妊婦だと避けることが難しいこむら返り。日中でも、睡眠中でも構わずに起こります。実際にこむらが返りが起こってしまった時には少しでも早く適切な対処をすることで収縮を治め、痛みを和らげてくれます。
筋肉が痛むと強くマッサージをしたり、冷やしたりする人がいるかと思いますが、これらの対処は場合によってはこむら返りを悪化させてしまいます。
正しい対処法を身につけて、少しでも早くこむら返りを治しましょう。
1.歩く
こむら返りに限らず足に痙攣が起こると座り込んでしまうケースが多いですが、歩くことが一番のストレッチになります。伸ばすべき場所が自然と伸びて痙攣を和らげてれるので、痛みがあっても立ち上がって歩くようにしてください。
ただし、あまりに激しい痛みで転倒の恐れがあるときは、痛みのピークが過ぎるまで待ってから歩いてください。
2.ふくらはぎを伸ばす
腰を下ろした状態で、こむら返りを起こしている足の指を掴み、ふくらはぎを伸ばすように意識しながら身体側に引っ張ります。
この状態を8秒キープし、元に戻します。これを痛みが和らぐまで繰り返してください。即効性のある対象法となります。
3.温める
こむら返りは筋肉の冷えが原因のケースもあります。炎症を起こしている場合は冷やすことが必要ですが、冷えによって血行不良を起こしている場合は温めることが重要となります。
一番良いのは入浴して下半身全体を温めることですが、こむら返り中の入浴は難しい場合がほとんどです。そんな時は温湿布で温めるのがおすすめです。
こむら返り対策として温湿布を準備しておくと安心です。かわいいデザインの温湿布もたくさんあるので、お気入りを見つけてください。
4.マッサージや足ツボ
患部を優しく摩ったり、こむら返り解消に効果的なツボを押したりすることも痙攣緩和に繋がります。
刺激し過ぎないことが大切なので、マッサージ器具などを使って強く押すことは避けましょう。あくまで筋肉の緊張を解き、血流を促すイメージで優しく行ってください。
詳しいツボの場所は下記の記事を参照してください。
- 中川産婦人科「マタニティ通信(こむらがえりとは?)」NAKAGAWAプラザ(http://www.nakagawa.or.jp/signal01.html)
こむら返りの予防法
こむら返りの予防に効果的なのは、血流を良くするための習慣と、食生活でのミネラルの適正な摂取です。
入浴の習慣やマッサージ習慣、自炊での栄養コントロールで、大きな効果を期待できます。妊娠中は大きなお腹を抱えているので少し動くだけでも億劫になりがちですが、辛いこむら返りを予防するためにぜひ実勢してみてください。
1.入浴
シャワーで済まさず、しっかりと浴槽に漬かって全身を温めるようにしてください。血行が良くなり、筋肉が解れてこむら返りの予防に繋がります。
全身浴が厳しい場合には半身浴や足湯でも問題ありません。就寝前に入浴できると更に夜間のこむら返りの予防になります。入浴中に軽くふくらはぎをマッサージするのもおすすめです。