特に子供が早生まれだと、数え年と満年齢どちらに七五三を行うか迷う方が多いようです。3歳のお祝いの場合、数え年だと2歳代後半、満年齢だと3歳代後半にあたります。兄弟姉妹がいて一緒に七五三やお宮参りなどのお祝いをすませたいご家庭もあるでしょう。
すでにご説明したように、数え年でも満年齢でも問題ありません。お子さんの状況や家庭の都合などに合わせて、無理のない日程を組むようにしたいですね。
- 三浦康子(監)「赤ちゃん・子どものお祝いごとがわかる本」74~79(朝日新聞出版,2015)
- 新谷尚紀(監)「家族で楽しむ子どものお祝いごとと季節の行事」54~61(日本文芸社,2012)
- 三越「日本を楽しむ年中行事」187~190(かんき出版,2007年)
- 大野湊神社「あらためて学ぼう!七五三のアレコレ」(http://oonominato.or.jp/ritual/20141002/,2020年9月15日最終閲覧)
七五三にかかる費用はどれくらい?
七五三は、神社でお参りをしたり記念にスタジオで写真撮影をしたり、それぞれに費用がかかります。着物のレンタルや購入をする場合もあるでしょう。
七五三にかかる費用は、昔からのしきたりやお住まいの地域の風習によって異なりますが、何にどれくらいの費用がかかるのか、事前に確認できるとよいですね。
初穂料(はつほりょう)
七五三で神社にお参りをして祈とうをお願いする場合は、初穂料を納める必要があります。初穂料とは、神様にお供えするものという意味があり、祈とうをしてもらうための料金のことです。
初穂料の相場は5,000~10,000円ほどで、神社によっては金額が決められているところがあります。祈祷の予約をする際にあらかじめ確認しておくと当日スムーズに受付ができますね。
着物など衣裳のレンタル代
着物のレンタルは、店舗によって品ぞろえや価格に差があります。また、お参りの時期になると人気商品は予約が殺到する可能性があるため、気になる着物があった場合はレンタル可能か問い合わせた上で早めの予約をおすすめします。
写真スタジオで写真撮影をする場合は、着付け料金や写真撮影料金がセットになっているコースや、前撮りをするとお参りのときにも着物を借りられるコースなど、さまざまな料金体系があります。
着物のレンタルをしても、お参りの際の着付けは自分で行わなければならないこともあります。その場合は、レンタル代とは別に美容室などで行う着付け代がかかることも忘れないようにしてくださいね。
写真撮影代
写真スタジオなどで撮影する場合は、撮影の時期やスタジオの料金プランによって異なります。決められた枚数のみの撮影であれば基本料金ですみますし、アルバムなどをオプションで購入すると別料金が加算されます。
人気キャラクターとの撮影や豊富な衣装など、子供が喜びそうなプランをそろえている写真スタジオもあるため、どのような写真を撮りたいのかなど事前によく検討してから写真スタジオの予約を取りましょう。
前撮りや初穂料などを含めた費用の一例
以下は、スタジオマリオで前撮りから衣装レンタル、お参り当日の着付けまでを行った場合の費用の一例です。
- 初穂料:約5,000円~10,000円(寺社によって異なる)
- 写真撮影代+台紙などの商品代:14,600円(税抜)
- お参り時の衣装レンタル代:8,640~20,520円(税抜)
- 合計:28,240円~45,120円
上記でご紹介した写真撮影代は、スタジオマリオの七五三撮影での価格です。例えば、写真撮影代3,000円と写真が2枚入った台紙11,600円の購入で合計14,600円となり、その他アルバムや写真集など店舗のオリジナル商品には別途料金がかかります。
また、スタジオマリオで前撮りをした方は、お参り当日の着物をレンタルできます。前撮りをした月やレンタル希望日によって料金が多少異なるため、事前に詳細の確認や問い合わせをしてから予約することをおすすめします。








