🔴【第1話から読む】超マジメな夫がネトゲ沼で豹変。壊れていく幸せな日常と狂気の行方
幼稚園の先生のおかげで、夫に向き合うことを決めた、ゆうか。しかし、帰宅後、予想外のできごとが…。うろたえる夫に対し、ゆうかが下した決断は…。
予想もしていなかった展開
先生にはげまされ、私は決意を固めました。そして、帰宅後すぐに、離婚手続きについて調べ始めました。
ともあきの更生を待つ猶予はありません…。
彼との対決に備え、証拠を整理し、弁護士への相談も視野に入れ始めました。しかし、その日の夜、事態はだれもが予想しなかった方向へ、急転直下しました。
リビングから、ともあきの悲鳴に近い絶叫が聞こえてきました。
「うそだろ……! そんな、そんなはずない! オレの、オレのデータが!」
さすがに、何ごとかと思い、かけつけると、彼はパソコンの画面を食い入るように見つめ、絶望にうちふるえていました。画面には、赤字で無機質な通知が表示されていました。
「本サービスは、開発会社の破産申請に伴い、本日をもってすべてのサービスを終了いたしました」
夫の"手のひら返し"に怒りが込み上げ…
運営会社の突然の倒産により、サーバーが一瞬で遮断されたのです。
データは消去され、ログインすら不可能…。彼が途方もない時間を費やし、大金を注ぎ込み、家族をうらぎってまで守ろうとした仮想世界は、一瞬にして消え去りました。
当然、ゲーム内での人間関係も、お気に入りだったA子とのつながりも、一瞬で断ち切られました。さすがにこれは私も想定外で、あ然とするしかありませんでした。
ともあきは、それから数時間、魂が抜けたようにリビングの床に座り込んでいました。そして、翌朝、彼は信じられないほどしょんぼりとした様子で、私の元へやってきました。
「ゆうか…。やっぱり、何ごとも依存は良くないな。僕がまちがっていたよ。あんな実体のないものに夢中になっていたなんて…。これからは、心を入れ替えて家族をだいじにするよ」
その言葉を聞いた瞬間、私の中でどす黒い怒りの感情が噴き上がりました。地雷をふみ抜くような、「都合のいい手のひら返し」でした。
都合のいいことばかり言わないで!
「依存は良くない? これからは家族をだいじにする?…じょうだんじゃないわよ!」
私は持っていた包丁を天板にたたきつけ、彼をにらみつけました。
「ゲームがなくなったから、仕方なく家族に戻ってくる? A子と連絡が取れなくなったから、私とやり直す? 自分がどれだけ卑怯なことを言っているか分かってるの? 」
ともあきは、私の言葉にこおりつきました。
「ゲームが続いていたら、あなたは今ごろ、A子と楽しそうにチャットをして…私のことなんて、ゴミのように捨てていたんでしょう! チャット履歴も全部、見たわよ。"離婚した方が自由になれる"って、彼女と笑い合っていたじゃない!」
夫へ突きつけた"再構築"の条件
重たい沈黙がリビングに流れました。私は呼吸を整え、一番大切なことを ともあきに告げました。
「まずは、自分がしてきたことについて、心から謝罪しなさい。私がどれだけ傷ついたか、みかがどれだけ寂しい思いをしてきたか…その重さを理解しなさい。 あなたがA子に貢いだお金、費やした時間…そして、私たちに向けた暴言。そのすべてを清算して!それができないなら、今すぐ離婚届を書いて」
思いの丈をすべてぶつけると、ともあきは真っ青になり、その場にヒザをつきました。
ゲームという支えをうしない、精神的にボロボロになっていた彼は、私の正当な怒りに抗う術を持たず、ただ、「ごめんなさい、本当にごめんなさい…」と、床に額をこすり付けてあやまり続けました。
その姿は、かつてのプライドの高い彼とは別人のように、みじめで、小さく見えました。
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あとがき:予想外の展開
これは、想定外の展開でしたね。しかし、これもある意味「天が味方してくれた」といったところかもしれないですね。ついに、夫に対し爆発したゆうか。思いの丈をぶつけました。
一度、崩れた信頼関係を再構築するのは、とても大変なことです。ともあきが、どのように今までのうらぎりを清算するのか、気になりますね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










