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高級スーパーで勝手に買い出し→「割り勘ね」迷惑すぎる友人の襲来|親切を押し付ける友人

都内のマンションで、夫・淳との穏やかな2人暮らしを送るみどり(30)。ベランダでの朝の一服が、夫婦のささやかな幸せです。しかし、学生時代からの友人・まいが、その平穏を乱す種でした。まいはいわゆる“ありがた迷惑”なタイプ。良かれと思ってすること全てが押し付けがましく、こちらの事情や都合を一切考えません。「私が正しい」という強すぎるプライドを持つまいの理不尽な善意は、みどりの日常を徐々に蝕んでいきます…。『親切を押し付ける友人』をごらんください。

Ⓒママリ/画像の生成にAIを使用しています

🔴【全話読む】親切を押し付ける友人

夫・淳との穏やかな日常を愛するみどり。その平穏を乱すのは、上から目線でありがた迷惑な友人・まいです。ある日、突然訪問したまいは、高級食材を持ち込み、みどりの制止を無視して高額な手料理を押し付け始めて…。

夫婦2人の穏やかな幸せ

夫婦 朝ごはん PIXTA

私はみどり(30)です。夫の淳(32)と、都内のマンションで二人でのんびり暮らしています。結婚してまだ数年。いつか子どもは欲しいけれど、今はまだ二人の時間を大切にしたくて、特に具体的な予定は立てていません。

私と淳、2人とも喫煙者なんですが、毎朝、淹れたてのコーヒーを飲みながら、ベランダで一緒に一服するのが私たちのささやかな幸せなんです。あの朝の静かな時間が、一日の活力源というか、まあ、私たち夫婦にとっての、大切な儀式みたいなものですね。

そんな穏やかな日々の、唯一のストレスの種。それが、学生時代からの友人、まい(30)でした。

まいは私とタメなんですが、なぜかいつも上から目線で、こちらの都合を全く考えないんです。特に、何かを施そうとする時のプライドの高さときたら、もうお手上げで。

まいはいつも「私が一番正しい」「私がやってあげた方が良い」という自信に満ちあふれていて、それがこちらの迷惑になっても、全く気付かないんです。彼女の行動がはっきり言ってありがた迷惑なのですが、迷惑と思ってしまう自分の器が狭いのでしょうか?そう自問してしまうほど、彼女は強いんです。

気乗りしない友人の訪問

買い物 PIXTA

ある日のこと。まいから突然メッセージがきました。

「今度の土曜、遊びに行っていい?みどりの顔見たいな!」

私は正直、あまり気乗りしなかったんですが、淳が「まあ、友人だし、たまにはいいんじゃない?」というので、OKしたんです。

そして当日。まいは約束の時間よりも少し早く、大きなエコバッグをいくつも抱えてやってきました。その中に、大量の高級食材が見えた瞬間、私の心には小さな警報が鳴り響きました。

「おはよー!みどり!見て!今日はとっておきの食材を持ってきちゃった~!」

まいは玄関でそう言って、大きな荷物をリビングにドサッと置きました。

「え、まいちゃん、そんなに荷物抱えてどうしたの?これからご飯食べに行こうかって話してたのに…」

私は、外でみんなでおいしいものでも食べて済ませようと思っていたんです。まいに気を使わせたくなかったし、なにより、わが家の領域を、まいの「善意」で侵されたくなかったから。

でも、まいは私の言葉なんか耳に入っていないみたいでした。バッグから次々と食材を取り出しながら、鼻息荒く言います。

「もー、何言ってるの!外食なんてダメだよ!身体に悪いものばっかりだし、コスパも悪いじゃん~!作った方が絶対安いし、安全でしょ?みどりの家で私が腕を振るってあげる!だから、高級スーパーで限定の食材も買い込んできたんだ」

頼んでもいない高級食材

キッチン PIXTA

「いや、まいちゃん、でもね、私たち、正直、そんなにたくさんあっても…」
「大丈夫!この間テレビでやってたレシピでやるから簡単そうなんだよ、淳さんもいるし、食べきれるよきっと!」

淳は私の顔を見て、困ったように肩をすくめるだけ。こういう時、彼は友人を敵に回すのが嫌で、いつも私に丸投げなんです。もちろん、後でしっかり文句は言うのですが、今この場でまいに立ち向かう勇気がないのは知っています。

「それで、この食材分はあとで割り勘ね!高級スーパーの限定品だから、ちょっと張っちゃったけど、みどりたちの健康のためだしね」

笑顔で、当然のように費用を請求するまい。その態度に、私の心の中でチリチリと音が鳴りました。私のことを思って?本当にそうかな。結局は「私があなたたちに良いことをしてあげた」という満足感と、その対価が欲しいだけなんじゃない?

あの時、はっきり断っていればよかったのかもしれません。でも、その時の私は、まいの勢いに押され、何も言えなくなってしまったんです。こうして、週末の午後、私の平穏な家は、まいの「善意」という名の理不尽な波に飲まれ始めていったのでした―――。

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あとがき:善意という名の「侵略」

夫とみどりの穏やかな空間に、まいの「善意」という名の理不尽な波が押し寄せます。まいは、自分が正しいと思い込む強すぎるプライドの持ち主。彼女にとっては「してあげた」という事実が重要で、相手の気持ちや懐具合など眼中にありません。

読者の方の中にも、まいの「コスパが悪い」「身体に悪い」といった一方的な価値観の押し付けに、胃がキリキリするような既視感を覚えた方がいるかもしれません。自分の領域を勝手に侵される、この最初の出来事が、みどりの苦悩の始まりとなります。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

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