🔴【第1話から読む】深夜23時に不倫未遂…最愛の夫とママ友が企てた、"禁断の密会内容"
突然、由真の家をたずねてきた、サクラ。謝罪の言葉があるのかと思っていたが、開口一番、言い訳を始める…。あまりにも自己中心的なサクラの発言をきっかけに、由真の感情が爆発。もつれていた2人の関係に、とうとう終止符が打たれ…。
ママ友の自己中発言に怒り爆発
「私の話を聞いてもらいたい!ちゃんと誤解を解いてほしいの!」
サクラは、まるで悲劇のヒロインでも演じるかのように、そう私に訴えました。
「サクラはさ、そうやって自分のことばっかり考えてほしいんだね」
「え…?」
「そっか。だから夫に相手にされなくなった時も、一斗にすがりついたんだ?」
私の冷たい視線に気づいたサクラは、ツバを飲み込んで身を固くしました。
「それは…だから、あやまったでしょ。別に、自分のことばっかり考えてほしいとか、そんなこと…」
「そんなことあるでしょ。この5分間だけでも、自分が何て言ったか、分かってないの?全部、サクラは保身のために話を持って行こうとしてるんだよ?葵にどういう相談してたのか知らないけど…今度は、そっちも悪者にするような言い方してさ。何がしたいの?」
「私はただ、もう一度、由真と仲直りしたくて…」
サクラが目にためている涙に、いらだちが頂点に達しました。
「だからそれも意味が分からない!」
私はわれを忘れて大声で叫びました。
ママ友へ「最後の忠告」
サクラと対立して以降、もう、だれのことも信じられず、ママ友全員と連絡を取ることもやめていました。
一斗をそそのかして、私をうらぎった上で、サクラの方から「縁を切りたい」と言ってきたのにも関わらず、周りの人間を巻き込んで、私の陰口を叩いていたくせに…。
(今は、私の家に上がり込んで、もう一度、仲直りがしたいだなんて…ムシが良すぎる)
「ほんと、何も反省してない。わるいとも思ってない。どんな神経してるんだろうって思ってるよ。どうして、あの件があるまで、あんなに仲良くできていたんだろうってふしぎなくらい」
「私も無神経だとは思う。でも、仲直りしたい気持ちは本当!」
しつこく、引き下がらないサクラ…。どこまでも、自分のことしか考えていないのでしょう。
「…つかれた」
「え?」
私はため息をついて、最後の忠告をしました。
「もうこういうこと考えるのがメンドウなの。今からでも、信頼を取り戻そうとするのは、別にサクラがしたいと思ってやるなら、好きにしたらいいと思う。そもそもそっちのやることで、私が気をつかうようなことじゃないよね?」
「ゆるしてくれるってこと?」
「どうにもできない。もう手遅れかな。私はもう、サクラを友だちとは思えない」
「え…」
私の毅然とした態度に、言葉をうしなったサクラ…。視線を泳がせ、何を言えばいいのか、思考をめぐらせているのでしょう…ボソボソと何かをつぶやいていました。
「正直ね、サクラの真意は分かんないけど、また仲良くしたいとか言って、一斗に近づこうとしてるんじゃないかなとか、そのうち子どもにまで何かされそうだなって、こわいんだよね」
「そんなこと…」
「そのくらい、今のあなたは私にとって害悪なんだ。前のように、家族ぐるみで仲良くするのなんて絶対にムリ。もう二度と、家にもきてほしくないって思ってる」
「ひどい…そこまで言う?」
「サクラからしたらそうかもね。でもね、サクラが私にしてきたことの方が、もっとひどいよ。こうやって正直に言ってくれる人、サクラの周りにはいないのかもね…これは、私からの最後の優しさだと思ってくれた方がいいかも」
「ママ友」という関係に終止符を
こうして、私とサクラの関係は完全に終わりました。
思ったことをすべてぶつけられて、精々した気持ちです。
一度、こわれてしまったら、元に戻らないものだってあります。けれど、一斗とは、そんな関係を乗り越えて、今はうまくやれています。
それは、彼が何とか信用を取り戻そうと努力してくれたからです。
サクラもそうだったなら…。今とはちがう結果になっていたかもしれません。
「本当に大好きだったよ…」
私は、だれもいなくなったリビングで、一人つぶやいていました。
かつて、毎日のようにくだらないことで笑いあって、一緒にお茶をしたり、子どもたちと遊んだりした。育児のことで悩んでいた時も、やさしく寄り添ってくれた、「親友」…。
今はもう、その「親友」の顔がうまく思い出せません。
あの、なつかしいあたたかい日はもう帰ってこないけれど、私は愛する家族とのしあわせな日々を、これからも紡いでいく。
🔴【第1話から読む】深夜23時に不倫未遂…最愛の夫とママ友が企てた、"禁断の密会内容"
あとがき:度重なるうらぎりの結末
2人の関係に、ようやく終止符が打たれました。「和解」の形で終えることはできませんでしたね。
何度も由真をうらぎった、サクラ。そのような人と、もう一度、関係を築こうとしても、「信用できない」というのが、正直な気持ちですよね。
そして、「最後の優しさ」として、サクラに忠告をした、由真。キッパリと関係を断つことで、由真自身も前を向けたのではないでしょうか。時に、清算が必要な人間関係。もし、自分を苦しめるような関係性がだれかと続いていたら、一度、その関係を見直すことも必要だと、考えさせられるエピソードでした。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










