8割近くのママが「ママ会」参加経験あり
ママたちが集まり、食事やおしゃべりを楽しむ「ママ会」。大広が2012年3月2日〜7日にかけて、0~6歳の子供がいるママ138人を対象に行った調査によると、約8割となる76.8%がママ会に参加した経験があるようです。
ママ会を行う場所は「誰かの家」が最も多く78.3%、次いでファミリーレストランが47.2%とのこと。子連れで集まることがあるため、気兼ねなく集まれる場所がよいですよね。時間帯は91.5%がランチタイムで、お昼ごはんを兼ねての集まりが一般的なようです。子供がいると食事はゆっくりになるので、ランチタイムに時間を作るのがよいのかもしれませんね。
外食の場合の予算は1,500円までが相場
ママ会を外食で行う場合の予算について、マインドシェアが2012年6月20日~7月2日にかけて全国の0~9歳の子どもを持つママを対象に行った調査では、約半数の49.4%が「1,500円未満」と回答しました。1,500円~2,000円との回答は25.1%と2番目に多く、少し贅沢したいときは2,000円程度のママ会を行うこともあるようですね。
お子様ランチは500円~1,000円程度のお店が多いため、それにママのランチ台を加えるとだいたい1,500円くらいが相場といえそうです。ママ会は一家の財布を管理するママの集まりでもあるため、コストを重視してあまり豪勢にせずに集まっていることもうかがえます。
- 大広「ちびファミぷちリサーチ 第2弾 「ママ会調査」その実態と本音に迫る! 」ちびファミ・ラボ(https://www.daiko.co.jp/dwp/wp-content/uploads/2014/02/dd23023078575fea72679bce3db3b044-1.pdf,2017年6月5日最終閲覧)
- マインドシェア「ママ会に関する調査 8割のママはママ会で利用したお店を再度利用!」マインドシェア(http://www.mindshare.co.jp/research/2012/07/mama-mamakai.html,2017年6月5日最終閲覧)
家に集まる場合の持ち寄りメニューは?
大広の調査によると、ママ会に子供を連れていくことが多いと答えたママが51.0%、半々くらいと答えたママは13.2%でした。子供を参加させることが多い集まりでは、お店で飲食するよりも誰かの家の方がゆっくりしやすいものです。
誰かの家に集まってママ会を行う場合には、食べ物や飲み物を持ち寄ってみんなで食べることがありますが、その場合の持ち寄りメニューは以下のようなものが人気のようです。
- サンドイッチ:30.9%
- ピザ:30.9%
- サラダ:26.8%
- おにぎり:26.0%
- ホットプレート料理(やきそば等):24.4%
- パスタ:22.8%
- から揚げ:22.0%
全体的に手づかみで食べられるものや麺類など、子供も一緒に食べやすいメニューが人気のようです。ホットプレート料理はその場でみんなで料理を楽しむことができ、ちょっとしたバーベキューのような感覚を味わうことができるのもポイントですね。
ドリンクについては6割以上がお茶やコーヒーを挙げ、続いて紅茶やジュースも人気です。子連れということもあり、アルコールはなしでママ会を楽しんでいる方が多いようです。
ママ会の目的は「おしゃべり」「リラックス」
ママ会の参加目的に関する質問では「おしゃべりを楽しむ」というママが84.6%、続いて「息抜き、リラックス」との答えが72.4%でした。ママ会はママ自身の楽しみになっているのですね。
また、「子育てや地域に関する情報交換のため」との声や「子育てなどの悩み相談をする」と答えた方も40.7%いて、楽しいだけではなく子育てに役立つ集まりでもあることがわかります。
インターネット上ではママからこのような声もあがっていました。
子連れなので、子連れOKなカフェでランチします。お店の中には、授乳室やトイレにおむつを替えるスペースなどを設置しているところもあるので、そこは、とても便利です。
ランチしてるときに泣き出したり、遊びだしたり等、色々ありますが、皆がママなので協力しながらあやしたりして楽しめます。
子供の事を共有したり、相談できるので本当にお勧めです。
「ママ会」という名前の通り、参加するのはみんながママ。それも同年代の子供を持つママの集まりであることもあり、情報交換できるのはもちろん、お互いに育児を支えあいながら過ごす場になっているようです。
お店選びもみんなが「子連れでいけるお店がいい」と考えていますし、当日は誰かの子供が泣きだしたらみんなであやすことも。お互いに子育ては大変、という気持ちで集まっているので、協力し合えるのが嬉しいですね。
ママ会で「ここは気を付けたい」ポイント
楽しくて忙しい日々の息抜きになるママ会ですが、親しき仲にも礼儀あり。楽しい場だからこそ気を付けたいポイントもあります。インターネット上に投稿されたママの声から気を付けたいポイントを紹介しますので、参考にしてくださいね。
場所を提供してくれたおうちには、手土産を
ママ会は参加メンバーの誰かの家で開かれることが多いもの。気兼ねなくてよいものですが、場所を提供してくれた家庭には何かお土産を持っていくのがスマートでしょう。
お土産の種類は「デザート」という声が多くあがっていました。中でも小さな子供でも食べやすいフルーツは人気のようです。洋菓子やチョコレートなどでは「まだうちでは食べさせていない」という可能性もあるため、小さな子供を連れてのママ会では果物がよさそうですね。
楽しい場でも、子供の行動には目を光らせて
ママはスルーとか…
私はお邪魔するときは、子どものおやつ用の紙皿は持って行ったり、食べこぼしてもパッと拾えるようなご飯を持って行ったりします!見てて考えてる人とそーでない人よくわかりますよね
外食でも家でのママ会でもそうですが、子供の行動にはしっかり目を光らせるようにしましょう。ついつい話に夢中になっている間に、子供が危険な行動をしていたり、相手の家に迷惑な行動をしていたりするかもしれません。
親しい友人関係だとしても、なるべく迷惑をかけないように配慮することは大切ですね。
帰りはみんなでお片付け
子供も親が楽しんでいるので、いつも楽しかったーって帰って行きますよ!ただとにかく散らかります!!帰りはみんなでお片づけ!って誘導するといいかなと思います
楽しく遊んだら、帰りはみんなで片づけを。特に友人の家でおもちゃをたくさん借りた場合には、部屋がとても散らかった状態になっていることも。できるだけ時間に余裕をもって片づけをしはじめ、部屋をキレイにしてから帰るようにしましょう。
帰るギリギリの時間までおしゃべりをして「もう帰らなくちゃ」と片付けもせずに帰られてしまったら、相手としては、もう家に呼びたくなくなってしまうかもしれませんよね。「楽しかった!」とお互いに思えるように、片づけまでしっかり行いましょう。
育児仲間のリフレッシュ会、マナーを守って楽しもう!
ママ会は、育児を頑張る仲間たちがみんなで集まり、リフレッシュを兼ねて子育てを楽しむ会。お互いの悩みを共有したり、みんなの子供たちの成長を楽しんだりする場でもあります。
ランチタイムで開かれることが多く、予算もあまり使わず、気取らずに楽しんでいるママたちが多いようです。初めての時はとても緊張するものですが、お互いにマナーを守って楽しめば、とても楽しい時間になるはずですよ。気を張らずに育児に奮闘する仲間との時間を有意義に過ごしましょう。