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不倫?純愛?子連れ再会で見せつけられた友人たちの“狂った距離感”|友人同士の不倫を止めたい

大学時代から10年来の友人・里奈と拓也。結婚や出産のタイミングも近く、家族ぐるみで付き合ってきた奈緒は、ある日、里奈から思いもよらない告白を受けます。それは、友情も家庭もゆるがす衝撃の告白でした─。友人同士の不倫を描いた体験談、『友人同士の不倫を止めたい』第1話をごらんください。

PIXTA

🔴【全話読む】友人同士の不倫を止めたい

公園で再会した、学生時代の友人・里奈と拓也。自然な距離感の2人に、奈緒はわずかな違和感を抱く。その夜、里奈から突然、「拓也が好き」と告白され…。

学生時代からの友人と過ごす、居心地の良い時間

公園 手を振る パパ ママ PIXTA

「奈緒ー! こっちこっち!」

公園の入り口で、大きく手を振る里奈の姿が見えた。そのとなりには、拓也。

ベビーカーとストライダーと、レジャーシート。いつもの休日の光景だ。

私たちは、10年来の友人だ。

大学時代に同じサークルで出会ってから、なんだかんだ縁が続いている。結婚も出産も、だいたい同じタイミングで、子どもたちも年が近い。

「久しぶりー!」

あいさつもそこそこに、子どもたちは一目散に遊具へと向かって走っていく。

「待って待ってー!」

里奈があわてて追いかける。拓也はそんな里奈を見て苦笑しながら、荷物を広げる。

「ほんと元気だよな」

昔と変わらない口調。大学のころ、飲み会の幹事をしていた時の余裕のある感じ。私は、なんだかなつかしくなって笑った。すべり台の下で、里奈と拓也がならんで子どもたちを見守っている。自然な距離感。息の合ったやり取り。

「最近さ、うちの夫、また帰り遅くて」

里奈がため息まじりに言う。

「あー、うちの嫁も。仕事って言えば何でもゆるされると思ってるよね」

拓也が肩をすくめる。

2人はお互いのパートナーのグチを言い合う。それも、昔からの延長みたいに自然なやりとりだ。

夜のメッセージとわずかな違和感

スマホ 夜 女性 リビング 手元 PIXTA

「奈緒のとこは?」

そう振られて、私は苦笑する。

「うちも似たようなもんかな」

きっと、どの家庭もそれぞれ大変なことがあるだろう。でも、この3人でいると、少しだけ気持ちがラクになる。学生時代から続く信頼関係からか、“理解してくれる人がいる”という安心感を与えてくれるからだ。

ふと見ると、里奈と拓也が同時に子どもを抱き上げ、目を合わせて笑っていた。息がぴったりな2人に、私はなぜか一瞬だけ胸がざわつく。

(なんだろう……なんか…距離感が近い?)

私はわずかな違和感を抱きつつも、2人と子どもたちのたのしげな様子に、それ以上深く考えることをやめた。

その日の夜。子どもを寝かしつけ、スマホを開く。里奈からメッセージが届いていた。

「今日はありがとう!たのしかったね」

「うん、久々にゆっくり話せたね」

何往復か、他愛のないやり取りをする。

「拓也、やっぱり話しやすいよね」

脈絡もなくはさまれた拓也の話題に、公園で感じた違和感がまた顔をのぞかせる。

「拓也らしいっていうか…。里奈は昔から拓也と気が合ってる感じだしね」

そう返すと、既読がついたまま、沈黙がつづいた。

数分後、画面に里奈の名前がうかび上がる。彼女からの着信だった。

「私、拓也が好きなの」

女性 スマホ 夜 真顔 PIXTA

「もしもし?どうした?」

少しだけ胸がざわつく。電話の向こうで、里奈が息を吸う音がした。

「奈緒……あのね」

その声は、いつもより低いトーンだった。

「ちょっと、聞いてほしいことがあって」

いやな予感が、じわりと広がる。

「私──」

少しの間の沈黙が、とても長く、おもいものに感じられた。

そして──。

「私……拓也が好きなの」

友人の突然の告白に、頭がまっ白になる。

「……え?」

衝撃のあまり言葉が出ない。

「彼も私のこと好きみたいで……」

鼓動がドクンと大きく鳴る。昼間、公園でならんでいた2人の姿が、フラッシュバックする。笑い合う横顔、自然すぎる距離…あれは、ただの友だちじゃなかったの?

「でもっ、誤解してほしくないのは……まだ、何もないよ?」

里奈があわてたように付け加える。

「ただ……気持ちが止まらなくて……」

10年来の友情、それぞれの家庭、子どもたち──。

全部がぐらりとゆれる。私はスマホをにぎりしめたまま、言葉をうしなっていた。

🔴【続きを読む】「俺、家帰るのしんどい」既婚者同士の傷のなめ合いが、いつしか“禁断の恋”に変わるまで

【全話読む】
友人同士の不倫を止めたい

あとがき:友情と恋の境界線

長い友情は、安心感と信頼を育てます。でも、その安心感が、ふとしたきっかけで“特別”な感情に変わることもあります。

家庭の悩みや孤独を分かち合ううちに、心の距離は縮まっていく。それ自体はわるいことではないはずなのに、立場や状況によっては、大きな波紋を呼びます。

「まだ一線は越えていない」。それでも、心がかたむいた瞬間から、関係は元には戻れないのかもしれません。この告白を受けた奈緒は、親友として何を選ぶのでしょうか。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。

🔴【全話読む】友人同士の不倫を止めたい

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