サンタさんに「ありがとう」を伝えたい!?
12月に入ると街中がクリスマスモードになり、大人も子供も気分が高揚してきますよね。クリスマスは、子供にとって欲しい物を買ってもらえる楽しいイベント。
親が勝手にプレゼントを選んで与えていた赤ちゃんの頃、そして2歳頃を過ぎ、幼稚園に入った頃あたりから、クリスマスプレゼントは、自分の欲しいものを指定できるようになってきます。
我が家の息子も、「○○が欲しい!」と指定してくるようになってきました。
我が家のサンタさん
おうちによって、小さな子供に伝えているサンタさん像は少し違うと思います。我が家のサンタさんは、たくさんのプレゼントを抱えて、遠いフィンランドから長い時間をかけて、空を飛んでやってくることになっています。
おうちの人が起きている間は、そのおうちには入って来ないからと言い聞かせ、早く寝るように急がせて、寝たのを確認したらそこからプレゼントのセッティングです。
プレゼントは赤い靴下に♡
枕元に置いてある大きな赤い靴下の袋に、プレゼントと手紙を入れます。手紙には、サンタさんは外人という設定なのでローマ字で書きます。
内容は「○○くんへ 今年もいい子にしていたから、プレゼントをもってきたよ。これからもお友達に優しくして、仲良く遊ぶんだよ。いい子にしてたら、また来年くるからね。」
もちろん子供は読めないので、翌朝、私が代わりに読んであげるのが恒例です。
我が家のクリスマスエピソード♡
さて、ここからはそんな我が家で起こった、クリスマスのエピソードをご紹介します!
大変なお仕事で忙しいサンタさんに何かしてあげたい!
息子が5歳のクリスマスの時でした。あと数日でクリスマスという頃、息子は頼んだプレゼントをちゃんともらえるかなってソワソワしていました。
ふと「サンタさん、みんなのプレゼント、どうやって買ってるんだろう?お金はどうしているんだろう?サンタさんはお金持ちなのかな。」と私に聞いてきました。
私が「あちこちのおもちゃ屋さんに捜しに行ってくれてるんじゃないかな。きっとサンタさんがいっぱい働いて貯めたお金で、プレゼントを買いに行ってくれてるんだろうね。」と言うと、
「そっかあ、お金をいっぱい使ってくれて、遠いところから運んでくれて、サンタさんのお仕事は大変だなぁ。」と。
そして、「ねぇ、ママ。サンタさんにプレゼントのお返ししたいな。」と言い出したのです。
サンタさんはどんな事が嬉しいかな?
サンタさんは、本当はママなんだけどなと心の中で思いつつ、サンタさんに感謝の気持ちを持ってくれた
息子の優しさに感動した親バカな私でした。
さてサンタさんは何をあげたら喜ぶのか、一緒に色々と考えました。息子ができる範囲のことなので、サンタさんの絵とか、折り紙とかを提案しましたが、どうもピンとこないようでした。
すると突然息子が、「ママはお仕事で疲れた時はどうやったら元気になる?」と聞いてきました。
「そうだなあ。お風呂にゆっくり入るとか、美味しいものを食べに行くとかかな!あっ!あとは○○(息子の名前)がギューってハグしてくれたらママはすごく元気になるよ~!」
そう答えると…。
プレゼントはケーキに決定!
「うーん、サンタさんにギューしてあげたいけど、サンタさんは僕が起きている間はうちに入ってこないんだよね?」
そういう息子に、「うん、サンタさんは夜遅くに○○が寝てからしか来ないもんね。ママも会ったことないもん。」と私は答えました。
すると、「じゃあ、何か美味しいもの食べさせてあげたいなぁ。あっ、クリスマスケーキ、僕の分をちょっと分けてあげることにする!」
というわけで、クリスマスイブに食べるケーキをワンカット残しておいて、サンタさんに食べてもらう!息子はこれを、サンタさんへのプレゼントに決めたのです。
当日はジュースまで用意しておもてなし♡
「そうだ、ケーキを食べたら、喉も乾くよね」と、息子はコップにジュースまで入れてあげてました。「サンタさん、いつもプレゼントありがとう。ケーキ食べて、お仕事がんばってね」と、字がまだ上手に書けない息子の代わりに、私が代筆したメモをケーキに添えて♡
朝になり、枕元に置いてある希望通りのプレゼントに大喜びの息子。そして、台所のテーブルの上に、空になったケーキ皿とコップを見つけて「ちゃんとケーキも食べていってくれたんだぁ。」と嬉しそうな顔をしました。
もちろん、夜中にケーキを食べたのは私ですがね♪
いつも感謝の気持ちを忘れないでね
与えてもらってばかりの息子が、してくれたことに対してお礼をしたいという感謝の気持ちを持ってくれたことは、意外で、とても嬉しいことでした。
後日談で「僕、(サンタさんに分けてあげて)ケーキちょっと減ってしまったから、その分、またケーキ買って」と言われ苦笑しましたが。
まあ親切にしてもついつい見返りを求めてしまいがちですが、人がしてくれたことに対して、常に感謝の気持ちを忘れない人に成長してほしいなと思います。
その為にも、一番身近に接している親の私達が、見本となって感謝を常に表せるようにならなければとつくづく感じました。まずは、小さなことでも「ありがとう」を恥ずかしがらずに言えるように。