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友情が壊れた日…「二度と家に来ないで」元親友に放った"最後の優しさ" |夫と不倫しようとしたママ友

本作品は、ママリユーザーさんの体験談から再編成した作品です。家庭もご近所付き合いも、トラブルなく順風満帆に過ごしていた、由真。しかし、ある時から、夫・一斗(いちと)の様子が「おかしい」と感じる日が続く。由真は、一斗のスマホを取り上げ、その場で証拠をつかむ。そのお陰で、不倫は未遂に終わったが、不倫相手からの由真への妨害は、ここからスタートすることになり…。ママ友との不倫トラブルを描いた作品、『夫と不倫しようとしたママ友』最終話をごらんください。

🔴【第1話から読む】深夜23時に不倫未遂…最愛の夫とママ友が企てた、"禁断の密会内容"

突然、由真の家をたずねてきた、サクラ。謝罪の言葉があるのかと思っていたが、開口一番、言い訳を始める…。あまりにも自己中心的なサクラの発言をきっかけに、由真の感情が爆発。もつれていた2人の関係に、とうとう終止符が打たれ…。

ママ友の自己中発言に怒り爆発

女性 リビング ロング 俯く PIXTA

「私の話を聞いてもらいたい!ちゃんと誤解を解いてほしいの!」

サクラは、まるで悲劇のヒロインでも演じるかのように、そう私に訴えました。

「サクラはさ、そうやって自分のことばっかり考えてほしいんだね」

「え…?」

「そっか。だから夫に相手にされなくなった時も、一斗にすがりついたんだ?」

私の冷たい視線に気づいたサクラは、ツバを飲み込んで身を固くしました。

「それは…だから、あやまったでしょ。別に、自分のことばっかり考えてほしいとか、そんなこと…」

「そんなことあるでしょ。この5分間だけでも、自分が何て言ったか、分かってないの?全部、サクラは保身のために話を持って行こうとしてるんだよ?葵にどういう相談してたのか知らないけど…今度は、そっちも悪者にするような言い方してさ。何がしたいの?」

「私はただ、もう一度、由真と仲直りしたくて…」

サクラが目にためている涙に、いらだちが頂点に達しました。

「だからそれも意味が分からない!」

私はわれを忘れて大声で叫びました。

ママ友へ「最後の忠告」

女性 怒る 顔 写真 PIXTA

サクラと対立して以降、もう、だれのことも信じられず、ママ友全員と連絡を取ることもやめていました。

一斗をそそのかして、私をうらぎった上で、サクラの方から「縁を切りたい」と言ってきたのにも関わらず、周りの人間を巻き込んで、私の陰口を叩いていたくせに…。

(今は、私の家に上がり込んで、もう一度、仲直りがしたいだなんて…ムシが良すぎる)

「ほんと、何も反省してない。わるいとも思ってない。どんな神経してるんだろうって思ってるよ。どうして、あの件があるまで、あんなに仲良くできていたんだろうってふしぎなくらい」

「私も無神経だとは思う。でも、仲直りしたい気持ちは本当!」

しつこく、引き下がらないサクラ…。どこまでも、自分のことしか考えていないのでしょう。

「…つかれた」

「え?」

私はため息をついて、最後の忠告をしました。

「もうこういうこと考えるのがメンドウなの。今からでも、信頼を取り戻そうとするのは、別にサクラがしたいと思ってやるなら、好きにしたらいいと思う。そもそもそっちのやることで、私が気をつかうようなことじゃないよね?」

「ゆるしてくれるってこと?」

「どうにもできない。もう手遅れかな。私はもう、サクラを友だちとは思えない」

「え…」

私の毅然とした態度に、言葉をうしなったサクラ…。視線を泳がせ、何を言えばいいのか、思考をめぐらせているのでしょう…ボソボソと何かをつぶやいていました。

「正直ね、サクラの真意は分かんないけど、また仲良くしたいとか言って、一斗に近づこうとしてるんじゃないかなとか、そのうち子どもにまで何かされそうだなって、こわいんだよね」

「そんなこと…」

「そのくらい、今のあなたは私にとって害悪なんだ。前のように、家族ぐるみで仲良くするのなんて絶対にムリ。もう二度と、家にもきてほしくないって思ってる」

「ひどい…そこまで言う?」

「サクラからしたらそうかもね。でもね、サクラが私にしてきたことの方が、もっとひどいよ。こうやって正直に言ってくれる人、サクラの周りにはいないのかもね…これは、私からの最後の優しさだと思ってくれた方がいいかも」

「ママ友」という関係に終止符を

リビング 背中 女性 一人 PIXTA

こうして、私とサクラの関係は完全に終わりました。

思ったことをすべてぶつけられて、精々した気持ちです。

一度、こわれてしまったら、元に戻らないものだってあります。けれど、一斗とは、そんな関係を乗り越えて、今はうまくやれています。

それは、彼が何とか信用を取り戻そうと努力してくれたからです。

サクラもそうだったなら…。今とはちがう結果になっていたかもしれません。

「本当に大好きだったよ…」

私は、だれもいなくなったリビングで、一人つぶやいていました。

かつて、毎日のようにくだらないことで笑いあって、一緒にお茶をしたり、子どもたちと遊んだりした。育児のことで悩んでいた時も、やさしく寄り添ってくれた、「親友」…。

今はもう、その「親友」の顔がうまく思い出せません。

あの、なつかしいあたたかい日はもう帰ってこないけれど、私は愛する家族とのしあわせな日々を、これからも紡いでいく。

🔴【第1話から読む】深夜23時に不倫未遂…最愛の夫とママ友が企てた、"禁断の密会内容"

【全話読む】
夫と不倫しようとしたママ友

あとがき:度重なるうらぎりの結末

2人の関係に、ようやく終止符が打たれました。「和解」の形で終えることはできませんでしたね。

何度も由真をうらぎった、サクラ。そのような人と、もう一度、関係を築こうとしても、「信用できない」というのが、正直な気持ちですよね。

そして、「最後の優しさ」として、サクラに忠告をした、由真。キッパリと関係を断つことで、由真自身も前を向けたのではないでしょうか。時に、清算が必要な人間関係。もし、自分を苦しめるような関係性がだれかと続いていたら、一度、その関係を見直すことも必要だと、考えさせられるエピソードでした。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】夫と不倫しようとしたママ友

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