最初は断ろうと思った、でも背中を押してくれたのは誰でもない娘
雨宮さんにとってキャスター復帰のお話はまたとない好機でした。ただ、気がかりなのは2人の子供達のこと。
子供達に、日本でお仕事をしようと思うんだけど、と相談すると
『学校がかわっちゃうの?』と言われたという雨宮さん。
10年以上パリで暮らしてきた2人のことを考えると、日本への転校は今後の人生も左右しそうな問題。そう思うと、キャスター復帰を断ろうと思っていたとも話しています。
「ママはママの人生を生きてほしい」
しかしある日、12歳の娘が泣きながら雨宮さんにこう言ったそうです。
ママ、この仕事は諦めちゃダメだよ。
ママはママの人生を生きてほしい。でも自分たちはパリにいたいから、パパと暮らせない? 出典: news.livedoor.com
12歳の子供が自分達とお母さんの望みを考えて出した提案。
そして、前夫である青木さんにそのことを伝えると
『子供たちがそう言うなら、僕が引き受ける』と即答してくれたためキャスター復帰に踏み切れたそうです。
「育児は母親がすべき」という考えが根強く残る日本
フランスでは前妻に結婚当時と同じステータスを保証する義務があり、夫婦が子育てを等しく分担・共有しています。
今回の雨宮さん家族の件にしても子供の希望・母親の希望が前夫の承諾を得て叶えられたというだけのこと。
それを「母親失格!」と非難することは、日本の社会がいかに
「育児は母親がすべき」
という母性神話に今も支配されているかが伺えます。
逆に日本では離婚すると子供は当然のように母親が育て、養育費さえ払わない男性もいるようですが
そちらのほうがずっと問題に思えます。
2人の子供の期待に応えるためにも
今回の復帰初回の放送冒頭で雨宮さんはこんなコメントをしています。
私にとっては大変なじみのあるTBSで伝統のあるNEWS23に携わらせていただくことになり本当に感慨深い思いでいっぱいです。
伝えたいということはこの17年間書くことをして思い続けてきたんですが、最終的に背中を押してくれたのは子供たち。
そういう思いがあるので、心は決めてます。 出典: news.mynavi.jp
今年で45歳になった雨宮さん、バラエティで活躍していた頃とはまた違う魅力で溢れ、
復帰初回の生放送は退社してから17年というブランクをまったく感じさせないと話題になっています。
1人の女性として母親として、雨宮さん自身そして遠く離れたフランスにいる2人の子供のためにも今後の活躍を期待したいですね。










