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記事提供:スゴいい保育

集団保育になじめない娘。心配する母に保育園の先生がかけてくれた言葉

一言に保育と言っても保育も色々、関わり方も人それぞれ。読者の方の保育にまつわるエピソードをご紹介する「保育とわたし」。今回は、5歳の娘さんと1歳の息子さんを育てる、30代共働き女性のエピソードです。

画像:sugoii.florence.or.jp

「どうしても保育園に行きたくない」と泣き叫ぶ娘さんと、後ろ髪を引かれる想いで仕事に行くお母さん。その様子を見ていたベテランの先生は、その日、迎えに来たお母さんに声をかけます。その内容とは……。

幼児クラスになり、「お兄さん・お姉さん」の生活にプレッシャーを感じている娘。
毎日がんばって登園していたけれど、ある日「どうしても保育園に行きたくない」と泣いて泣いて。
本当は休ませてあげたかった。でも、仕事も休めない日で無理やり園に連れて行きました。

泣き叫ぶ娘を置いて、自分も涙をこらえながら仕事に向かいました。

その日、ドキドキしながらお迎えに行ったら、やっぱり娘は集団行動には入れなかったそうです。でも、先生がプライベートな自転車に娘を乗せて、系列園に遊びに連れ出してくれたことを知りました。
「明日も先生と2人で遊んでもいいし、別の園に行きたかったらまた先生とお出かけしてもいいから、おいで」って言ってくれました。
そしたら娘、すごく気が楽になったみたいで、翌日からは集団生活に入れるようになりました!

お迎えのときに、そのベテランの先生が心配して面談してくださったんですけど、早くお迎えに行けなかったり、習い事を他の子と同じようにできないことを相談したら、「集団生活は他の子と同じことができるようになることじゃない。他の子と自分は違うんだ。お父さんがいない子、兄弟がいる子といない子、色んな子がいることを学ぶことなんです」と言ってくださって。
とにかく「働いている自分にはできないこと」にばかり目がいっていた私は、なんだか目からウロコが落ちて、すごく楽になりました。

先生がいなかったら、きっと私は仕事を辞める決断をしていたと思います。
先生、あのときは本当にありがとうございました!お陰で今はお友達とも楽しく遊べています! ※1

(登場する場所・名前・所属などは編集部により架空のものに差し替えています。)

毎日忙しく働くお父さん・お母さんは、時に子供に向き合う時間が足りないのではないかと、自分を責めたくなることもあるのではないでしょうか。

そんな時、子どもの成長を支えるだけでなく、親の気持ちにも寄り添ってくれる保育園の先生の存在は、本当にありがたいですよね。

子どもだけでなく、親もまた、保育者とのやり取りを通して学んだり、気づきを得たりする。それがよくわかるエピソードだと思います。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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