子供の習い事ってどうしたら良いの?
子供の習い事って種類は無限にあるし、何をさせれば良いか分からない、どの習い事ならためになるのかなども分からないですよね。
今は小学校に入る前から習い事をしている子供が多くいます。昔は自分が習い事をできなかったことや叶えることができなかった夢を子供にさせている親も多くいます。
子供への習い事はいつから始める?いくつぐらい?費用は?など、習い事について気になることを調べてみました。
いつから習い事を始めるの?
幼稚園や保育園に通い始めた3歳くらいから習い事に通わせ始める親が最も多く、7割以上の子供が4歳になるまでには習い事を始めています。
今は小学校に入ってから始めるのでは遅すぎる、幼稚園や保育園の入園までには始めるという考えの親がほとんどです。
いくつ習い事するの?
子供の将来を考えると何個も習い事をさせたほうが良いと思ってしまい、いくつもさせたくなってしまいますよね。
でもそれでは毎日通い詰めになってしまい、友達と遊ぶ時間がなくなってしまいます。
ママたちの中では、子供達には3種類の習い事を週に1回ずつ通わせることが平均的になっているようです。
たとえば平日に2日間通い、土日のどちらか1日に通えばバランスも良く、遊ぶ時間も取れ、子供も集中して習い事に通うことができますので良いかもしれませんね。
習い事にかかる平均費用ってどれくらい?
習い事にかかる費用は、家庭や兄弟の人数によって違いはありますが、平均でだいたい約5,000円~15,000円になります。
幼稚園にお子さんを通わせているご家庭では、幼稚園料以外に公立で約84,000円、私立で約151,000円程度の費用をかけており、これを月単位にすれば、約7,000円~13,000円となるのです。
習い事をすることのメリット・デメリット
昔は習い事に通っている子供は今ほどは多くなかったのに、今はこんなにたくさん習い事をしている子供達が増えました。
でも習い事は良い事ばかりではなく、あまり良くないこともあります。メリット・デメリットで比べてみましょう。
メリット
- 多くのことを学ばせてあげられる
- 幼稚園や学校以外でも友達ができる
- 自分で教えることができないことも教えてもらえる
習い事の種類は豊富にありますので、子供にばかり選ばせても良くないという意見もありますが、基本的には子供のやりたいことを習わせてあげることが大事です。
友達が増えると進級するときに小学校や中学校でも、同じ習い事友達がいると不安も少なくなり安心できます。
デメリット
- 帰りが遅くなる
- 遊ぶ時間が減る
- 費用が高い
幼稚園の時はママも一緒に習い事に参加することも多いですが、小学生以上になると帰宅時間が遅くなることはとても不安ですよね。
送り迎えをしているママが今はほとんどです。それに加えて費用が高いというところは習い事をさせるうえで大きな問題となっていることが多いです。
人気の習い事と気になるその費用
子供に習い事をさせるとき、世間ではどの習い事が人気なのか?どのくらいの費用をみんな掛けているのか?気になりますよね!
よく知られているのは、発表会があるピアノやバレエなどは、月謝と別で参加費用やチケット代、衣装代等が必要になり、費用が高くなるということです。
今回は人気で気になる習い事とその一般的な費用を探ってみました。
1.スイミング
男女ともに人気なのがスイミングです。泳ぎを学ぶことはもちろんのこと、体力作り、子供のストレス発散にも良く、費用もリーズナブルです。
スイミングを習い始めるきっかけや目的は、喘息が良くなるようにという体力向上などの目的、水の苦手意識を克服させたい、海やレジャーを楽しめるよう水に慣れさせておきたいなど様々です。
ある程度泳げるようになると「25mを何秒で泳ぐ」など、自分の目標に向かって練習するという観念も身につけることができます。
1歳未満からママと始めるベビースイミングも人気です。
費用
月謝:5,000円~7,000円程度(週1回)
その他:水着、キャップ、スクールバッグ、バスタオル等規定のものを買う場合もあります
2.英語・英会話
英語教育強化の方針により、小学生から英語を取り入れるということが2013年に発表されました。これにより、英語・英会話人気も上昇しています。
その影響もあるのか、小学校就学前に習うお子さんが増えており、小学校の授業が始まる頃には差がついていては困るという親心もあるようです。
0歳から始められることもあり、英語に慣れ親しむための英会話+リトミック、絵本や英語の歌、ゲームを取り入れながら学ぶスタイルのものもあります。
個人で教えているスクールは比較的安価ですが、大手や児童英検の合格率など実績があるスクールは費用がかさむようです。
費用
月謝:6,000円~10,000円程度(週1回)
その他:テキスト代等かかる場合もあります
3.学習塾・幼児教室
お受験対策のため、小学校に入るまでに勉強をする習慣づくりのため、才能を引き出すためと目的や内容は様々なので、費用の差が出やすいのが学習塾や幼児教室です。
知恵のおけいこから、体操・運動、集団行動など、様々な科目が授業に組み込まれており、お受験を受ける子供のほとんどが幼児教室に通っています。
種類もたくさんあり、親が昔していたということから人気の公文、独自のカリキュラムの「七田式」「くぼたのうけん」、子供の潜在能力を引き出す「レゴ エデュケーション センター」などがあります。
費用
月謝:5,000~15,000円程度(週1回)、お受験対策だと30,000~60,000円程度(週1回)
その他:教材、問題集代、模試代、特別講座代などがかかる場合もあります
4.ピアノ
ピアノを弾けるようになるということだけでなく、理由は様々あり、リズム打ちや音感、感受性や感情、表現力を養ってほしい、音符が読めるようになってほしいという意見が多くありました。
音楽が好きになってほしい、自分もやっていたからという理由もありますが、塾やドリルなどでたくさん左脳を使ったら、ピアノで右脳を使って気分転換をするためにという理由もありました。
女の子から特に人気で、子供もピアノが好きで続けている子が多いようです。
また、お友達がやっているから自分もやりたい、幼稚園・保育園の先生に憧れてなど、子供の側からやりたいと始めることも多いようです。
費用
月謝:6,000~10,000円程度(週1回)
その他:教材、楽譜、発表会がある場合は衣装代もかかる場合があります
5.体育・体操
幼稚園や保育園で体を動かす機会が少ない、公園に連れて行く代わりに何かを身に着けさせたい、体力向上のためなどもっと思い切り体を動かしてほしいと願う親からの人気が高いようです。
比較的男の子に人気のようで、ルールや順番を守る、先生の言うことを理解して動いてみるなど運動能力以外も向上するメリットがあります。
またお受験対策として、入試には運動や体操のテストが含まれる小学校も多いため、体操や体育を習うようです。
実際に体を使って学ぶことができる体操や運動は、子供にとっても楽しい習い事のようです。体力もつくので、一石二鳥!
費用
月謝:5,000~7,000円程度(週1回)
その他:体操服、運動靴、スクールバッグ等規定のものを買う場合もあります
6.サッカー
男の子に人気の習い事です。一緒に遊びたいというパパの要望、お友達と一緒に遊べるようにという子供の要望から始めることが多いようです。
ボールを蹴るばかりではなく、走ることも多いので体力もつき、チームプレーを通してルールを学び、団体行動やコミュニケーション能力も磨かれます。
先生に教わることや、教わって初めてできることもたくさん経験でてきますので、運動以外の向上も期待できます。
サッカーを習うことで、子供の将来の夢がサッカー選手になったという子供も多いようです。
費用
月謝:5,000~7,000円(クラブチーム)、2,000~3,000円(地域のチームなど)
その他:ユニフォーム、シューズ、ボール、バッグ、水筒などの他に遠征費やキャンプ代などがかかる場合もあります
7.習字・書道
親世代が子供の頃には定番の習い事だった習字はやはり人気があります。
字は一生の財産として習わせることもありますが、「集中力がつく」「姿勢が良くなる」「礼儀作法が身に付く」など字がきれいになること以外のメリットを期待する声も多数あります。
また、幼児のうちは字に対する興味もあり、先生に褒められると字を早く覚えやすいというメリットもあります。
上達が目に見えてわかりやすいので、子供たちも達成感を得やすいく、続けるうえでのモチベーションにもなります。日本の伝統文化に触れることもよい経験になりますね。
費用
月謝:6,000~8,000円
その他:習字道具、用紙、検定料、展覧会出展料などがかかる場合も
8.バレエ
体操や運動の習い事に並んで、女の子に人気なのがバレエです。人前で踊るので、表現力の向上やあがり症の克服やスタイルをよくするため、など目的も様々です。
姿勢や挨拶を厳しく指導するバレエ教室も多くありますので挨拶や正しい姿勢もしっかり身につくと、親たちにも好評です。
月謝は他の習い事と同じ位ではありますが、発表会ともなると話は別。教室の規模や内容によって様々ですが、一年に一度は発表会が行われることが多いようです。
施設利用料、衣装代、写真撮影代など数万円~数十万円とも言われています。教室によってはチケットのノルマがある場合もあり、入る前に様々な確認が必要となります。
費用
月謝:7,000~15,000円
その他:練習着、シューズ、発表会や衣装5万~20万円
9.ダンス
2012年度より中学1年生、2年生時にダンスが必須科目となりました。そこで一気に人気が高まったのがダンススクールです。
中学校に入ってから、急にダンスを踊るようにといわれても、それまでに全く経験がないと、戸惑ってしまうために習わせる親も多いようです。
ダンスブームも影響して「ヒップホップ」を習う子供たちも増えてきて、リズム感などの音楽面と、身体の柔軟性や俊敏性といった運動面の両方の能力を養うことができます。
女の子には「チアダンス」も人気で協調性や表現力の向上を目的に始められる方も多いようです。
費用
月謝:5,000~8,000円
その他:衣装代、ダンスシューズ代などがかかる場合もあります
10.リトミック・音楽教室
リトミックとは音楽を使いながら、リズム感・集中力・創造力を向上させ、身体的・感覚的・知的の育成を行うことです。
幼稚園の方針として既にリトミックを取り入れているところも多くあるほどですので、初めてのポピュラーな習い事です。
体験レッスンで子供が楽しんでいる様子を見て、習わせることを決意する人も多くいます。
赤ちゃんから始められる「親子リトミック」から音楽の内容もレベルがグンと上がった「幼児リトミック」、英語と組み合わせた「英語リトミック」までコースが分けられていることが多いです。
費用
月謝:3,000~6,000円
その他:テキスト代などがかかる場合もあります
11.絵画教室
「対象物をよく見る力」、「観察する力」、そして「表現する力」が養われるという絵画。まだ言葉で詳細な説明ができない幼稚園生にとって、思ったこと感じたことを100%表現できるのが絵。
少し珍しい習い事のようにも感じますが幼稚園での製作時間や家で何かを書いたり作ったりすることが好きな子供には人気の習い事です。
小学校お受験用の絵画教室もあるようです。お受験では絵のほかにもねんどの造形や工作、油絵、書いたものに対するディスカッションなどがありますので、いろいろな項目を取り入れています。
月謝:6,000~10,000円
その他:キャンバスやインク、粘土代などがかかる場合もあります
楽しく続けていくために
どんな習い事でもスクールの内容や規模によって費用は大きく変わります。
こんなはずじゃなかったということにならないために、資料請求、施設見学、スクール体験などの制度を上手に利用し、子供が習い事を楽しく続けられるようにしましょう。
そのためにも親は必要に応じてサポートしていくことが大切ですね。