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「家庭、壊れるよ?」不倫を正当化する友人にガツン→その後の【報告】への複雑な心境

主人公・奈緒は、大学時代から10年来の友人2人・里奈・拓也との交流が続いています。3人それぞれが結婚し、子どももいますが、家が近いため休日は公園で遊ぶことがしばしば。そんな中、里奈から「拓也が好き」と告げられ、絶句…。実は、2人ともそれぞれの家庭で肩身の狭い思いをしており、弱音を吐いてお互いを肯定していく中で、お互いが特別な存在へと変化。ですがある日、拓也の妻に親密なやり取りを見られ、修羅場に。不貞の事実はないものの、「共依存」関係の2人は泥沼にハマるばかり。ついに、奈緒は里奈に残酷な事実を突きつけます…。『友人同士の不倫を止めたい』をダイジェスト版でごらんください。

©ママリ/画像の生成にAIを活用しています

【全話まとめて読む】友人同士の不倫を止めたい

「それがダメなんだよ!」

言った直後に自分でもおどろくくらい、里奈に怒号をあびせていた。周囲の視線を感じたが、もう抑えきれなかった。

「“心の支え”って何?既婚者同士がそれ言って、何もないわけないじゃん!」

里奈の顔がこわばる。

「奈緒に何が分かるの?」

その一言に胸が痛んだ。分からない。でも──

「子どもたち、あそこで一緒にたのしそうに遊んでるよね?」

私は、遊具で遊ぶ子どもたちを指差した。無邪気に笑い、たのしそうに遊んでいた。

「この前みたいに…バレたらどうなる?今度こそ家庭、こわれるよ?里奈の子も拓也の子も、傷つくかもしれないんだよ?」

里奈はだまって視線を落とす。でも、完全には折れない。

「……大げさだよ」

その言葉が決定打だった。

「大げさじゃない!」

私ははっきり言った。

「もう家族を巻き込んでるの!拓也の奥さんに電話させた時点で…もう当事者でしょ?」

一瞬の静寂。里奈は何も言わなかった。 ※1

不倫を甘く見ている友人に一喝

「心の支え」という、一見なんの害もなさそうな言葉を盾にし、奈緒の忠告をのらりくらりとかわしていた里奈。ですが奈緒は、しびれを切らし、不倫をすることの代償を突きつけます。

あまりにも軽く考えている様子の里奈でしたが、奈緒の絶縁覚悟の発言に、心が揺れ動きます。

もう1人の当事者にも、現実を突きつける

その夜…まよった末、私は拓也にも連絡を入れた。正直、ふるえていた。でも、止められるのは今しかないと思った。

「電話なんてめずらしいね、どうした?」

いつもは話しやすく感じる拓也の口調も、今はいら立つ要素でしかなかった。

「突然ごめん。里奈と拓也の友人として、2人のことが大切だから言うね」

そう前置きして、私は深く息を吸った。そして、淡々と伝えるべきことを伝えた。

「里奈から、拓也との関係とかトラブルのこと聞いてる。お互いに家庭があるよね?2人の都合で家族を巻き込まないで。特に、子どもたちのこと…ちゃんと考えて」

淡々と話しつつも、自分でも分かるほど、その語気には静かで強い憤りが感じられた。拓也はだまったままだった。

「もし、2人が本気で一緒になるって言うなら…せめて、筋を通して。きちんと整理してからにして…」

そう言い切った後、しばらくの沈黙が続いた。

余計なことした?友だちをうらぎった?でしゃばりすぎた?そんな不安が込み上げてくる。でも、何もしないほうがもっと後悔する気がした。

鼓動が落ち着き始めたちょうどその時、拓也の声が沈黙をやぶった。

「……ごめん、ちゃんと考える」

私は通話を切った。スマホを置くと、一気に力が抜けて、興奮が冷めていく。「やるべきことは、した」そう思いたい。

でも、2人との関係は、もう前と同じじゃないかもしれない。

もしこれで、縁が切れたら?10年来の友人…。子ども同士のつながり。全部、こわれるかもしれない。

くらい部屋で、私は静かに泣いた。

私の行動が正しかったのかは、正直、分からない。でも、もう傍観者ではいられなかった。この先、2人がどんな形になるのか、想像するのがこわかった。 ※2

奈緒は、自分が悪者になってでも、友人の子どもたちのことを第一に考え、厳しい現実を突きつけます。パートナーを傷つけること、子どもにも影響があるかもしれないことを伝えます。

否定も肯定もしない…友人が選んだ未来

あれから、しばらく連絡はなかった。里奈からも、拓也からも。静かすぎて、逆にこわかった。

──私が余計なことをしたせいで、全部、こわれたかもしれない。

そんな考えがよぎるたび、胸がおもくなった。

ある日、里奈からメッセージが届いた。

「奈緒、今度ご飯行ける?」

短い一文。絵文字もない。私は少しまよってから、「いいよ」とだけ返した。

当日、指定された店に入ると、そこにいたのは里奈と拓也だった。

おもい空気の中、どこか覚悟を決めたような静けさがあった。まず口を開いたのは、拓也だった。

「奈緒…この前はありがとう。俺たち、ちゃんと話したんだ」

すると、里奈が続けて話し出した。

「中途半端なまま続けるのはちがうって…だから──」

緊張が高まり、私はゴクリとつばを飲んだ。

「お互い、離婚してから向き合うことにした」 ※3

奈緒の精いっぱいの想いが、里奈と拓也、それぞれの胸に響いたようです。まずは「離婚をする」と決めます。

このあと、里奈・拓也は、それぞれのパートナーと向き合い話し合いを進めます。そう簡単に決着はつきませんが、ひとりの大人として筋を通すと決めたようです。

奈緒は、友人が決めた未来に対して「否定も肯定もしない」とし、「静かに見守るだけ」と振り返っています。友人が道を踏み外しそうになったとき、正しい道を示すのは勇気がいることです。それでも、友人のために悪者になり、厳しい現実を突きつけた主人公の覚悟に、さまざまなことを考えさせられます。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。

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引用元一覧

  • ※1 ママリ「「子どもの顔を見てよ」家庭を壊そうとする親友たちに"絶縁覚悟"の猛抗議|友人同士の不倫を止めたい」(https://mamari.jp/77983,2026年3月23日最終閲覧)
  • ※2 ママリ「「子どもの顔を見てよ」家庭を壊そうとする親友たちに"絶縁覚悟"の猛抗議|友人同士の不倫を止めたい」(https://mamari.jp/77983,2026年3月23日最終閲覧)
  • ※3 ママリ「「後悔はしてない」出した決断は…肯定も否定もしない、"親友の覚悟"|友人同士の不倫を止めたい」(https://mamari.jp/77984,2026年3月23日最終閲覧)

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