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子供の好奇心を育てよう!2歳〜4歳におすすめの知育絵本8選

知育絵本とは、子供の知識や思考力を伸ばすことを意識して作られた絵本のことです。一般的な絵本にも、子供の成長を促してくれるものはたくさんありますが、知育絵本ではより高い効果が期待できます。赤ちゃんぽい様子が抜け、自分でできることも増えてくる2歳~4歳の頃。兄弟やお友達とのかかわりも増え、身の周りへの関心も強くなってくる時期です。そんな子供たちの自立心や好奇心を刺激し、成長を助けてくれる知育絵本をご紹介します。

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知育絵本とは?

「知育」とは、文字通り「知的能力」を「育てる」ことです。

知育の目的は、知識を蓄え、それを活かして考えを広げたり、判断や想像をしたりするといった「自分で考える能力」を育むことです。

知育絵本とは、子供の考える力を育むことを意識して作られた絵本のこと。明るい色遣いや楽しい絵で子供に興味を持たせ、遊びを通して、自然に学ぶことができるようなものが多いです。

たくさんある知育絵本。どれを選べばいいの?

本屋 PIXTA

2歳を過ぎると、言葉を覚え始め、どんどんお話ができるようになってきます。自分でやってみたいという意欲も育ち、「赤ちゃん」から「子供」へと成長する時期でもあります。

3歳頃からは自分でできることも増え、自立心や知識欲も旺盛になってきます。また、兄弟やお友達とのかかわりも増えて、身の周りの社会が広がる時期となってきます。

知育絵本には様々なものがありますが、こういった成長に伴う意欲を刺激し、知る喜び、考える喜びが味わえるような絵本を探してあげましょう。まずは身近な生活を題材にしたものを中心に、子供自身が興味の湧く絵本を選んでみるのがいいですね。

勉強のためだけでなく、親子のコミュニケーション手段の一つとしても使うことができます。おすすめの8冊をご紹介します。

1.リズミカルな言葉遊びの本「あいうえおはよう」

あいうえおはよう [ 西巻茅子 ]

「あいうえおはよう かきくけこぶた さしすせそろって たちつてとんだ」。リズムの良い言葉で、三つ子のこぶたの楽しい一日が展開していきます。

文章にリズム感があるので、自然と口ずさんでしまうような絵本です。文字が読めない小さい子でも、何度か読むうちに覚えてしまうという声も。

絵と文章が刺繍やアップリケで描かれており、ほんわかと温かい雰囲気が漂います。

ひらがなへの導入におすすめの一冊。小さいうちから触れ始めることで、ひらがなに興味をもちやすくなります。

2.数を理解するための最初の一冊「かずをかぞえる」

かずをかぞえる [ 五味太郎 ]

「ことりが1わ はなが1りん」。1ページの中に描かれているのは、1本の指にとまる小鳥と一輪の花、一つの丸と数字の1。次のページには「とんぼが2ひき えんぴつが2ほん」。

実際に数えるものの絵と、その数を表す指と丸、数字が一度に描かれ、そして数え方を文章で教えてくれます。

五味太郎さんの、カラフルで素朴なイラストも素敵な一冊。親子で会話を楽しみながら、感覚的に数に触れられる絵本です。

3.楽しみながら運筆練習も!「どうぶつめいろえん」

どうぶつめいろえん [ 園田トト ]

迷路遊びは運筆力を高めるのにおすすめです。運筆とは、文字を書くための筆の運びのこと。運筆力を高めてあげれば、ひらがなや数字など、文字の上達にもつながります。

この本には動物園でお馴染みの動物が、たくさん登場します。知っている動物の体が迷路になっているから、初めての挑戦にもぴったり。小さい子も喜んでたどってくれそうです。

楽しみながら自然に、文字を書く基本を養うことができます。

4.「はとのクルックのとけいえほん」は時計学習の導入に

はとのクルックのとけいえほん 1分きざみで時計がよめる [ 立野恵子 ]

デジタル時計の普及に伴い、最近は、アナログ時計に触れる機会が少なくなっています。ところが小学校の授業では、今でもアナログ時計を使っての、時計の読み方学習があります。

この本に付いている時計には、文字盤に1分ごとの目盛りと数字が書かれています。本の中のストーリーに合わせて時計の針を回し、指している数字を読むことで時刻がわかる仕組み。時計の進み方を体感でき、時間の表し方もわかりやすい、時計学習の導入にぴったりの一冊です。

すぐに時計が読めなくても、時計の仕組みがわかっていれば、小学校での学習もスムーズに進めることができますよ。

5.生き物や色彩に興味が出てきたら「色わけいきものずかん」

色わけいきものずかん [ アンドレ・ボス ]

生き物の色に注目した、カラフルな絵本図鑑です。

この図鑑の特徴は、生き物の分類の仕方にあります。約250種の生き物が、「あかのなかま」「みどりのなかま」など、色に分けて紹介されています。

身の周りの色や生き物に興味を持ち始めた幼児期に、はじめての図鑑としてもおすすめです。

見開きに集められているのは同じ色の生き物たち。自然の持つ鮮やかさを、改めて感じることのできる美しい図鑑です。

6.親子で地図を旅しよう「にっぽんのちずえほん」

にっぽんのちずえほん (スキンシップ絵本) [ 童公佳 ]

日本各地の特産物や観光名所などが、可愛い絵とひらがなで紹介されています。旅行に行った場所や、テレビで紹介された名所などを、親子で探すのも楽しいです。

地図を一緒に楽しみながら、日本の知識が自然と身についていく一冊。ママが知らなかったようなことも、載っているかもしれません。

将来、地図を覚える頃に向けて、興味の芽を育ててあげましょう。

7.「ミッケ!(1)いつまでもあそべるかくれんぼ絵本」で集中力や観察力を養う

ミッケ!(1) いつまでもあそべるかくれんぼ絵本 [ ウォルター・ウィック ]

世界中で人気の、探し物絵本。幼稚園などでも子供たちに大人気のようですから、ご存知の方も多いのではないでしょうか。たくさんの小物達の中から、指示にあるものを探していくという、ゲーム感覚あふれる本です。

探し絵は、集中力や観察力を鍛えるのに効果的。普段の生活では、なかなか触れることができないものに出会えるのも、外国の本ならではの魅力ですね。新しいものの名前もたくさん覚えられそうです。

スタンダードな「ミッケ!」シリーズの他、上級者向けの「チャレンジミッケ!」や、持ち歩きにも便利なサイズで、少し易しめの「ちっちゃなミッケ!」などシリーズ展開も豊富です。

8.子供の発想を楽しみたい「中を そうぞうしてみよ」

中をそうぞうしてみよ (かがくのとも絵本) [ 佐藤雅彦 ]

椅子や貯金箱など、身近にあるものの中を想像し、次ページのX線写真で答えを合わせます。「ピタゴラスイッチ」監修の、佐藤雅彦さんによる写真絵本です。

写真はいつもよく見ているけれど、普段は中が見えないもの。次のページに出てくる答えを親子で一緒に想像してみましょう。正解するのも楽しみですが、せっかくなら、子供ならではの発想を期待したいところ。そこから話を膨らませるのも楽しいですね。

想像力や発想力が鍛えられる一冊です。

知育絵本の力も借りて、じっくり子育てを楽しみましょう

絵本 PIXTA

2歳~4歳の就学前の子供におすすめの、知育絵本をご紹介しました。

間違えたくないのは、これらの知育絵本を読んだからといって、すぐに何でもできるようにはならないということです。

幼児期の知育とは、いわば準備運動。これから学校へ行くようになったとき、社会に出たときに、柔軟に対応できる脳を作るための下準備だと思ってください。

子育ては長い視点が大事。知育絵本も、ゆっくり成長していく子供との時間を充実させるための、一つの手段です。絵本を通じて、親子のコミュニケーションを楽しみましょう。

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