食事にパンやホットケーキなどを出すと、すぐさま手でちぎり始めて次々とお団子状にしていく…経験ありませんか?ささっとご飯を食べ終わってほしい時に限ってやられてしまい、ママのイライラが爆発!という風景が目に浮かびます。
私自身、小さい頃によく食べ物で遊んで母親に怒られていましたが、振り返ってみると母親の真似をして自分で料理をしていたつもりになっていたのかも…と思います。
前述しましたが、子供にとって一番身近な親は憧れの存在です。身だしなみや持ち物もそうですが、親がやっている事も「やってみたい!」と感じるもの。ママが料理をしている→自分もやりたい→危ないから駄目と言われた→じゃあ目の前の食べ物で真似してみよう、という流れになるのも考えてみたらなるほどな、と思えます。
子供がいたずらをしていると、つい頭ごなしにダメ!と言ってしまいがちですが、「何でそんな事をしてみたいと思ったの?」と聞いてみると、いたずらを解決する糸口が意外な視点から見つかるかもしれませんね。
6.食器類を楽器にして遊ぶ
こちらも食事中によくありがちないたずら。お箸やフォークでお茶碗などをひたすら叩いて大喜び!次第に1曲歌いだす位ノリノリになってしまうともう収拾がつかなくなりママ激怒。食器を割ってしまう、中のご飯をこぼしてしまう等の危険と隣り合わせなので、ママの怒りもごもっともです。
しかし、ママ達も小さい頃食器を叩いて遊んだ事ありませんか?手に持つ物を変えた時、食器が空の時と中身が入っている時で聞こえる音が違う!と気づいた瞬間、私自身ものすごく感動したのを覚えています。
些細な事から興味を広げている真っ最中なのだと捉えれば本当に微笑ましいのですが、だったら食事中でなく後でやってくれ〜!食器でなく空箱とかでやってくれ〜!と思ってしまうのが本音でもありますよね。
7.わざと高い所・危ない所からジャンプしようとする
突然「お母さん見てて〜!」と言われ、ふと見ると子供がものすごく危ない所からジャンプしようとしていて大慌て、という経験ありませんか?
きちんとジャンプできて「ほら、できたでしょ?」とドヤ顔されるのはまだいいものの、「危ないからやめなさい!」という制止の声に反応してわざと何回もジャンプする素振りをされたり、急に怖くなって「降りられない〜!」と号泣されたりするとママは一気にげんなり…。けがをしてほしくないからこそ、やめてくれって思いますよね。
でも、小さい頃今までできなかったことができるようになった時「お母さんに見せたい!」と思っていた方はきっと多いはず。お母さんに「すごいね!できるようになったね!」と言ってもらえるのって本当にうれしかったし誇らしく思えるんですよね。
そう思うと、もちろんけがなどには十分気をつけさせつつ、時には少し冒険をさせながらたくさん褒めないといけないかな…と考えさせられます。
いたずらの積み重ねは将来、子供自身の糧になる
聖人君子でない限り、日々のいたずらに対して目くじらを立てないということは不可能なですし、子供がいたずらをした時に怒らない・叱らないというのも正解とは言えません。怒る・叱る行為も大事な親の役目です。
ですが、少し自分に余裕がある時、自分がいたずらをしていた頃のことを思い出してみませんか?
みなさんのお母さんも、みなさんのするいたずらを全否定することなく、時には怒り、時には目を瞑って黙認してくれていたのではないでしょうか。
いたずらを積み重ねる中で学んだ経験は、きっと子供にとって糧になります。自分自身もやったことがあるしやる理由もなんとなく分かるから、少し大目に見る…というスタンスもたまには大事なのかもしれませんね。










