェックするようになったある夜、彼女の不安は決定的な証拠へと変わります。アンリは夫が不倫に及ぶ日を把握し、ついに攻撃を開始。デート中の夫に不倫の証拠をメッセージで送りつけ、実家に呼びつけました。『妊娠中にラブホ不倫されました』第4話をごらんください。

🔴【第1話から読む】「次のデートは…」妊娠中、夫のスマホに見つけてしまったメッセージ|妊娠中にラブホ不倫されました

アンリの実家にやってきた博也は、アンリの前で土下座し、すべてを白状。アンリは冷静に、ラブホや制服コスプレの写真など、全ての証拠を保全済みであることを突きつけます。主導権を握った妻の恐ろしい制裁とは―――。

絵にかいたような土下座

土下座 PIXTA

約1時間後、博也は私の実家に帰ってきました。夜も遅い時間で両親はすっかり寝ている時間だったけれど、夫は何を恐れたのか勝手口から入ってきました。顔は青ざめていて、額には嫌な汗がにじんでいます。すべてバレたことを悟った夫はただ、頭を垂れることしかできなかった。

「アンリ、ごめん。本当に、ごめん…」

彼はそう言いながら、私の目の前で土下座しました。それも、頭を床に擦り付けるような、昔のドラマに出てくるような、情けない土下座。

夫が白状したことの全容

不倫 PIXTA

彼は震える声で、すべてを白状し始めました。あのLINEの女とのこと、数回会ったこと、そしてラブホテルを利用したこと。デリヘルではなくSNSで出会ったいわゆる「裏アカ女子」だということ。彼の言葉は支離滅裂で、謝罪の言葉ばかりが繰り返されていました。

でも、私は自分でもびっくりするくらい冷静でした。妊娠中の感情の波が嘘みたいに引いて、頭の中がクリア。彼の謝罪の言葉は、まるで遠くで鳴っているラジオの音みたいに、私の耳には届きません。

私は立ち上がり、博也の目の前に座り直しました。

「ねえ、博也」

彼は恐る恐る顔を上げたわ。その怯えた顔を見て、私は静かに問いかけたの。

「一応、証拠はすべて保存してあるよ。一部は送ったけれど、他にもあるの」

私はそこで一旦言葉を切った。そして、最も冷静な、自分でも恐ろしくなるような声で、質問したわ。

「証拠、全部見たい?」

離婚はしたくないと懇願する夫

男性 謝罪 PIXTA

私の言葉に、博也は震えだしました。

「ごめん、もういい。見たくない、全部…全部僕が悪かった。お願いだから、許してほしい。離婚だけは、離婚だけは勘弁してくれ…」

博也は泣きながら、再び土下座を繰り返します。私だって妊娠中に離婚なんてしたくない。でも、このまま許して、以前と同じ関係に戻れるわけがない。

でも、今、私はこの関係の主導権を握りました。それを今すぐに手放して離婚するよりも、自分にメリットがある道を選びたいと考えたのです。この夫を、タダで自由にさせるわけにはいきませんから―――。

🔴【続きを読む】「究極のしっぺ返し」妊娠中にラブホ不倫した夫に科す【恐怖の3条件】|妊娠中にラブホ不倫されました

あとがき:罪を認めさせた冷徹な審問

博也の情けない土下座は、彼の保身の現れであり、アンリの怒りを鎮めるものではありませんでした。

離婚を恐れ、泣きながら許しを請う博也の姿は、裏切り者が払うべき代償の序章にすぎません。アンリの頭の中では、すでに冷徹な「契約書」が完成していたのです。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】妊娠中にラブホ不倫されました

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