お年玉の管理方法
お年玉を複数の人からもらった場合は、合計するとそれなりの額になります。すべて使ってしまうか、子どもの将来のために残すか、悩むこともあるでしょう。
子どもが小さいうちは親がお年玉の管理をしなくてはいけません。もし使わずに貯金をしておく場合、その管理方法についてお伝えします。
子ども名義の専用口座を作成
お年玉を子ども名義の口座に貯金する方法です。子ども名義の銀行口座がなければ、お年玉をもらったことをきっかけに作成してみましょう。子ども名義の口座を、親が代理で作成できる銀行もあります。
全額貯金してもよいですし、一部を貯金するのもよいでしょう。いずれ子どもが自己管理できるようになった際にまとめて渡そうと考えるのであれば、教育費用にためている通帳と分けるとわかりやすいでしょう。
管理ノートに記録
誰からいくらいただいたのか、〇〇年は合計でいくらだったのか、頭で記憶しておける人は少ないでしょう。そこで管理ノートに記録しておく方法がおすすめです。
管理ノートをつける場合は、お年玉以外にもお食い初めや七五三といったイベントごとにいただいたお祝儀も含めて、子どものお金について一括でまとめることも可能。
このように記録してくことで、今までお年玉やご祝儀をくれた人に子どもができた際、同じ額を渡すなど失礼のない対応ができます。紙のノートでなくても、スマホのメモなどに記録しておくだけでも十分でしょう。面倒が少ない方法で管理すると長く続けられそうです。
- 楽天銀行「子供名義の銀行口座開設」(https://www.rakuten-bank.co.jp/account/jyoshi/baby/,2020年11月30日最終閲覧)
- 三井住友銀行「お子さまの口座開設」(https://www.smbc.co.jp/kojin/special/kodomo_koza/,2020年11月30日最終閲覧)
お年玉の使い道
お年玉をあげた側からすると、「子どものために使ってほしい」と考えるのが普通です。ぜひ子どものために使い道を考えてあげましょう。
子どもが欲しがるものを購入
新年は初売りやセールなどで、おもちゃ売り場はにぎわいます。おもちゃ屋さんに行き、どれが欲しいか選ばせてあげると、子どもは喜ぶことでしょう。
おもちゃでなくても、お菓子や絵本など、子どもが好きなものを買ってあげましょう。少し大きくなったら、お年玉袋から自分で支払いをさせることでお金の価値やいただいたことへの感謝の気持ちが生まれやすくなるでしょう。
その年にある子どもの行事に使う
七五三や入園式、家族写真の撮影など、行事がその年に控えているのであれば、行事費用にあてるのもよいでしょう。
七五三の衣装代や入園式のグッズ、撮影費用も意外と高額になることもあるため家計としても助かりますよね。子どもが「これを着たい!」と言ったものをかなえてあげれば、子どもが喜ぶことにもつながります。
レジャーに使う
お出かけや旅行などのレジャーにお年玉をあてることもよいでしょう。子どもが楽しめるところに行くことができれば最高です。子どもは体験を通してたくさんのことを学びます。子どもの経験になるため、有意義な使い方ですね。
受験や教育資金にあてる
子どもが小さいうちは、好きなおもちゃなどを買ってあげるのも一つですが、成長し受験などがあったときの教育資金として活用するのもおすすめです。
子どもは成長とともに、かかってくるお金の種類や額には変化していきます。中学受験や高校受験といった場合は必要経費も万単位となる可能性があるので、そのときまで使わないでおくのもよいでしょう。
まずは夫婦で相談を
子どもが小さいうちは、お金の管理や使い方は親に主導権があります。しかし、パパとママで考え方が違うと夫婦げんかになったり子どもが混乱したりしてしまうことも。
まずは夫婦で「お年玉をどう管理するか」話し合ってみましょう。子どもが成長したら、子どもも含めて家族で「どう使うか」話しましょう。そのときにお金の大切さも伝えられるとベストです。