高熱に併せて麻酔が切れてきた。
高熱で頭はぐるぐる回るし、お腹は激痛。
どうしていいか分からないくらい辛い。
(中略)
午後、少しの時間赤ちゃんを連れてきてくれた。
旦那が赤ちゃんを抱っこしあやしてくれる。
しかし自分は横に寝かせてもらうだけ。
顔の横でバタバタする赤ちゃんからいいにおいがした。
出産2日目、痛い9割、嬉しい1割合な日だった。 出典: ameblo.jp
妊娠中に切迫早産で入院したり、旦那さんの金銭トラブルがあったりといろいろな経験をした柏崎さんですが、ついに大きな男の子を出産しました。
陣痛中、あまりの陣痛の痛さに帝王切開を希望して、その後、出産した当日の夜から高熱やお腹の痛みで大変だったそう。
筆者は帝王切開を経験したことが無いので、ももちさんの育児日記を見て「こんなに大変なんだ」と知りました。自然分娩も産むまでは痛みとの勝負ですが、帝王切開もその後の熱や痛みとの闘いですから、どちらが楽か、とは決して言えませんよね。
また、ももちさんは手術後で抗生剤を打っていて、おっぱいが出ていても泣く泣く捨てざるを得なかったということで、赤ちゃんに申し訳なかったと綴っています。
出産後、色々な理由で同じ思いをしているママは実は多いのかもしれませんね。
育児の概念が覆される出来事
次の授乳の時間、私の乳首を口に持って行った。
やはりうまく口に含めず、看護師さんに頼んで搾乳したものを哺乳瓶に入れてもらった。
『ほら!ママのおっぱいだよー』
次の瞬間
息子は私のおっぱい入りの哺乳瓶をぶん投げた!
息子は一週間でミルクの美味しさを知り母乳を拒否!!
ショックな私。
『赤ちゃんは母乳好き』の概念を覆された。 出典: ameblo.jp
母乳で育てようとしていても赤ちゃんが母乳を拒否してしまうこともあると筆者はこちらの記事で知りました。
柏崎さんは出産直後からおっぱいが出ていたので、母乳で育てようと思っていたのじゃないかなと思うんですが、赤ちゃん自らママの母乳が入った哺乳瓶を投げちゃうとは…。
相手が我が子ならなおさら動揺しちゃいますよね。「ショックな私」の5文字の中にいろんな想いがあったのではないでしょうか。
その後もやはり息子さんは母乳を飲まなかったそうで、退院する時にはほとんどおっぱいも張らなくなっていたそうです。
誰にも分ってもらえない…子供間の人間関係に悩む
『どうしてママの言う事聞けないの!??』
もうそこが団地なことすら忘れている大声。
『いい加減にしてよ!ママはアンタが心配で…』
ボロボロ涙が出る。
怒ってしまった自分と、『おともだち』と言う名ばかりの知り合いにバカにされる息子の不憫さにどうにもならない感情が湧き上がった。
(中略)
『ママはキミがこんなにも大切なんだよ』
きっと息子には何にも伝わらなかっただろう。
でもぎゅっとなる心臓は息子への愛情でいっぱいだった。
誰にも分かってもらえない葛藤の日々が始まった。
出典: ameblo.jp
息子さんが2歳の頃に団地に引っ越したという柏崎さんですが、息子さんと仲良くなった近所の子供が柏崎さんの家に上がり込んで好き勝手に遊んだりということが続き、柏崎さんに新たな悩みが生まれます。
柏崎さんは息子さんを守るために、家から出ないようにしたそうですが、窓から友達を見つけた息子さんは声をかけてしまい、思わず息子さんを叩いてしまいます。
子供のお友達づきあいってどうしたらいいのかって悩むことがありますよね。でも、柏崎さんがとった行動は間違っていないのではないかと思います。
親なら大事な子供を守りたいと思うもの。きっと息子さんも小さいながらに、その想いをわかってくれていたのではないかと思います。
息子さんの成長がゆっくりな事に気がついて…
ねぇ…いつまで赤ちゃんみたいなの?
いつになったらまともにしゃべるの?
どうしたらみんなと同じになれるの?
『泣きたいのはあたしだよぉ…』
同じ部屋で子どもと親が一緒に泣いた。
(中略)
どうして普通にみんなが出来ることが出来ないの?
私は育児書を読み返した。
もう3歳の頃のページなんてたったの少し。
ねえ!まだ誤飲する?
ねえ!まだヨダレは止まらない?
ねえ!こんなに言葉は出ない??
ねぇ!ねぇ!ねぇ!!! 出典: ameblo.jp
一歳半の健診の前から息子さんの成長のスピードがどこかゆっくりな事に気がついた柏崎さん。健診の際に相談をしますが様子見という結果に落ち着きます。
絵本の読み聞かせをしてみたり等、柏崎さんも色々試されたそうですが、3歳前になっても息子さんの成長に変化が見られず、このままで大丈夫なのか不安になり、つい息子さんにもきつい口調で接するようになってしまったと言います。
ママ友に相談したくても、子供の成長に関してはなかなか話せません。つい母親自身が他の子供と自分の子供を比べてしまうんですよね。
苦しさに誰にも気づいてもらえないというのはとても辛いことです。多分、同じように子供の成長で誰にも言えずに一人で抱え込んでしまって悩み苦しんでいるママは多いと思います。
柏崎さんは、自分が子供の頃の出来事を思い出したことで、「ママは絶対に逃げない。もう逃げないよ。」と心に決めて、日記をつけ始めたり、虐待に関する本を読んだり、息子さんに手を上げないように工夫したそうです。
「ももちの育児日記」今後の展開が気になる!
現在、育児日記は幼稚園編になり、通っている幼稚園で行われていた出来事を柏崎さんが知って、息子さんを退園させるというかなり衝撃の展開を迎えています。
おそらく、これから息子さんの障がいの話や学校のお話、シングルマザーになる頃のお話等が展開されていくことになりますが、柏崎さんのこれらの体験が、励ましになっているママは私を含めてたくさんいると思います。
お笑いタレントと介護福祉士のお仕事の両立で、とてもお忙しく大変だと思うのですが、是非無理のない範囲で「ももちの育児日記」を続けてくださいね!










