30代の子育て世帯。みんなどのくらい貯金してるの?
小さな子供がいるママたちの中には「なかなか貯金がたまらない」とお悩みの方も多いはず。
それもそのはず、産後は、結婚式や新婚旅行、出産などの大きな出費のダメージが残っているうえ、マイカーやマイホームなどの購入に踏み切る人もいて、お金が出ていきやすい時期です。
なかなか貯金が増えず、「まわりの子育て世帯はどのくらい貯金しているもの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
そんな中、金融広報中央委員会が「家計の金融行動に関する世論調査(2014年)」を行い、30代ファミリーの平均貯蓄額を発表しました。
30代ファミリーの預貯金平均額は「370万円」!
この調査によると、30歳代ファミリーの預貯金の平均は「370万円」。
年齢を問わない全ファミリー世帯の平均「948万円」の半分以下の金額でした。
(※どちらも、保険・株式・投資信託など預貯金以外の金融資産は含みません)
家のローンを抱えている人も多い
また、30代のファミリー世帯は借入金が多いのも特徴的です。
平均年間返済額は40万円。1カ月につき3万4,000円ほどをローン返済のために使っている家庭が多いようです。
貯金するのは「子どもの教育資金」のため
また、貯蓄目的として最も多く挙げられたのは「子どもの教育資金」でした。
子供に高い水準の教育を受けさせたいという親心が見てとれます。
ちなみにそれ以外の目的では「病気や災害への備え」「老後の生活資金」などが目立ちました。
子育て世代に有効なのは「先取り貯金」?
結婚式や出産に伴う大きな出費、車や家のローン返済を抱えている若い子育て世帯にとって、貯金を増やしていくことは簡単ではありません。
給与の天引きや財形貯蓄などの「先取り貯蓄」を賢く使って、地道に貯金を増やしていくのが最善の方法なのかもしれません。