初穂料とは、神社で祝詞(のりと)をあげてもらってお祓いをお願いした謝礼として納める金銭のことをいいます。古来より、神様に祈りを捧げる儀式の際には、その年最初に収穫された農作物を供物として献上していました。
現代では、初穂の代わりに初穂料として納めるようになり、神社によっては「玉串料」というところもあります。
初穂料の金額の相場は、3,000円~10,000円くらいで、あらかじめ金額を決めている神社もあるようです。神社によっては、問い合わせをした際に初穂料の金額を事前に教えてくれるところもあるので気になる場合は聞いてみましょう。
- 日枝神社「七五三」(http://www.gokigan.jp/753.html,2021年9月27日最終閲覧)
- 大本山成田山新勝寺「七五三祈祷の流れ」(https://www.naritasan.or.jp/gyoji_sp/753.html,2021年9月27日最終閲覧)
七五三のお参りのポイント
七五三でお参りするときは事前の準備が大切です。いくつかのポイントを抑えておくことで慌てずにお参りすることができます。
休日やお日柄の良い日にお参りする場合はかなりの混雑が予想されますし、子どもは慣れない着物での移動が負担になりますので駐車場の有無や駅から神社までのルートを調べておくのがよいでしょう。
また、人混みの中で喉が渇いてもすぐに飲み物を買いにいくことができない場合もあるので、ストロー付きの水筒を持参すると便利です。ストロー付きなら、飲み物がこぼれる心配が少なく着物を汚すこともないので安心です。
子どもは慣れない着物に草履をはいているのでとてもストレスになります。晴れの日に靴擦れを起こして不機嫌になってしまうのはもったいないですよね。可能であれば事前に草履をはいて慣れておくのもいいかもしれません。
お参り前に手順の確認を
七五三に限らず、神社やお寺をお参りする際にはマナーと手順があります。七五三おお参りは神社で行うというのが一般的ですが、最近はお寺で行うという人も増えています。
その理由はさまざまですが、自宅近くに有名なお寺があったり、父方の実家からお寺を勧められたりするということもあるようです。
神社には神社の、お寺にはお寺の参拝マナーと手順がありますので、当日お参りしているときに恥をかくことがないように、事前に確認をしておくとよいでしょう。
事前の情報収集と予約で思い出に残る七五三を!
七五三は、女の子が3歳と7歳、男の子が5歳で行うのが一般的です。せっかくの晴れ舞台ですしどのような服装にするか、写真は早めに撮っておくのか、神社への参拝はどうするかなどいろいろと考えますよね。
現在は、数か月前から写真を前撮りできる写真館や、参拝の予約を受け入れる神社など準備の時期も早まっています。まだ大丈夫と思っているとあっという間に人気の場所は予約が取れなくなることもあるようです。
七五三のお祝いは気持ちが一番大事ですが、きちんと事前の準備をして我が子の晴れの日を最高の1日にしてあげたいですね。








