🔴【第1話から読む】夫にLINE履歴にいた「まさお」は女→別居を始めた妻は“攻撃”を止められず|私はモラハラ妻ですか
不貞を責めるLINEを送り続けるみわに疲れ果て、将也は連絡を絶ってしまいました。みわが、ふと将也のSNSを覗くと、「#モラハラ妻」というハッシュタグ付きで自分への愚痴が投稿されていて…。
謝罪をしても返事はない
私の責める言葉は、どんどんエスカレートしていきました。毎晩のように送る長文のLINEは日課のようになってしまっていました。
「どうして嘘をついたの?」
「あの時も不倫相手といたんでしょ?」
「最低だね」
将也からの返信は次第に短くなり、最後は「もう耐えられない。しばらく連絡をやめて」とだけありました。
そのメッセージを見て、私も少し冷静になりました。そこで短い謝罪LINEを送りました。
「責めすぎたことはごめんなさい。でも、裏切られた痛みは消えないんだよ」
返事は来ませんでした。静寂が怖くて、スマホを何度も開きます。でも、将也からメッセージが届くことはありませんでした。そんなある日、古いタブレットに連携されていた彼のSNSを見てしまったんです。胸騒ぎがして、こっそりチェックしてしまいました。
夫は私をモラハラと言う
それは将也の裏アカウントのようで、投稿していたのは私に対する愚痴でした。
「スマホを勝手に見られて最悪」
「不貞は悪いと思ったけど、それからずっとヒステリック。毎日罵倒するLINEが届きまくって心が疲弊」
そして、極めつけは「#モラハラ妻」というハッシュタグ。
その投稿のコメント欄には、将也を励ます言葉が並んでいました。
「そんな奥さんだからほかの女に癒されたくなるんだよな」
「それってモラハラだよ。逆に訴えたら勝てそう」
「そんな妻からは逃げて、自分の人生を生きましょうよ」
頭を鈍器で殴られたような衝撃。不貞を働いたのは彼なのに、なぜ私が悪者?全部彼の自業自得なのに―――。
サレた側は責めることはできない?
「嘘でしょ…」
私は姉に、震えながらその事実を告げました。
「お姉ちゃん…将也が、私をモラハラ妻だって…SNSで投稿してた」
「え!?将也くんが?」
姉は怒りを露わにしてくれましたが、私はただただ情けなくて涙が止まりませんでした。
「ねぇ、お姉ちゃん。サレた側も相手を責めたらモラハラなの?責めるのを止められない私が悪いのかな…?」
将也は私がスマホを勝手に見たこと、そして彼の言動を追求したことに立腹しているようでした。彼がした不貞行為は棚に上げて、自分のことばっかり。この理不尽な状況に、どう対処すればいいのでしょうか―――。
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あとがき:被害者なのに、加害者扱い?
このエピソードは、不貞を働いた側が「被害者」の立場を主張し、サレた側を「加害者」へと転換させた展開を描いています。将也のSNS投稿は、みわが感じている痛みを完全に無視し、自己保身に走る行為です。
みわが将也を責めたのは彼の裏切りが原因なのに、その結果のみを切り取られ「モラハラ妻」とレッテルを貼られてしまいました。この事実は彼女の精神をさらに追い詰めてしまいそうです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










