保育士さんが実践している、子供同士のトラブル対処法
公園や支援センターなどで遊んでいると、子供が友達とトラブルになってしまうことがあります。おもちゃの取り合いや、遊具を使う順番などの小さなきっかけから、叩く、噛むといった行動につながってしまうことがあります。また、相手から叩かれたり噛まれたりしてしまうこともあるでしょう。
トラブルが起きた時、どのように対処をするべきなのでしょうか。ママから聞いた悩みについて、たくさんの子供たちと毎日一緒に過ごしている保育士さんにお話を聞きました。お話を聞いたのは親子カフェで見守りスタッフとして活動している保育士のトマトさんと、メ―さん(お店の方針でニックネームでご紹介させていただきます)です。子供のトラブルへの対処法は、年齢によって違いがあるのだといいます。子供の成長に合わせて参考にしてみてください。
まだ言葉で気持ちを表現できない
1~3歳くらいの子供たちはまだ言葉を十分に話せない子も多く、ママが言うことをしっかりと理解できない場合もあります。もう少し大きくなると物事を言って聞かせることもできるようになりそうですが、それまでの伝え方は難しいものです。
まだ言葉で問題を解決するのは難しい2歳児には、どのようにお友達との問題を解決するように伝えればよいのでしょうか。
1~3歳は、物の取り合いを予防してトラブルを減らす
先生たちによると、1~3歳ごろまでの子供たちは「物の取り合い」がきっかけで喧嘩になってしまうことが多いのだそう。そのため、保育園では同じおもちゃを多数用意したり、気分を切り替えられるようにいろいろなジャンルのおもちゃを用意したりすることで環境でトラブルを防止しているそうです。
「喧嘩しないでね」「仲良くしてね」と伝えても、どうすれば良いのかまだわからない子供には、まずは喧嘩を未然に防ぐことを重点的に考えているのですね。