目的別口座を利用する
目的別預金サービスとは、住信SBIネット銀行が提供しているサービス。口座開設の際に作成する代表口座の他に、自分で口座名をつけて管理するという仕組みです。
例えば、親名義の代表口座を児童手当の振込先にしておき、子供の名前をつけた目的別口座へ移して別途管理できます。代表口座以外は個別の口座番号がなく、ATMでお金を引き出すことができないため、うっかり使ってしまうというリスクがありません。
この方法のメリットは、口座自体は一つあればよい点。同じ名義とはいえ、複数の銀行や口座があると把握しにくいものです。同一口座の中身を目的別に色分けでき、管理が楽という側面もあります。
- じぶん銀行「定額自動入金サービス」(http://www.jibunbank.co.jp/service/money_order/,2017年7月25日最終閲覧)
- 住信SBIネット銀行「 定額自動入金サービス」(https://www.netbk.co.jp/wpl/NBGate/i900500CT/PD/shouhin_teigakujidou,2017年7月25日最終閲覧)
- ジャパンネット銀行「定額自動入金サービス」(http://www.japannetbank.co.jp/service/payment/auto_received/index.html,2017年7月25日最終閲覧)
- 住信SBIネット銀行「目的別口座」(https://www.netbk.co.jp/wpl/NBGate/i900500CT/PD/shouhin_moku_01,2017年7月25日最終閲覧)
児童手当だけでも自動的に貯金へまわす仕組みづくりを
子供の教育費をどのように貯金すればよいのかというのは、親にとって悩ましい問題です。まずは、支給される児童手当をしっかり貯金にまわすという仕組み作りをしませんか?
ご紹介した通り、児童手当を満額貯金すれば約200万円。中学校以降の教育費として、安心できる金額ではありませんが、いったん仕組みができればあとは自動的に貯まっていきます。生活を切り詰めるなどしなくても、「約200万円はある」と思うだけで少し安心できるかもしれませんね。
<鈴木さや子さんプロフィール>
1級ファイナンシャルプランニング技能士・CFP(R)・キャリアカウンセラー。家族が笑顔になれるための生活に役立つお金の知識を、主に女性向けに、セミナーやコラム記事などを通じて情報発信。保険などの商品を一切販売しないFPとして活動中。
専門は教育費・保険・住宅ローン・マネー&キャリア教育、確定拠出年金。女性の心に寄り添う個人相談にも力を入れている。企業講演の他、小・中学校や地域コミュニティなどでの講演やワークショップなど、保護者や親子向けイベントも行う。中学生・小学生の母。
また、女性に特化して相談・講演を行う「みらい女性倶楽部」も運営。同団体での活動は、加入サポートや相談など主にiDeCoに関する情報発信をしている。






