🔴【第1話から読む】「運命の親友」の正体。全てを"完コピ"する狂気のママ友
盗用が発覚した周子のブログは大炎上。アカウント削除に追い込まれる。幼稚園でも孤立する彼女は、泣きながら「愛美ちゃんみたいになりたかった」と本音をもらす。愛美は同情しつつも、依存をたつために突き放す決断を下し…。
一気に炎上したママ友のSNS
一人の指摘がきっかけとなり、周子ちゃんのブログは瞬く間に「検証」の対象となった。
ネットの特定班の力はおそろしいものだ。
過去の投稿まで遡られ、私のSNSだけでなく、他の人気インフルエンサーからの盗用も次々と発覚。コメント欄は批判の嵐…いわゆる「炎上」状態に陥った。
「自分で考える力はないんですか?」
「ハンドメイドのテレビボードまでマネするとか、ストーカーレベルでこわい」
「子どもがかわいそう。お母さんがパクリママだなんて」
しんらつな言葉がならぶ画面を、私は複雑な思いで見つめていた。
彼女がしたことはゆるせない。でも、ここまで叩かれる姿を見るのは、元友人として胸がいたむのも事実だった。
広まるウワサ
それから数日後、周子ちゃんのブログは更新を停止。アカウントごと削除された。 幼稚園のおくり迎えでも、彼女の姿は見かけなくなった。
「愛美さん、聞いた?周子さんのこと」
他のママ友が、ヒソヒソと話しかけてくる。
「ネットで何かあったみたいね。最近、顔色もわるいし、だれとも目を合わせないのよ」
「そうなんですか」
私はあいまいに答えた。 彼女を追い詰めたのは、私ではない。彼女自身の「自分がない」という虚無感が生み出した結果だ。
でも、もし私がもっとはやく「マネされるのはイヤだ」とはっきり伝えていたら…ここまで大事にはならなかったのではないか。
そんな後悔が頭をよぎった。
ママ友からの謝罪
そんなある日の午後、幼稚園のうら門で、一人立ち尽くす周子ちゃんを見かけた。
以前のはなやかさは消えうせ、肩をおとし、ひどくつかれた様子だ。 彼女はこちらに気づくと、おびえたような…すがるような複雑な表情をうかべた。
「愛美ちゃん」
カサカサの声で、彼女が私を呼んだ。
「ただ、愛美ちゃんみたいになりたかっただけなの。愛美ちゃんはキラキラしてて、えらぶものが全部正解で……。私には、何にもないから」
涙をながしながら告白する彼女の言葉は、あまりにもおさなく、痛々しいものだった。
私は彼女の肩に手をおこうとして……思いとどまった。
ここでやさしくすれば、また彼女は私に依存し、マネを始める。 それは彼女のためにも、私の家族のためにもならない。
「周子ちゃん。私はあなたに正解を教えるガイドブックじゃないよ」
私は努めて冷静に、でもはっきりと告げた。
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あとがき:決別の勇気
泣き縋る相手を突き放すのは、心がいたむものです。でも、ここで手を貸せば、彼女はまた「だれかの影」としてしか生きられなくなります。
愛美がえらんだのは、つめたさではなく、おたがいの人生を尊重するための「境界線」でした。他人の「正解」をなぞることでしか安心を得られなかった周子の悲劇は、自分自身の足で立つことのむずかしさと大切さを、私たちにきびしく問いかけます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










