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グランドカバーって?育児ママにおすすめな簡単ガーデニング方法とグランドカバー種類

皆さんは「グランドカバー」という言葉を聞いたことはありますか?主にガーデニングで使われている言葉で、庭などで、花を植えていない余ったスペースに使う、背丈の低い植物の事を示します。芝生とは違い、手入れがほとんど必要のないものが多いですので、育児に忙しいママも手軽にガーデニングを楽しめます。お家にある庭や玄関先のスペースに花や緑がたくさんあったら、とてもおしゃれで素敵ですよね。今回はそんなグランドカバーを紹介します。

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グランドカバーとは?

グランドカバーとは、地面(Ground)を覆う(Cover)という意味があり、手入れの大変な芝生にかわって使われ、踏まれても大丈夫な、繁殖力が高い植物の事を言います。

グランドカバーは、地面を覆うもので、背丈の低い植物です。つる性の植物やコケ・シダ類などがあり、水やりなどがあまり必要でなく、日陰でも育つ植物が主に使われています。

芝生の代わりをしてくれますので、公園や道路分離帯、街路樹下、ビルの屋上緑化などに使われています。また、自宅でのガーデニングの際にできた隙間などを綺麗に埋める役割としても最適です。

グランドカバーを選ぶときのおすすめの種目

花 庭 PIXTA

グランドカバーは地面を這って繁殖する植物で、生命力の強いのもといった感じですが、実際にすべてのグランドカバー向け植物が一緒なわけではありません。

グランドカバーにもそれぞれ、特徴や違い、弱点など、大きく分けて5種類あります。お庭に合ったグランドカバーを選ぶ時に、参考にしたいおすすめの種目を5つご紹介いたします。

ハーブ

ハーブ PIXTA

ハーブの特徴としては、香りがあり、料理などにも用いられることが多くあります。また、その香りから虫を寄せ付けない効果もあります。

ハーブは種類にもよりますが、根の広がりが良くグランドカバーとしておすすめです。

常緑植物

セダム PIXTA

常緑植物とは、1年を通して緑色の葉を楽しめる植物です。日本は四季がはっきりとしており、夏と冬ではかなりの温度差があります。冬でも緑いっぱいの庭を楽しみたいといったときは、常緑植物がおすすめです。

インテリアとしても人気の多肉植物も、常緑植物であることが多いです。

多年草

多年草 amana images

多年草とは、時期になると花を咲かる植物です。開花時期になると花を咲かせますが、その後枯れて根だけが残り、また次の開花シーズンに花を咲かせるといったサイクルを繰り返すのが多年草です。

逆に一年草というものがあり、一年草は開花後に種を残して枯れてしまい、種を植えないと次のシーズンに花を咲かせない植物の事を指します。

耐久性が高い植物

クローバー PIXTA

グランドカバーとして植える場所にもよりますが、注意しておきたいのが植物の耐久性です。綺麗に植えたとしても、よく歩く場所の場合、植物が枯れてしまうからです。

クローバーなど、踏まれても良い耐久性のある植物であれば、芝生の代わりとして使うことができ、手入れも簡単でおすすめです。

耐陰性が高い植物

日陰 PIXTA

植物は、日光にあたらないと枯れてしまうといったイメージがあるかと思います。背丈の低いグランドカバーになりますと、他の植物などの陰になり育たないのではないか、といった疑問があるかと思います。

お庭の状況によって、日陰が多いのであれば、日陰でも育つ耐陰性の高い植物がおすすめです。また、日陰は湿気も多いので、耐陰性のある植物でも多湿でも育つかの確認が必要です。

グランドカバーにおすすめの植物、20選

オキザリス amana images

上記5つの種目がグランドカバーに適していることが分かりましたが、実際にどういった種類がおすすめなのでしょうか。

グランドカバーで使われている植物の数はとても多く、多いお店では300種類以上のグランドカバー向け植物を取り扱っています。そんなに種類が多くても、実際に選ぶときに困ってしまいますよね。

そこで、街や公園でも見かけたことのあるような、馴染みのあるおすすめのグランドカバーから、あまり見かけないものまでを20種類ご紹介します。自宅の庭にあったイメージや植える場所などで選んでみてください。

1.インテリアとしても人気のセダム

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メキシコマンネングサ(セダム)

多肉植物として、インテリアなどでも人気のあるセダムは、グランドカバーとしてもおすすめの植物です。セダムは繁殖力も強く、ちぎって他の場所に植えるだけで成長していきます。暑さや乾燥に強く、1年を通して緑色の常緑植物です。

ふっくらとした見た目がとても可愛らしいですね。

2.小さい丸い葉が特徴のワイヤープランツ

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ワイヤープランツ

ワイヤープランツは観葉植物として人気が高い植物です。小さな丸い葉が特徴のワイヤープランツですが、細くて頑丈な枝がワイヤーの様に見えることから、名前の由来が来ています。

ワイヤープランツは湿気のある場所を好み、繁殖力も強く枝を伸ばしながら成長していきます。5月~8月頃には白い花を咲かせる多年草です。

3.たくさんの花をつけるクリーピングタイム

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クリーピングタイム

「クリーピング」とは英語ではい回るといった意味があります。クリーピングタイムはその名のとおり、育つ時に地面を這って広がります。こちらも繁殖力の強い植物で、冬でも枯れずに緑色の常緑植物です。

4月~6月頃になると小さな紫色の花を円状に咲かせるとても可愛らしい植物です。花付きが良い為、4月~6月頃の花のシーズンにはたくさんの咲き誇るクリーピングタイムの花を楽しむことが出来ます。

4.湿気を好むリシマキア

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リシマキア

黄色みの強いグリーンや、暗めのダークグリーンなど、様々な葉色がある「リシマキア」はとても生命力の強い植物で、湿気の多い場所を好みます。

また、リシマキアは水草としても楽しむことが出来ます。そのため、お庭に小さいな池などがある場合もおすすめ。5月~6月頃に黄色い花を咲かせ、冬は茶色く紅葉したりと季節によって変わる多年草です。

5.4つばの葉で縁起が良いクロバツメクサ(ブラッククローバー)

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クロバツメクサ

「クロバツメクサ」別名「ブラッククローバー」とも呼ばれています。その名の通り、クローバーよりも黒い葉が特徴となっており、シロツメクサの変種になります。

よく道端に生えているシロツメクサよりも繁殖力は弱い為、広がりすぎたりせず手入れはしやすい植物です。また、基本的に葉が4つありますので、とても縁起が良いと好まれています。こちらも5月~6月頃に花を咲かせる多年草です。

6.シルバーの葉が珍しいディコンドラ(シルバーフォール)

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ディコンドラ シルバーフォール

ディコンドラの中で、葉の色が銀色のシルバーフォールという種類です。基本的に乾燥に強く、水はけのよい場所を好みます。日当たりの良い場所では、葉のシルバーがはっきりとしますが、寒い時期の霜などにはあまり強くありません。

葉の色がとても珍しい為、人気があります。ディコンドラにはシルバー以外にもエメラルドといったはっきりとした緑色の種類もあります。

7.可愛い姿でとても強いヒメイワダレソウ

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ヒメイワダレソウ

ヒメイワダレソウは小さい花を咲かせる多年草です。開花時期は6月~9月頃と、長い期間花を楽しむことが出来ます。草丈は10㎝程で、地面を這うように育ちます。

とても生命力が強く、寒さや暑さにも対応できる植物です。踏まれても簡単には枯れないのが特徴で、その繁殖力から手入れがほとんど必要ありません。

8.赤い実が可愛いチェッカーベリー

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チェッカーベリー

可愛らしい赤い実が特徴のチェッカーベリーは寒さに強い植物です。赤い実が楽しめる時期は秋から冬にかけての寒い時期ですので、クリスマスなどの飾りとしても人気があります。

涼しくて湿気のある場所を好みますので、日陰用のグランドカバーとしておすすめです。逆に直射日光などには弱い為、植える場所に注意をして下さい。

9.紅葉が楽しめるヘンリーヅタ

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ヘンリーヅタ

ヘンリーヅタは紅葉が楽しめるツル科のグランドカバー植物です。秋頃の寒くなる時期には緑色の葉っぱが赤く紅葉します。この紅葉が人気のポイントにもなっています。

また、時期によっては黄色い花を咲かせたり、実をつけたりと、季節の移ろいを感じさせてくれる植物です。ツル科の植物にしては伸びるスピードもそこまで早くありませんので、家庭でも扱いやすいです。

10.花のような葉色が特徴のハツユキカズラ

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ハツユキカズラ

ハツユキカズラは寒い冬にも葉が生い茂る植物です。ツル性の低木となっており、成長がゆっくりでコンパクトにまとまり、その扱いやすさが人気です。また、葉の大きさも小さく、ピンクや白の葉が花の様でとても美しい事も人気の理由のひとつです。

夏の直射日光では葉焼けの恐れがありますが、逆にあまりくらい日陰では独特の模様があまり出ません、半日陰の場所がおすすめです。

11.ゴールドの縁取りが可愛いゴールデンタイム

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ゴールデンクイーンタイム

ゴールデンタイムはとても繁殖力の高いハーブで、グランドカバー向け植物です。ゴールドの縁取りが特徴の葉がとても素敵です。

日当たりの良い場所を好み、日陰では綺麗な葉の色が変わってしまう恐れがあります。寒さにはある程度耐えられますが、湿気には強くありませんので、お庭に植えるのであれば、日当たりが良く、風通しの良い場所がおすすめです。

12.踏まれても大丈夫なサギゴケ

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サギゴケ(紫)

サギゴケは花の色がいくつかあります。一般的には紫色が主流となっていますが、白い花を咲かせる「シロバナサギゴケ」やピンク色の花を咲かせる「モモイロサギゴケ」などもあります。花は4月頃に咲き始めます。

名前にあるように、伸びていく葉がコケのようになっていて、地面をきれいにカバーしてくれます。また耐久性が高く、踏まれても丈夫に育ちます。

13.存在感のあるホスタ

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ホスタ(ギボウシ)

ホスタは日本各地でも多くみられる多年草です。ホスタといっても様々な種類があり、葉が光沢している物や、していないもの、模様の入っているもの、しわの目立つものなど特徴があります。

日向にも日陰にも強い植物ですので、ガーデニング初心者の方におすすめです。また、見た目の存在感がありますので、お庭の空いているスペースにワイポイントとして植えるのも良いと思います。

14.自分で種を落として繁殖するイオノプシジウム

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イオノプシジウム

イオノプシジウムは日向を好みます。多湿にとても弱く、水やりもあまり必要としませんので、お庭に植える際は水はけの良い場所を選んでください。

1年間で終わってしまう一年草ではありますが、種を多く落としてくれる植物ですので、次の年にも生えてくることが多いようです。イオノプシジウムは、1回植えると落とし種でどんどん増える性質があります。

15.ピンクの花の多肉植物マツバギク

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マツバギク(レイコウ)

マツバギク(レイコウ)は、近年人気の多肉植物です。多肉植物のポイントでもあるぷっくりした葉が特徴です。また、日当たりの良い場所を好み乾燥に強い為、あまりこまめに水やりをする必要はありません。

可愛いピンクの花がとても魅力的なマツバギクですが、花の開花時期は4月~7月頃です。たくさんの花を咲かせますので、開花時期にはお庭の一面がピンク色になります。

16.硬質で光沢の葉が特徴のコプロスマ

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コプロスマ

コプロスマは、日陰でも育ちますが、日向を好む植物で、日光の光を浴びた方が色鮮やかな葉色になります。また、寒さに弱いので、寒い地方のお庭にはあまり向いていません。

硬くて光沢のある葉が特徴で、葉の縁取りの色を楽しむことができます。また冬には、寒さによって葉が赤く色づき、とても美しくもなります。

17.花びらが特徴的なヒメツルニチニチソウ

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ヒメツルニチニチソウ

独特の四角い花びらが特徴のヒメツルニチニチソウです。開花の時期は4月~7月の時期ですが、暑さに少し弱い植物です。寒さには強いと言われています。非常に丈夫ですので、日向でも日陰でも育ちます。

多湿をあまり好まないので、水はけのよい場所に植える事をおすすめします。また、繁殖スピードがとても速く、増えすぎてしまうので必要のない場所は切り戻しや間引きがおすすめです。

18.小さくて繊細なヒナソウ

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ヒナソウ

1㎝程の小さな白い花がとても可愛いヒナソウは、見た目がとても繊細ですよね。しかし実は、見た目とは裏腹にとても丈夫な植物です。

多湿な場所を苦手とする植物ですので、植える際は水はけのよい場所がおすすめです。また、細かい葉が密集して生い茂りますので、夏は蒸れやすくなります。ですので、水はけが良くて風通しのある場所が一番良いと言われています。

19.寒さと乾燥に強いアサギリソウ

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アサギリソウ

アサギリソウはヨモギの仲間です。ディコンドラのシルバーフォールと同じく銀色の葉が特徴的で人気のある植物です。色合いから、どんなイメージの庭にも合わせやすいと言われています。

アサギリソウは寒さにとても強い植物で、東北地方などでも見かけられます。また、多湿に弱いので特に冬は乾燥気味に育てるのがおすすめです。グランドガーデンにも最適な植物ですが、本来は岩場に生息している植物の為、ロックガーデンにもむいています。

20.ぶどうのような花を持つムスカリ

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ムスカリ

ぶどうのような花の付き方をするムスカリは、寒さにとても強い植物です。球根植物で、写真で見たイメージよりも背丈は低いです。

開花は3月~5月頃となり、日当たりの良い場所を好みます。日陰でも育ちますが、茎が細くなってしまったり、花付きが悪くなってしまったりする事がありますので、植える場所は注意してください。

球根を分けてどんどん増やすことができますので、グランドガーデンにおすすめの球根植物です。

植物に囲まれて心も体もリフレッシュ

ガーデニング PIXTA

多くのグランドガーデン向け植物をご紹介させて頂きました。ご自宅の庭や玄関前の空いているスペースに、お好みの植物を植えてちょっとおしゃれに演出してはいかがでしょうか。

今回は20種類の植物を選びましたが、もっとよりたくさんのグランドガーデン向け植物がありますので、お庭やお家の雰囲気にあった1点を見つけるのも楽しいかもしれません。

グランドガーデンは、比較的生命力の強い植物を使用しますので、ガーデニング初心者の方や、小さいお子さんがいてあまり植物のお世話まで手が回らないといった方にもとてもおすすめです。

植物に囲まれていますと、何かと癒されますよね。忙しい育児の合間に、色鮮やかな緑の葉やたくさんの花を見て、リフレッシュしてみてください。

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