🔴【第1話から読む】借金280万を義両親が完済→入籍2週間後にまた借金した夫の【裏切り】|ギャンブル依存症夫との決別
待望の妊娠が判明するも、一志のギャンブル癖は治っていなかった。鈴子の必死の訴えに改心を誓い、夜勤までして働く一志。献身的に支える鈴子は「普通の家族」への希望を抱くが、それは彼の巧妙な仮面だった。
妊娠が判明しても不安の方が勝る
「鈴子、体調はどう?」
「……ううん、まだ少し気持ち悪くて」
入籍から数か月。私の体には新しい命が宿っていました。けれど、喜びよりも不安の方が勝っていました。酷い悪阻(つわり)で横になる私を横目に、一志は相変わらず夜遅くに帰宅する毎日。
ある日、私は一志の財布の中に、見たことのないレシートを見つけました。地方競馬の払い戻し券。そして、机の引き出しの奥に隠されていた、新たな借用書。
「……一志、これ何?」
私が震える声で尋ねると、彼はうつむきました。
「…少しだけ借りた。でも、これはすぐ返せるから」
夫に必死に訴える
涙が止まりませんでした。
「ねえ、一志。もうすぐお父さんになるんだよ? この子の親は私たちだけ。父親はあなた一人なの。この先50年、60年、死ぬまで一緒にいるって決めたじゃない。もうちょっと自覚を持ってよ!」
私は必死に訴えました。泣きながら、彼の手を握りました。
「お願い、目を覚まして。あなたが変わってくれないと、この子を育てられない」
私の必死の訴えが届いたのか、一志はそれから別人のように働き始めました。
「鈴子、ごめん。俺、間違ってた。これからは家族のために生きるよ」
彼は本職の後に夜勤のアルバイトを入れ、睡眠時間を削ってまで働きました。私も、そんな彼を支えようと必死でした。毎朝5時半に起きてお弁当を作り、家事を完璧にこなし、彼が帰ってくれば笑顔で迎えました。
夫が変わった!幸せな日々
「今日もお疲れ様。無理しないでね」
「ああ、鈴子のお弁当があるから頑張れるよ」
そんな会話が幸せでした。借金はまだ残っているけれど、2人で力を合わせればきっと乗り越えられる。一志はもうギャンブルなんてしていない。そう信じて疑いませんでした。
おなかが少しずつ大きくなるにつれ、私は「ようやく普通の家族になれるんだ」と安堵していました。一志が仕事で疲れて寝ている顔を見て、「この人を信じてよかった」とさえ思っていました。
でも、それは全て、彼が作り上げた「理想の夫」という仮面でした。 その裏で、彼はもっと残酷な裏切りを準備していたのです。 幸せだと思い込んでいた日々は、砂の城のように、たった一つの「嘘」で崩れ去ることになります。
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あとがき:「頑張る夫」という、残酷なまでの偽装工作
妊娠中の不安な時期、一番頼りたい夫が「改心したふり」をして働く姿ほど、残酷な嘘はありません。鈴子さんが朝早く起きて作ったお弁当も、彼にとっては罪悪感を消すための道具だったのかと思うと胸が締め付けられます。依存症の恐ろしさは、こうした「一時的な改善」を見せて周囲を油断させる点にあります。幸せであればあるほど、それが砂の城のように崩れた時の衝撃は計り知れないものになります。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










