ワンオペ育児とは?病気や父親など、ひとり育児の悩みとママの声

何らかの事情でパパが不在の家庭では、ママひとりでの子育てに悪戦苦闘しています。「ワンオペ育児ママ」は孤独や不安でいっぱいの毎日。働く環境や家庭状況も多様化している今、意外に多いワンオペ育児ママのここが困った!というエピソードと先輩ワンオペ育児ママとしての簡単なアドバイスをご紹介します。

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「ワンオペ」ってなに?

最近、なにかと耳にする「ワンオペ」の言葉。何を意味するかご存知ですか?

「ワンオペ」とは、飲食店などの店舗を一人で回している状態、すなわち「ワンオペレーション」を略した言葉で、インターネットを中心に普及しとりあげられるようになりました。

日々の店舗運営と問題解決はすべて一人で行っているため、日常業務に必要とされているホウレンソウ(報告・連絡・相談)ができる人が周りにいません。一人孤独に悩みながらその任務を負っています。

激務で疲労困憊しても休息を取ることもままならず、誰かと労働の喜びを共有することもできず、それでもてきぱきと仕事をこなすことを要求されています。ワンオペで働くスタッフの重責は計り知れず、その孤独さとつらさは想像にそう難くないでしょう。それでも頑張り続けているのです。

意外と多い!ワンオペ育児ママ

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そして今の世の中、このワンオペで育児をしているママが増えているとのこと。

ひとり親の家庭はもちろんのことですが、激務や出張などでパパの帰宅時間が遅く不在がちだったり、単身赴任などでパパと生活を共にできず、頼れる親も仲間も近くにいないため1日中ママ1人で育児をこなしていたり・・・

このようにさまざまな理由で、一人で孤独と戦いながら「ワンオペ」状態で育児をしていることを「ワンオペ育児」と呼ぶようになりました。

もちろん、ワンオペ育児をしているのは、ママだけに限ったことではありませんが、パパが仕事をしている家庭ではママがワンオペ育児になりがちです。ワンオペ育児は心身ともに大きな負荷がかかり、ママたちは救いを求めています。

現実にネット上でも「ワンオペ育児」に関するママ達の辛い声が上がっています。

「ワンオペ育児、ここが困ってます…」ママの声をご紹介

実は、自分自身もワンオペ育児の経験者!仕事の職種がら、帰宅はいつも早朝の夫。帰宅してもシャワーを浴びたらすぐにまた出勤!そんな状況下では、どうしてもワンオペ育児になってしまいます。

休む間もなく、相談する相手もなく、育児の喜びや苦しみを分かち合うパートナーがいないつらさは言葉では言い表せませんよね...。ここでは、一人子育てに悩むワンオペ育児ママの声を5つご紹介します。

その1.息抜きができない!

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夫の長期出張が多く、二人の幼児の世話をほとんど一人で見ているといっても過言ではないくらいです。
上は4歳、下は2歳なのですが、最近なんで私ばかりこんな思いしてるんだろう・・・とやりきれなくなる時があります。両方の実家も遠方なので頼ることは不可能です。 出典: www.toku-chi.com

子育ての喜びを分かち合うパパが不在であるということが、いかにママの心に負荷を与えているか・・。やりきれない・・・そんな悲痛な言葉を聞くと自分の昔を思い出して辛くなります。

子育てには、喜びや悲しみや大変さや楽しさを、一緒に共有できるパートナーの存在が大事です。しかしワンオペ育児ママにはそれができない苦しみがあり、心も体も解放される時間がありません。

息つく暇も余裕もない状態がいつまでも続くと、心だけでなく体をも壊してしまいます。

そうなるまえに、少しでも心と体の負荷を軽くするよう心掛けないといけませんね。

地域で子供の成長を共有できる人を見つけてみましょう

ママ PIXTA

例えばわが家では、行きつけの美容院の美容師さんが、よき相談相手になってくれました。子連れOKのその美容室では、カットをお願いしながら子育ての悩み相談をさせていただきました。

今でも私達親子をずっとずっと見守ってくれる、よき相談相手となってくれています。娘の成人式の着付けとヘアメークも担当してもらったくらいです。あのベビーちゃんが、もうこんなに大きくなって...と涙ぐんでくれたのがとてもうれしかったです。

孤独感を感じていたワンオペ育児だからこそ、ちょっとした声掛けや悩みを聞いてくれるというだけでも「一人じゃない」と嬉しかったものです。

是非あなたの周りにもこうした美容室や、子供が遊べる支援センターの先生などがいる地域の施設があるとよいですよね。

託児施設のあるショッピングスポットを利用してみましょう

体を休めるには、やはり自分だけに使う時間を大切にすることです。そのためには子供を誰かに預けなくてはいけませんね。

そこで、託児施設のあるショッピングスポットにでかけてみてはいかがでしょう。ママのお買い物を助けることが主な目的の託児サービスのため、無料もしくは安価で預かってくれます。

もちろん数時間程度ですが、その間1人でゆっくりお茶しながら小説でも読んだり、ショッピングセンター内のサロンできれいに変身したりできます。ほんの数時間でも一人になる時間があると、孤独な子育てから解放されますよね。

託児施設にいるのはプロの保育士さんですから安心してお任せできますね。

その2.自分が病気の時に病院へいけない!

女性 つらい PIXTA

小さい子供がいる家庭の単身赴任はきついです。平日だけでも一人で二人の子供のお世話をするのは大変なのに土日も私がお世話をし続けなければならない状態でした。気の休まる時がないので、心身共にヘトヘトになりました。

一番しんどかったのは、自分が風邪を引いたときに病院に行けない時でした。 出典: moomii.jp

これは、どのワンオペ育児ママもぶち当たる壁です。私も自分は病院にいけず、市販薬に頼る以外に方法はありませんでした。

近くに往診をしてくださる医師は少なく、どうしても病院へ出向くしか選択肢がない...ただでさえ病気で心身疲労で困憊しているところに、病院にも行けないなんて...。

ワンオペ育児ママたちはどうやって、この壁を乗り越えていけばいいのでしょうか。

保育ママやファミリーサポートに頼ってみましょう

近所に保育ママやファミリーサポートをしている人がいるかもしれません。あらかじめ登録が必要ですが、数時間でも預かっていただければ、病院にもいけますね。

ママが元気でないと、子供も元気がなくなってしまいます。笑顔でいられるためにも保育ママやファミリーサポートの存在は頼もしいですね。

その3.子供が突然夜中に病気に!

母 子育て PIXTA

苦労したことは、夜間に子供を急患センターに連れて行かないと行けなくなった時です。上の子供達を起こして一緒に連れて行かなければならなかった時は本当に辛かったです。次の日は寝不足で幼稚園もお休みさせることになりますし。精神的にも肉体的にもきつかったです。主人がいてくれたら・・・と半泣きで思っていました。 出典: moomii.jp

5歳、4歳、2歳の3人の子供をワンオペ育児しているママの叫びの言葉には、同じ経験をしただけに、当時の自分と重なり胸が痛みます。薬が効かず高熱に苦しむ娘を抱きかかえたままパニックになってしまった私は、夜中に号泣しながら119番に電話してしまいました。

すると、優しい口調で応急処置の方法を教えてくれた救急隊の方、今でも忘れることはできません。本来なら不安で冷静さを失っているママを、隣で優しく見守ってくれるパパの存在は大きいものなのですが、そのパパが不在となると、夜中の子供の容態の変化はワンオペ育児ママにとって、精神的にとてもきつい状態なのです。

近所で信頼できるママ友をみつけましょう

こちらのママは、ご主人の単身赴任が決まった後、同じマンション内にお友達を作ったことがとても助かったようです。マンション暮らしは、ドアを開ければすぐそこに人がいる安心感があり、共有施設では顔を合わせる機会も多く、お友達が作りやすい環境かもしれませんね。

私も同じように、子供が大病した時は同じ階に住む子育てママに、お買いものを頼んだりしていました。病気の子供を家に残して買い物に行くことが不安だったので、とても助かりました。

その後、お互いに頼みごとができる仲になりました。ワンオペ育児であることをきちんと伝えて、信頼できるお友達を作ってはいかがでしょう。

4.子供がパパと遊びたいと言い出した! 

パパと子供 PIXTA

子供たちは週末になればパパとお出掛けしたいと言い出すように。私だけでは相手不足なんだと実感しました。 出典: moomii.jp

週末や休日になると、どの家庭でもだいたいは家族で過ごすものですよね。普段は一緒に遊んでくれるお友達家族も、この日ばかりはやはり誘いづらいものです。

そうなると、ワンオペ育児で育ったわが子は、ある日私にこう切り出してきます「私もパパと遊びたい」と。この言葉は本当につらかったです...。今まで気張ってきたママの心の糸がプチンと切れる瞬間でもあるのです。

でも今一度考えてみてください。泣いても笑っても休日はやってきます。それだったら笑って楽しく過ごそうではありませんか。

ワンオペ育児ママ同士、一緒に休日を満喫してみましょう

パパ不在の週末や休日。どうあがいてもいないものはいないのです。それだったら、発想の転換をしてみませんか?パパがいないからこそ、堪能できる週末や休日にしてはいかがでしょうか?

周りをよく観察してみると・・・意外に多いことに気付くはずです!そう、ワンオペ育児ママが結構いることに!ワンオペ育児ママ同士なら週末や休日を一緒に過ごして子供たちに楽しい過ごし方を満喫させてあげられるのでは?

ワンオペ育児の情報交換もできますし、安価や無料で楽しめる施設にもたくさん行くことができます。お料理作りやお菓子作りを子供たちと一緒にするのもとても楽しい時間です。

5.ママひとりでお風呂に入れるのは至難の業!

生理 PIXTA

母子家庭だと、女親がひとりっきりで入れるので、特に「生理日」に子供をお風呂に入れてやるのに未だに大変苦労しています。

特にやっと首がすわった頃は子供を洗い場で座らせておく事も不安でしたし、寒い時期には湯船にひとりで入れておくこともできません。~(中略)~お風呂のことだけは今だに、父親と母親がきちんと揃っているご家庭が、羨ましくてしょうがないです。 出典: www.sinmamaqw.com

ワンオペ育児で一番大変で困っていることは、やはり「お風呂タイム」なのです。 気を緩めると危険が伴う小さな子供とのお風呂タイムは、ワンオペ育児ママには大きな心労です。

自分の体や髪を洗うのは後回しに・・・時には洗う暇もないくらいの大変さ。ワンオペ育児ママは、お風呂でさえリラックスして入ることもできないのです。

洗い終わった子供を受け取ってくれるパパもいない・・・脱衣所でも子供優先で服を着せてあげている間、自分は服を着ることもできず子供の世話をし続けます。

せっかくのお風呂タイムだったのに、すぐに体も冷え冷えの状態に。リラックスなんてできませんよね。

発泡スチロール箱が大活躍

わが家では発泡スチロール箱が大活躍でした。脱衣所にバスタオルを敷き詰めた発泡スチロール箱をおいておき、その中に洗った赤ちゃんを寝かせておくのです。

軽くふいてそのまましばらく箱の中でホカホカに。その間ママは手早く体を拭いて服を着ます。体が冷えないのはうれしいですね。

少しの間なら赤ちゃんも冷えずに待っていられましたよ。赤ちゃんも体が冷えないように。さっそく試してみてください。

ワンオペ育児・まだまだこんなに悲痛な声が…こんな時が一番つらい!

ワンオペ育児でここが困っている!という多くの声を5つ紹介してみましたが、日々の生活の中でも苦労が絶えないようです。明るく元気に振る舞ってはいるものの、本当は寂しくて不安で誰かを頼りたい・・・ワンオペ育児ママの本音はここにあると思います。

その証拠にネットの相談欄は体験談のページには、悲痛な声としてSOSを求めているママも。

そんな声を少し紹介したいと思います。是非耳を傾けてあげてください。

ワンオペ育児中の悲痛な声より

女性 悩む PIXTA

2週間帰って来ないで、2週間まるまる24hワンオペな時もあったし、2日間ワンオペなんて余裕余裕。 1人っきり育児って、体力面もだけど、精神的の方がしんどいんだよねー。

幼稚園の準備とかなんやかんや忙しいからあっとゆー間やと思うんやけど、それでもしんどいやろなーー! せめて週一は帰って来てもらうようにしたいわ。 出典: twitter.com

ワンオペ育児で辛いのは体力もそうですが、精神面で参ってしまうことですよね。育児の不安や苦労を1人で抱えながら生活をすることは想像以上に過酷です。

娘を出産してからの一年半ほぼ1人で家事育児で、365日24時間、1人の時間も無くノイローゼの境界線を行き来している自覚があります。かろうじて耐えています 出典: onayamifree.com

ワンオペ育児ママの中には、もう限界とSOSをだしているママも。ワンオペ育児ママに、解決に近づく糸口はあるのでしょうか・・・

今4ヶ月のベビーですが、
土日に家族でお出掛けもできずこないだ二人で動物園にいっちゃいました。

が周りは家族ばかりで少し淋しくなり… 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

また、普段は元気に一人で育児を楽しんでいても、休日になると寂しくなるケースも。家族連れでお出かけしている姿をみるのは、自分の立場を客観視できてしまう分、とてもみじめになるものです。

ワンオペ育児ならではの楽しみを見つけましょう♡

ママ 子供 PIXTA

家庭の生活は様々です。そしてその形態も様々な昨今、ママひとりで育児に専念することを強調してきた神話が崩れてきています。

家庭の事情でどうしてもママひとりで子育てをしなければいけない状況になったとしたら、一人だけで頑張る!という神話からはもう開放されていいのではないでしょうか。

自分だけが頑張ればいいのだ!そんな気持ちで子育てしていては余裕が全くなくなり、ストレスをためるばかり。育児を楽しめなくなります。

親子でお料理するのも良し、親子でボランティア活動するのも良し、子供の習い事の時間を使って自分も勉強するのも良し、夕食の手抜きもよし・・・・ある日、そう思える日がやってきます。

私の場合、核家族という小さな班で動く必要がないのだ!と割り切って、仕事以外の時間は、娘と一緒に社会貢献や社会活動に時間を費やしてきました。

今となっては、ワンオペ育児だったからこそ得られた成果があったと自負しています。

日本ももっと、社会の皆で子供の育ちを見守り支えられるとよいですね。そしてその仕組みがもっと確立されれば、ワンオペ育児ママの心と体の負担も軽減されるであろうと思っています。

そして最後にひとつだけ!どうぞ、自分を追い詰めないでください。辛いときには、市の育児相談などを利用するなどして、1人で抱え込まないでくださいね。

さあ、ワンオペ育児ならではの楽しみ方を見つけて、楽しく育児をしてみませんか?

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