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炊飯器の電気代を徹底比較!電気代を節約するポイントとは

家電の中でも使用頻度の高い炊飯器。1度の炊飯や保温にどれくらいの電気代がかかっているのかご存知ですか?炊飯器の利用の仕方はご家庭によってさまざまだと思いますが、少しの工夫で電気代が安くなるのであれば試してみたいと思う方もいるかもしれません。炊飯器を買い替えようとしている方、買い替えの予定はないものの、炊飯器の電気代を少しでも節約したいと思っている方は是非参考にしてみてください。

PIXTA

炊飯器のタイプ別電気代比較

普段何気なく使用している炊飯器ですが、炊き方によって複数のタイプがあることをご存知ですか?大きくマイコンジャー炊飯器とIHジャー炊飯器の2種類に分かれ、IHジャー炊飯器はさらに圧力タイプと非圧力タイプの2種類に分かれます。

マイコンジャー炊飯器とIHジャー炊飯器の違いは、加熱の方法です。釜の底部分にヒーターをあてて、その熱で釜全体を温めるマイコン式に比べ、IH式は電磁力の働きによって釜全体が発熱する仕組みになっています。

では、マイコンジャー炊飯器、IHジャー炊飯器、圧力IHジャー炊飯器それぞれの炊飯、保温にかかる電気代はどれくらいなのでしょうか?ここでは、5.5合炊きの炊飯器の消費電力を大手通販サイトの売り上げ上位機種を参考に比較します。

なお、炊飯にかかる電気代の計算方法は、炊飯時消費電力量(kWh)×新電力料金目安単価(27円/kWh)、保温1時間にかかる電気代は保温時消費電力量(kWh)×新電力料金目安単価(27円/kWh)として編集部にて算出しています。

  • 炊飯器のタイプ:炊飯代/保温代
  • マイコン炊飯ジャー:4.9円/0.4円
  • IH炊飯ジャー :3.9円/0.4円
  • 圧力IH炊飯ジャー:4.0円/0.4円

上記のように、保温にかかる電気代は全て同じものの、炊飯にかかる電気代が異なります。1回の炊飯では1円ほどの差ではありますが、月、年単位で考えるとマイコン炊飯ジャーはほかの種類に比べて電気代がかさみそうです。

3合炊きと5.5合炊きで電気代は違う?

炊飯器のタイプ別によって電気代に差があることがわかりましたが、炊飯器の容量によって差は出るのでしょうか?象印の圧力IH式の炊飯器で、3合炊き、5.5合炊き、1升炊きの電気代を比較しました。

  • 炊飯器の容量:炊飯代/保温代
  • 3合炊き:3円/0.3円
  • 5.5合炊き:4.1円/0.5円
  • 1升炊き:5.2円/0.6円

このように、炊飯器の容量が大きければ大きいほど炊飯、保温共に電気代が高くなっていきます。ご家庭によって1度に炊く量は異なりますが、大き目の炊飯器を買うのでなく、普段必要な量が炊ける大きさの炊飯器を選ぶのが良さそうですね。

出典元:

安いのはどっち?1日に複数回炊飯/まとめて炊いて保温

炊飯器 PIXTA

みなさんのご家庭では、1日何回ご飯を炊いていますか?朝・晩炊く方、朝もしくは夜に炊いて保温しておく方、1日3回炊くという方もいるかもしれませんね。ここでは、1日に必要なご飯の量を複数回炊く場合と、まとめて炊いて保温した場合で電気代が異なるのか比較してみました。

大手通販サイトの人気ランキング1位(※2017年5月時点)である圧力IHジャー炊飯器(5.5合炊き)を基準に、炊飯時の消費電力量161Wh/回、1時間あたりの保温時にかかる消費電力量14.4Whとして計算しました。なお、電力量単価は、新電力の基準単価を参考に27.0円/kWhとしています。

1日1回炊飯する場合

1日に必要な量をまとめて炊き、保温はせずに別の容器に移し替えるなどするパターンです。レンジで温めなおすための電気代が発生しますが、今回は炊飯にかかる電気代のみの比較のため考えないこととします。

  • 炊飯時約4.3円+12時間保温約0円=約4.3円

仮に、1年間毎日同じようにご飯を炊いたとすると、炊飯にかかる電気代は年1,570円となります。

1日に1回炊飯し、12時間保温する場合

朝や夜にまとめて炊いて、次の食事のタイミングまで保温しておくというパターンです。

  • 炊飯約4.3円+12時間保温約4.7円=約9円

上記と同じように、1年間毎日同じようにご飯を炊いたとすると、炊飯にかかる電気代は年3,285円となります。

1日2回炊飯する場合

朝や夜、必要なだけ炊いて保温はしないというパターンです。

  • 炊飯約8.7円+保温0円=約8.7円

上記と同じように、1年間毎日同じようにご飯を炊いたとすると、炊飯にかかる電気代は年3,173円となります。

このように、1日1回炊飯して12時間保温する場合と1日2回炊飯する場合、1年の電気代がほぼ同じということがわかりました。一方、1日1度の炊飯で保温をしない場合は電気代がおよそ半額という結果に。

1日に必要な量が1度の炊飯でまかなえる量であれば、1日1回まとめて炊いた方が炊飯にかかる電気代としてはお得ということですね。

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炊飯器の電気代を抑えるポイント

炊飯器 PIXTA

炊飯器は日々の生活において必需品ですよね。毎日使うからこそ、少しの工夫で電気代が抑えられるのであれば是非やってみたいと思う方もいるのではないでしょうか。

同じ量のご飯を食べるとき、どのようにすると炊飯器の電気代を抑えることができるのでしょうか。

ご飯は1回で必要な量を炊く

上記の比較でも明らかですが、ご飯は複数回炊くよりも、1度にまとめて炊く方が経済的です。1日に必要な量が1度に炊ける量におさまるという前提での話ではありますが、まとめて炊いて小分けにしておくのがよいでしょう。

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おひつ 2合 セラミック

温めなおすことで味が落ちるかもしれないと思う方もいるかもしれませんが、炊いたご飯を保存するためのセラミックのおひつなども販売されていますので、こういったものを上手に利用するとよいですね。

エコ炊飯モードを使う

最近販売されている炊飯器には、メーカーによって名称は異なるものの、エコ炊飯モードという消費電力を抑えて炊飯ができるモードが搭載されています。エコモードがあるのは知っていても、実際に使ったことがないという方はいませんか?

三菱電機のHPには、通常炊飯とエコ炊飯の消費電力が掲載されており、それをもとに電気代を計算すると、1回あたり最大で約1円の差があることがわかります。少しでも電気代を節約したい、と考える方はぜひ利用してみましょう。

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毎日使う炊飯器だからこそ、ポイントを押さえて節約しよう

炊飯器 amana images

今回比較した結果からもわかる通り、炊飯器の電気代は光熱費の中で決して高くはありません。しかし、少しでも安い食材を求めてスーパーをはしごしたり、何か欲しいものがあるときにさまざまなサイトで比較したり、日々努力している方は少なくないのではないでしょうか。

少しの工夫で節約につながるので、ぜひ実践してみて下さいね。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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