母子手帳を見るのが怖くなっていた時期。3歳児健診の記録にある項目を試してみようと長男の太郎くんにクレヨンを渡したものの、描かれたのは線を閉じられない不完全な丸でした。
丸どころか十字や四角も描けず、保育園に飾られた周りの子どもたちの絵と比べても違いは歴然。なぜできないのか理由も対処法もわからないまま、できないという事実だけが重くのしかかっていきます。
©pitan_dayoo
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母子手帳の「はい・いいえ」の問いは、できなかったときにどうサポートすればよいのか具体的な方法までは書かれていないため、目にするだけで不安や焦りが募ってしまいますよね。
保育園で飾られた周りの絵と見比べて落ち込んだり、原因がわからず途方に暮れたりした経験がある方もいるのではないでしょうか。
どうすればよいのか答えが見えない中で、わが子の成長を心配し懸命に向き合おうとするお母さんの思いが伝わってくるエピソードですね。
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迷いや遠回りもすべて糧になる。結果より大切な「歩む時間」
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子どもの発達に違和感を覚えたとき、周囲との差や将来への不安から、焦りや孤立感を抱いてしまうこともありますよね。「そのうち追いつく」と願いながらも、目に見える差に直面し、不安を深めてしまう場面もあるかもしれません。
作者のぴーたん(@pitan_dayoo)さんも、最初から前向きでいられたわけではありませんでした。文字や数が身につかない現実に焦り、検査の数値や母子手帳のチェック項目に捉われ、自分自身を追い詰めて産後うつを経験した時期もありました。
しかし、心身を休めて視野を取り戻したことで、彼女は「子どものできるに目を向ける」という選択をします。
本作は、育児における課題や不安に対して結果のみを求めるのではなく、試行錯誤しながら歩むプロセスの大切さを示してくれています。迷ったり遠回りしたりした時間さえも経験値となり、親子を支える糧になることを考えさせてくれる素敵な作品です。
ぴーたん|読み書き苦手な子の実録マンガ(@pitan_dayoo)さんのインスタグラム
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