フローリングが汚れる3つの原因
どこのご家庭にもフローリングのスペースは存在しますよね。お子さんがいるご家庭だと何回掃除をしてもすぐ汚れて最終的には取れない汚れになってしまう、そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。
お子さんがいると食べこぼしや落書きなど日常的に汚れがつきやすいけど、お子さんの為に清潔を保ちたい、と思うのが母親の心境です。
フローリングが汚れる原因を探って、汚れに合わせた対処方法できれいを保ちましょう。
原因1.フローリングの細かな溝
フローリングの溝は汚れがたまりやすいポイントです。掃除機をかけても何をやっても、この部分には埃などの汚れが残ってしまいます。
日々のお掃除で綺麗にしているつもりでも、その埃などが蓄積して汚れとなってしまうのですね。
溝に着目したお掃除をすることでフローリングをきれいに保つことが出来ます。ただ、溝に濡れ雑巾で水拭きをすることはNGです。埃に水分を与えてしまうことによって埃が浮き出にくくなってしまいます。
掃除機のアタッチメントなどで埃を吸い取ってから水拭きする事をおすすめします。
原因2.フローリングの奥深くまで浸透する事もある、カビ
カビは家中のあらゆるところに発生します。水回りやお風呂など湿気の多い場所ではカビが発生しやすく、それが原因となり、黒ずみや黄ばみが起こります。
カビがフローリングの奥深くに浸透する前の段で、カビを取り除くことが大切です。
汚れる原因3.劣化し、黒ずんだワックス
ご家庭で定期的にワックスがけを行っている方は、ワックスが知らぬ間に層になっています。その中の古いワックスが段々劣化と共に黒ずんできます。黒ずんできたワックスは上から見ると目で見ることが出来ますが、実際は下の方にある層なのでまずその上のワックスを落としてからでないと綺麗になりません。
まずは重なって層になっているワックスを落とし、その下にある劣化したワックスをきれいにすることで黒ずみが解消させる事が出来ます。
フローリング掃除のコツと注意点 汚れ別で5つ紹介
フローリング掃除は汚れ別に落とし方が様々あります。その汚れに合った落とし方を見極めてしっかりと落とすことで、きれいで気持ちの良いフローリングが蘇ります。
床がきれいだと気持ちよく過ごせますよね。汚れ別でコツや掃除の仕方を紹介していきますので、是非参考にして下さい。
1.埃や髪の毛など日常的な汚れ
掃除機をかけることが一番早いのですが、クイックルワイパーの乾拭きをした方が、埃や髪の毛を絡ませてキャッチしてくれますので細かい部分までとることが出来ます。
大きな目立つごみは掃除機で取り、その後にクイックルワイパーをかけるのがおすすめです。子供用のお掃除お手伝いワイパーなども発売されていますので、お子さんと一緒に楽しくお掃除するということも良いですね。
2.砂埃や皮脂汚れ、花粉やハウスダスト
砂埃や皮脂汚れ、ハウスダストは掃除機やドライシートでは取り切れません。そんな時に是非使っていただきたいのがウェットタイプのクイックルワイパーシートです。ウェットタイプのシートには消臭、除菌効果もありますので一石二鳥です。
これから花粉シーズンも到来しますので、フローリングに落ちた花粉をキャッチするウェットタイプのシートは必須です。
ただし、上記で紹介した埃や髪の毛などの日常的な汚れが残っている状態でウェットシートをかけてしまいますと、溝に埃や髪の毛が挟まってしまい、取れにくくなりますので必ずドライシートや掃除機を使って埃や髪の毛を取り除いてから、ウェットシートをかけるようにしましょう。
4.食べこぼしやべたつき汚れ
食べこぼしやべたつき汚れは中々落ちません。お子さんがいるご家庭ですと、お菓子や飴を落としてしまって踏んでしまって「あちゃー…」という経験をされた方も少なくないですよね。
そんなべたつき汚れにはフローリング用の洗剤やマイペットを、べたつきが気になる床面に直接スプレーをして、床の木目に沿って水を浸けて固く絞った雑巾などで床をふきあげましょう。
それでも落ちない汚れには、洗剤をスプレーした後に台所用スポンジを使って軽くこすって落としましょう。この時に必ずスポンジ面でこするようにして下さい。不織布面を使用してしまいますと床を傷つけてしまう可能性がありますので注意してください。
フローリングの溝
フローリングの溝は埃やゴミがたまりやすいです。上記で説明させていただいたように、溜まったままウェットシートなどで拭いてしまいますと溝に入り込んでしまい、取りにくくなってしまいます。
溝のお掃除はどのようにすれば効率良く出来るのでしょうか。細かい作業にはなりますが、爪楊枝で埃を掻き出したり、綿棒を使って埃を吸着させたり、古い歯ブラシを使って埃を掻き出したりするのが一番効果的でしょう。
クレヨンなどの落書き
クレヨンやマジックの落書き、賃貸物件にお住まいの方は特に「あーーー…」となってしまいますよね。しかし、汚れに合わせたお掃除方法を取ることでしっかりと落とすことが出来ます。
クレヨンやマジックの落書きにはガラス用の洗剤がおすすめです。ガラス用洗剤を2~4倍に薄め、吸水用ふき取りクロスにつけます。
落書きの部分だけでなく、落書き部分を中心に30cm四方を拭きます。そして最後に落書きを落とした30cm四方にワックスを塗りましょう。
この方法で落ちることが多いですが、白木や素木などの水を吸う素材の物にはこの方法は使えませんので専門業者などに依頼してくださいね。
フローリングのワックスを簡単に自分でかける方法
フローリングのワックスかけって、自分でやるとムラになりそうだし上手く出来ないかもしれない、そんな風に思っているママも沢山いるのではないでしょうか。
こちらでは簡単に出来るワックスのかけ方を紹介していきたいと思います。
準備する物
- ワックス
- ワックス専用モップ
- ワックス専用トレイ
たったこれだけで簡単にワックスかけが出来ます。手順も簡単ですので是非試してみてください。
ポイントも一緒にお伝えしていきますね。
1.汚れを取りましょう
乾いたモップや雑巾などで汚れを取りましょう。汚れや洗剤が残ってしまいますと、ワックスがきれいに塗れない可能性があります。その他に化学モップや雑巾を使って拭き掃除をしてしまいますと、ワックスと薬剤が反応してしまい、塗りムラが発生します。
又、ワックスの剥離剤が残っているのもNGです。変色してしまう可能性がありますので注意が必要です。
乾いたモップで乾拭きすることが原則です。
2. ワックスは水性樹脂タイプのものを用意しましょう
水性樹脂のワックスは塗りやすくて渇きも早い為、手軽に塗ることが出来ます。塗った後の乾拭きも不要なので時短にもなりますね。
市販のワックス専用モップにワックスをしみこませて塗り広げます。
ワックスを選ぶ際は油性の物はNGです。「塗装木質床用」と記載されている物を選びましょう。
3.部屋の隅から均一に塗ります
部屋の隅から均一に塗っていきましょう。木目に沿って薄くムラなく塗ることがポイントです。
塗る量が多すぎますと、膨れてしまい、塗りムラが出来てしまいますのできちんと説明書に沿ってワックスかけをしていきましょう。
乾燥した状態でかけることがベストです。溝の部分にワックスがたまらないように注意しましょう。
4. 完全に乾かしましょう
完全に乾かしましょう。乾く前に床の上を歩いたり家具を動かしたりしますと、塗りムラが出来てしまい艶がなくなってしまいます。ワックスが乾くまでは風通しを良くして待つことが肝心です。
ワックスによって異なりますので、説明書をよく読むことが大切です。
お子さんがいて中々自分では出来ない…という方は専門の業者さんに頼むことも一つの手ですね。
汚れに合わせたお掃除でフローリングをピカピカにしましょう
毎日の汚れが蓄積しやすいフローリングですが、ついさっと掃除機をかけて終わりにしてしまい、気が付いたらフローリングが黒ずんでいる…ということを経験した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなフローリングも汚れの元を見つけて汚れに合わせた落とし方をすることでピカピカのきれいなフローリングが蘇ります。
床が綺麗だと気持ちも晴れやかになりますよね。
汚れに合ったお掃除で是非ピカピカなフローリングを取り戻しましょう。